決定係数

株式市場において決定係数は寄与率とも呼ばれることもあり、ファンドの動き方がどの程度ベンチマークに連動しているかを表す割合のことであるが、その詳細な計算方法についてまで正しく理解している方は案外少ないものです。 具体的には相関関数の2乗で算出されるのですけれど、これについては特に初心者の方の場合ですと、それほど気にする必要もない部分と言えるでしょう。 決定係数を100%であると仮定したときに、それに対するファンドの値動きはベンチマークに連動することを利用して考え出された一つの指標のようなものです。 値動きをなるべく正しく分析した上で予想していきたいという方にとっては、決して無視はできない数字となることも確かではありますが、決定係数のみをもって予測しうる範囲というものは限られています。 何よりも重要であるのは一つの値だけから分析していくのではなく、あらゆる方面からアプローチした上で予測していくことになります。