出合い

売り手と買い手の希望が一致しなければ売買契約が成立しないことは、株の世界においてもまったく同様のことが言えます。売り手にしてみれば売りたい株数や値も様々でしょうし、買い手からしてみれば当然予算の都合もあるので買いたい範囲は限られてくることになります。 そういった各々の希望が合致することによって売買契約が成立して初めて、それを出合いがつくというように表現したりするのです。 要するに株の世界では出合いという言葉を用いて売買契約成立のことをそう呼んでいるだけに過ぎず、意味合いとしては我々の日常生活で商品を購入するそれと何ら変わりありません。 何気なく商品を購入する際にも自然と売り手と買い手の希望が合致しているからこそ、その値段で販売されている物を買おうと我々は思うわけです。 これが株の場合ですと少々方法としては回りくどくなるものの、本質的には売買契約の中の一つの形であることに違いはないのですから難しく考えすぎる必要はないのです。