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退職・年金ナビ [ 40代からはじめるセカンドライフプラン ]
【第5回】
働いて年金を増やす法
第4回では、ゆとりあるセカンドライフを手に入れるひとつの方法として、"リタイア年齢を遅らせる=レイトリタイア"を紹介しました。今回は、働き方が年金に与える影響について考えてみましょう。
- 「おしえて!和泉先生〜年金見込額の計算方法【第2回】」で、ねんきん定期便を活用した年金額の算出方法が紹介されています。既にねんきん定期便が手元に届いた人は、自分の数字で試算してみましょう。年金額が具体的に見えてきます。
- 会社員が受取る老齢厚生年金は、年収が高いほど、また働く期間が長いほど年金が増えるしくみです。つまり、60歳以降も会社員として働き、厚生年金に加入していれば、年金額が増えることになります。
- 例えば45歳の人が60歳で退職するのに比べ、65歳まで延長して5年間、年収約420万円(手取り約350万円)で働くと、65歳以降の年金額は年約12万円増。たとえ毎月1万円でも終身で受取れるので、仮に20年としても約240万円増える見込みです(物価の変動を見込まない場合)。
- ただし、年金を受け取りながら厚生年金に加入して働く場合、一定額以上の収入があると年金の一部が支給停止される「在職老齢年金」というしくみが適用されます。1カ月分の年金額(加給年金は除く)と、年収を12等分した収入(正確には年金計算の基準となる総報酬月額相当額)を足した金額が、60〜64歳の場合は28万円を超えた場合、65歳以降の場合は48万円を超えた場合に、年金が減額される制度です。詳しく試算してみたい方は、弊社サイトのExcelツールをご利用ください。
>>『プラチナ・コンシェルジュ お役立ちツール』:在職老齢年金 - 雇用環境は依然厳しい状況ではありますが、専業主婦やパートの妻が厚生年金に加入できる仕事に就けたなら、妻の年金を増やすことも可能です。老齢基礎年金を受取る資格があれば、厚生年金の加入暦が1カ月でも老齢厚生年金を受け取ることができます。仮に、今後月収20万円程度で5年間勤めた場合、老齢厚生年金は年額約6.5万円、10年間ならその2倍の13万円増える試算です。
- 未来家計簿ではシミュレーションが何通りもできるので、自分自身や家族の働き方を考える場合に役に立ちます。子どもの独立年齢や、住宅ローンの返済期間なども考慮しながら、"must"と"better"の選択肢を導く有効な手段と言えるでしょう。