時間優先の原則

株式の注文には、同じ値段で出される注文がたくさんあります。 何の秩序もなく適当に注文が扱われると、不公平が生じることから、同じ値段で出された注文には、時間的に早く出された注文を優先して約定させるというルールが存在します それが時間優先の原則です。 つまり、通常投資家が参考にする板情報には値段ごとにいくつの株数がその値段で注文が出ているかを見ることができますが、同じ値段の板上にあるその全てには優先順位が時間優先の原則によって並んでいるということです。 板の状況を見て、この値段で買いたいと思って注文を出した場合、先に同じ値段で出せれた注文がある場合は、一番後ろに並んで売ってくれる人が現れるまで待つことになります。こうした秩序が守られていることで投資家毎に不公平が生じずに、市場は平等性を保っています。 よって、取引したい銘柄の板が厚い場合に指値で注文を出す場合は、なるべく早めに注文を出しておくと約定の可能性が上がるということです。