ウォール街 (うぉーるがい )
ウォール街は現在でも、アメリカ合衆国の金融経済の象徴として例えられることが多いです。ニューヨーク証券取引所をはじめとした多くの金融機関がウォール街を拠点とし、経済活動をおこなっていたからです。
ウォール街と呼ばれる地域は、実際はかなり狭い地域でニューヨーク州ニューヨーク市のマンハッタン南部にある細い通りでしかありません。
かつては、映画にもなったアメリカの金融の象徴でしたが、時代の流れとともに多くの金融機関が、他の土地へと移転をはじめ、現在は金融の中心地とは呼べなくなってきているかもしれません。
歴史はかなり古く400年前アメリカの入植時代に、ニューアムステルダムを管轄していたオランダの南インド会社が、イングランド人や、ネイティブアメリカンの襲撃に備え、この地に頑強な壁(ウォール)を設置したことが、この街の名前の由来となっています。18世紀には壁は解体されましたが、その後材木取引の中心として、投資家や商人が集まり、次第にアメリカ経済の中心地として発展しました。