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【第7回】利乗せの仕方 - 川合美智子のFX実践講座

最終更新:2013/06/27 16:03

FX・CFD [川合美智子のFX実践講座]

【第7回】

利乗せの仕方


利乗せ(※)はどんどんやった方が良いと思います。それこそ、トレンドが変わらないうちは、ひたすら利乗せしていった方が良いでしょう。私の場合、トレンドが続いていると判断した場合には、50銭の値幅で、どんどん利乗せをしていきます。

トレンドが続いているかどうかを判断するための材料は、以前にもこのコーナーで触れましたが、ポイント&フィギュアを活用すると良いでしょう。基本的には、200ポイントリバースで追って行けば、トレンドの転換点をある程度把握することもできます。

利乗せで一番注意しなければならないのは、トレンドの転換点を見極めることです。ここを見誤ってしまうと、何のための利乗せだったのかが、分からなくなってしまいます。

たとえば、50銭幅でどんどん利乗せをしていき、最初は調子良くトレンドが続いていたのに、あるところでトレンドの潮目が変わったのを見逃してしまい、大きな損失を被ってしまったというケースは、少なくありません。利乗せをしている時というのは、ポジションがどんどん膨らんでいくので、その分だけ、トレンドがアゲインストに変わった時に、損失の額も大きく膨らむ恐れがあるということには、しっかりと留意しておく必要があります。

また、それと同時に、どのようなタイミングでポジションを清算すれば良いのかということも、重要になってきます。もちろん、トレンドの転換点をきちっと見極めることができれば、その手前で持っているポジションを全額清算することもできますが、上手に天井と大底を見極めることのできる人は、極めてまれだと思います。いや、ほとんどいらっしゃらないでしょう。

したがって、自分自身がどこで撤収するかという基準を、作っておくことが大切です。私の場合は、利乗せでどんどんポジションを積み上げていった後、一番直近に積み上げたポジションに損失が生じたら、その時点で素早く持っているポジションを全額、清算するようにしています。

とにかく利乗せで怖いのは、勇気を振り絞って積み上げてきたポジションが、すべて損失に変わってしまうということです。一度、トレンドが変わり、それに勢いがつくと、なかなか清算したくても出来ない状態にまで追い込まれることがありますから、持っているポジションは素早く、全額清算することを心がけてください。

※利乗せ =既に作った建て玉に利益が乗っている時に、更に建て玉を増やして、利益を増やそうとすること



出所:(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ

(1)2/14の78.50超えでトレンド転換確認。翌日の東京寄り付き(78.41)で買い参入、損切りは2円下の76.50割れに置く。
(2)79.00、79.50、80.00、80.50、2/24の81.00まで利乗せ(持ち値79.73)。
(3)翌27日の80.50割れで一旦利益確定。
(4)3/7の日足が下値抵抗ラインにぶつかったのを見て、
(5)3/8の寄り付き81.36で再び買い参入。損切りは直近の高値から50銭刻みで2円下、79.50割れに置く。82.00、82.50、83.00まで利乗せ。(持ち値82.215)ターゲットを83.50〜84.50として83.50超えで利食いを全て完了。
(6)3/23の日足が短期トレンドラインを切ってトレンド変化の可能性が出たためドル買いは様子見へ。

プロフィール :川合 美智子(かわい みちこ)
株式会社ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ代表取締役兼 外国為替ストラテジスト
 
旧東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。
罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。
 
 

Fanet MoneyLife(掲載日:2012年05月25日)