トンカチ
株式用語におけるトンカチについて説明をいたします。初めて聞く方は日曜大工を思い浮かべてしまうこともあるでしょう。
ただここでおけるトンカチという言葉は、株式におけるチャートでの専門用語になります。チャートを見たことがある方は形を思い浮かべてください。チャート上で上影が実態よりも長くて、下影がないものをさします。
陰線、陽線の場合どちらでも、一度、株価を上げて高値をつけてから始値付近まで押し出されたらこの形になります。下影がないということは、つまりそのまま、行って帰ってきたということになります。
上げ途中でこれが出たのなら、その足の中に天井が出た可能性がありますし、陰線ならなおさらです。しかしながら下げ途中で出たのなら、強気で上げてから下げの余力で下げたのか、強気の可能性があり上げに転じる可能性があります。陽線ならその可能性はより高くなるのです、同じ足でも出る状況によって意味が変わりますので、気をつけましょう。