米連邦準備制度理事会

何か物を買ったり売ったりするときには貨幣や紙幣を用いるのは当たり前のことですが、日本と同じようにアメリカにもそういったお金の流れを監督する組織というものが存在します。 アメリカの担当機関は、米連邦準備制度理事会と呼ばれ、FRBという略称で呼ばれることもあります。 この米連邦準備制度理事会は日本でいう中央銀行に当たり、日本銀行をイメージすれば分かりやすいでしょう。 市中に出回る紙幣の発行や同じく銀行の監督・規制、金融政策の実施を主な業務としています。 米連邦準備制度理事会のトップは、議長と呼ばれ、理事7人のなかから選出されます。それらは大統領が議会の上院の助言と同意に基づき任命されるのです。歴史的な経緯から数ある政府機関のなかで大統領に対して最も独立性を有するとされていて、さらに世界経済に対して与える影響もかなりのものがあるため大統領に次ぐ権力を持った機関と認識されることがめずらしくありません。それだけ重要な組織なのです。