レバレッジドバイアウト (ればれっじどばいあうと )

レバレッジドバイアウトとは企業買収の手法の一つで、LBOとも略されます。 具体的には、買収を計画している企業が買収先の資産やキャッシュフローを担保に資金を調達し、買収後に資産の売却などを行うことによってキャッシュフローを増加させ、負債を返済していく手法です。少ない自己資本で大きい資本の企業を買収できることから、テコの原理になぞらえてこのような名前で呼ばれています。 レバレッジドバイアウトの具体的な事例としては、1988年にアメリカのファンドであるKKRがRJRナビスコを買収したものが総額300億ドル超で、世界最大の事例と言われています。ソフトバンクによるボーダフォン買収の際に用いられた手法もLBOでした。 レバレッジドバイアウトの特徴としては、買収先の事業収益などを担保に資金を借り入れるものであり、スポンサーの信用力は関係ないこと、取引の過程にスポンサーや金融機関など様々な関係者が関与することなどが挙げられます。