値洗い

今回は株式用語の解説をしたいと思います。普段聞きなれない言葉も、意味をしっかり理解していきましょう。 今回の言葉は「値洗い」です。聞いたことはあるでしょうか?これは保有するポートフォリオの資産価値に対して、時価で再評価を行うことを一般的に値洗いと呼んでいます。例を出して説明いたしますと、金融先物取引では売り建てた場合でも、買い建てた場合のどちらでも最終的には決済しないうちは建て玉が残ります。 これを未決済建て玉と呼び、それを時価で毎日洗いなおすことになっています。結果として各証券会社には評価益や評価損が発生する結果になります。この評価損益に見合う金額というものは、取引所を通して、取引した証券会社間で毎日更新差金として、やり取りすることになっているのです。これを「値洗い制度」と呼んでいます。 株式での取引ではこの他に、証券会社と特殊な金融機関である証券金融会社との間で上記の制度が行われてるのです。