蜻蛉

蜻蛉の読みはトンボであり株の世界で使われる場合は、株価の上昇や下降を示すグラフにおいて一定の形を示しているときにそう呼ばれることがあります。 この特徴としては上のほうにヒゲがなく、下のほうがローソク足となっているような形になります。その形がちょうど竹とんぼのようであることから蜻蛉と呼ばれているのです。 こういった形になるときというのは始値と終値がほぼ同じ状態になっているときです。そしてローソク足の位置によってある程度の予測が成り立つこともあります。 具体的には天井でのローソク足の出現は下降トレンドへ、これとは逆に底値で出現した場合には上昇トレンドへ入りやすいと言われているのです。 実際にそのような結果になる確率からしてもこの傾向は誰の目にも明らかですので、この蜻蛉におけるローソク足の出現位置を利用すればトレンドの状況を素早く推測することが可能であり、判断材料の一つとして株式投資をしていくのに役立ってくれることになります。