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ビギナー[外貨預金]
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ビギナー[外貨預金]
ビギナー [ 外貨預金 ]
- 「為替相場が変動する」ことにより損失が発生する危険性を「為替変動リスク」と言いますが、その内容をもう少し詳しく考えてみることにまします。また、最近では、この為替変動リスクを回避する方法も考えられており外貨預金と関係する内容についても考えてみることにしましょう。
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為替変動リスクの本質とは…
- 外貨と円に交換する際に、交換レートである「為替相場」が変動し、円に換算した際に損失が発生する可能性を「為替変動リスク」といいます。日本は石油や食材等を海外から輸入する一方で、車や家電製品などの商品を海外へ輸出していますが、その際に、外国の通貨と日本円を換算する必要があります。商品やサービスの対価を交換するまでには数ヶ月かかることもありますが、その期間中に為替相場が大きく変化した場合には、為替差益や為替差損が発生する事となります。
- 円と米ドルの為替相場の推移を参考に考えてみましょう。
- 円高(1)となった場合:
- 国内で200万円相当の車を1ドル133.52円の相場を参考に、米国内では15000ドルで販売しよう考えていました。販売は好調でしたがその後急激な円高(〜円の価値が高まる)となり、ドルを円に交換する時点であった5ヶ月後1ドル118.07円となっており、日本円に換算すると177万円になってしましました。つまり、23万円相当の損失が発生したことになります。
- 円安(2)となった場合:
- プラスチック加工業者が石油を1ドル103.21円の相場を参考に1億円相当量を輸入し、対価の支払を12ヶ月後とする契約を結びました。ところが、急激な円安(〜円の価値が弱まる)により契約金額を支払う時点では1ドル118.64円となっており、円貨で115百万円相当を支払わなければなりません。つまり、15百万円相当の負担が増加してしまったことになります。
- このように、(1)のように持っていたドルを売って円に換える場合、円高になると損失が発生すること、(2)のようにドルを買って支払いをする場合、円安になると負担が大きくなり損失が発生することを「為替変動リスク」というのです。
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為替変動リスクを避ける方法とは…
- 為替は日々変動していますが、将来のある時点で外貨と円を交換する際の為替レートを前もって確定してしまう「為替予約」という方法があります。つまり、契約によって商品代金の受取や支払の期日が既に決まっている場合、契約日の為替レートを事前に決定してしまえば、為替相場が大きく変動しても損失をこうむることはありません。外貨預金の場合も、満期日における円の手取額を事前に確定する場合は、期日にドルを売って円に換える為替予約を締結する事が可能となります。ただ、予約した相場(〜先物相場といいます)とその時点の相場(〜直物相場といいます)を比較し、直物相場が予約した相場よりも更に円安になっていたとすると、予約をしていない方が受け取る円換算額が多くなるケースもあるため、多少の危険はあるとしても「為替差益」によって儲けようと考えた場合は予約をしない方が良いケースもあります。