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退職・年金ナビ [ 保険の買い方選び方 ]
【第5回】
貯蓄型と掛け捨て型を上手に組み合わせよう
- 必要保障額の算出方法がわかったところで、具体的な備え方の検討に入りましょう。死亡保障を準備するための保険は、大きく「貯蓄型」と「掛け捨て型」に分けられます。
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貯蓄型と掛け捨て型
- 「貯蓄型」の保険には、終身保険と養老保険があります。
- 終身保険は、保障が生涯にわたって続くもので、どんなに長生きしても保障が途切れることがない安心感があります。また、人間はいつか必ず亡くなるため、解約しない限り必ず保険金を受け取ることになりますし、解約した場合は一定の返戻金を受け取ることができます。
- 養老保険は、10年、20年といったように、あらかじめ保険期間が決まっており、その期間内に死亡した場合には死亡保険金が、生存して満期を迎えた場合は満期保険金が支払われる仕組み。生死いずれの場合も一定期間に必ず保険金がもらえるのが魅力で、予定利率が高かった時期には、貯蓄代わりに活用していた人も多くいました。
- 「掛け捨て型」には、定期保険があります。定期保険は、養老保険と同様、一定の期間だけを保障するものですが、満期保険金がありません。つまり、その期間内に死亡や高度障害にならなければ保険金は受け取れず、保険料が掛け捨てになるというわけです。また、よほど保険期間が長くないかぎり、中途解約をしても返戻金はないか、あってもごくわずか。そのぶん、終身保険や養老保険に比べて、保険料が非常に安いというメリットがあります。なお、期間の満了後は、健康状態にかかわらず自動更新され、保険料が上がる仕組みです。
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貯蓄型と掛け捨て型で大きく異なる保険料
- では、貯蓄型である終身保険、養老保険と、掛け捨て型である定期保険の保険料には、どの程度の差があるでしょうか。40歳男性が1,000万円の死亡保障を準備する場合の月額保険料は、終身保険で32,750円(払込期間は60歳までの20年間)、養老保険で41,580円(期間20年)です。一方、定期保険は掛け捨てとはいえ5,200円(期間20年)。割安に死亡保障を確保できることがわかります。
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40歳男性が1,000万円の死亡保障を準備する場合の月額保険料とトータル保険料
定期保険(期間20年) 終身保険(払込期間20年) 養老保険 (期間20年) 月払保険料 5,200円 32,750円 41,580円 トータル保険料(20年間) 1,248,000円 7,860,000円 9,979,200円 試算の前提…K社試算、定期保険は期間20年、養老保険は期間20年、終身保険の保険料払込期間は60歳までの20年とする -
貯蓄型と掛け捨て型を使い分けよう
- 保険に、保障と貯蓄の両方を求める人は少なくないでしょう。しかし、仮に3,000万円の死亡保障が必要だとすると、これを全て貯蓄型の保険で準備した場合の保険料は毎月10万円にもなってしまいます。また、超低金利の今、保険の予定利率(保証利回り)も非常に低い水準。このような時期に加入すると、一般的にはその低い予定利率が期間中ずっと適用されるため不利となります。そのため、現在のような環境下では、掛け捨て型の保険を中心に準備するのが合理的な考え方と言えるでしょう。
- とはいえ、生きている間に、保障が全くなくなってしまうのは不安という方もいらっしゃるかもしれません。そうであれば、子育て期の大きな保障には定期保険を、生涯を通して確保したい保障は終身保険を利用する、といった方法はいかがでしょう。貯蓄型と掛け捨て型を上手に組み合わせ、家計に無理なく、その時々に必要な保障を準備するようにしたいものです。