5%ルール (5%るーる )
5%ルールとは、抱えている株式などのポジションが5%の含み損を出した時点で損切りを行うというものです。たとえどれほど、これから反転して利益となりそうであっても、目をつぶって手仕舞いすることをルールにするというものです。
株式の売買において一番怖いのは、希望を持ち続けて含み損を拡大させることです。たとえその後に反転して逆に利益になることがあるとしても、確率としては非常に低いものです。そのために、主観を捨てて定めたルールの通りに注文を出すということが大切になるわけです。
株式売買を行う昔からの格言は色々とありますが、利益は最大に損失は最少にというものがあります。含み損は早めに切り、利益が出ているのであれば粘ってそれを拡大させるという内容になります。これは昔から、思惑が外れて含み損となったならば、確率的にはそのまま損失となって終わることが多いことを意味しています。
そのような意味で、5%ルールというのは損失を拡大させないための有効なルールというわけです。