市場コンセンサスの重要性

投稿日:2018/12/24 最終更新日:2023/03/08
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市場コンセンサスの重要性

株式、債券、為替を始めとする全てのマーケットでは常に、大多数の人が納得する平均的な見解を「市場コンセンサス」と言います。市場コンセンサスは、時間軸の進行と共に、緩やかに変化していきます。

ところが、時々、その市場コンセンサスとは根本的に異なる、斬新な見解が登場することがあります。俄かには信じ難い突拍子もない見解の場合もあるのですが、多くはアナリストからのレポートという形でもたらされます。

そうした異なった見解の発生が、投資行動を起こす良いタイミングになるパターンも少なくありません。

実例を挙げるのは難しいのですが、例えば、深刻な経営危機を迎えているA社は、株価は下落の一途を辿り、無配が続いていたとします。業績回復の兆しも見えず、銘柄Aを投資対象にする理由が全く見当たらない状況です。

ところが、ある日、たった1人の証券アナリストが「銘柄Aの株価は底値にあり、今が絶好の買い場だ」という情報を発信した場合、この情報は市場コンセンサスとは根本的に異なるものになります。

一般に、こうした情報(銘柄Aの買い推奨)が発信された時点では、それが正しいかどうか全くわかりません。まだ(1)の状況だからです。でも、その内容が正しい場合、その情報は(1)→(2)→(3)と徐々に普及していき、(4)の終盤になると大多数の人が「銘柄Aは買いだ」と認識するのです。他の証券アナリストも「銘柄Aは買い」と見解を変えていきます。

ところが、その時には銘柄Aの株価は既に大幅上昇しており、当然、大きな投資成果は期待できなくなっているのです。"It's too late(遅すぎる)"の状況ですね。これは銘柄Aに投資する時の仮定でしたが、売却する時も同様のパターンが散見されます。

この市場コンセンサスを常にウォッチしている証券アナリストは、決して少なくありません。ただ、自分自身の見解が市場コンセンサスと同じだった場合、安心するアナリストと不安になるアナリストの2つのタイプが存在します。

個人投資家に是非とも注目して欲しいのは、後者のほうです。後者のアナリストは、自分自身の投資見解をもう一度洗い直した結果、違った見解に変更するというケースがよくあるのですが、ここで重要なのがそのタイミング(時期)であり、そのスピード(速さ)という訳です。

勿論、大多数の意見(市場コンセンサス)が結果的に正しかったことはよくあります。証券アナリストからの突拍子もない斬新な見解が、常に正しいとは限りません。個人投資家が留意すべきは、個々のアンテナを高くして異質な見解を常にウォッチし、投資行動を起こすときはタイミングよくスピーディーに実行することではないでしょうか。

確かに、そう簡単なことではありませんし、情報の吟味ができるまでには時間を要します。それでも、ある程度の習熟度に達すれば、普及期(4)(マス層)の初期段階くらいで投資行動を起こすことは十分可能です。

多くの証券アナリストは、そうしたトレンドの変化を常に注視しているのです。証券アナリストのレポートを読むことで、個人投資家もトレンドの変化を感じることができるようになると思っています。

執筆:株式会社ナビゲータープラットフォーム 持丸 強志

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持丸 強志(もちまる つよし)氏

経歴
約20年間、国内系と外資系証券会社に所属したセルサイドアナリストとして、自動車セクター(自動車部品を含む)を担当。
現在は、個人投資家向け投資アイデアサイト「Longine(ロンジン、http://www.longine.jp/)」を運営するナビゲータプラットフォームに所属するアナリストとして自動車、自動車部品、機械セクターの企業を中心に調査レポートを執筆中。

 

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