アノマリー (あのまりー )
マーケットにおいて具体的な根拠が無いものの、予測が当たりやすい経験則のことをアノマリーといいます。
既存の投資理論では証明のできない価格形成や動きがあり、合理的ではないものの知識として仕入れておくことでパフォーマンスが向上する可能性があります。またアノマリーには時期性と銘柄属性があります。
具体例としては時期性に関しては12月の株価が安く1月の株価が高くなるといった月に関するものや二日から取引が始まる月が荒れるというもの、節分の頃に天井に達した銘柄は彼岸ごろに底値になるなどあります。また国ごとに変動するものもあり、日本の株が4月に上昇しやすいことや、アメリカは10月に安値になりやすく、大統領選挙のサイクルにあわせて株価が変動するなど存在しています。
銘柄に関しては時価総額の小さい銘柄が平均よりも高い収益率をもたらすことやPERの低い銘柄の高い収益率といったものから、利回りの良いものを選ぶことで収益率を上げることができるなどがあります。これらを積極的に利用している投資家も多く存在します。