好材料

好材料とは、株価に対してプラスとなるニュースのことを言います。使い方としては、「好材料が出た」などと表現されます。 株価に対してプラスとなるようなニュースの例としては、人員削減などのリストラ策の発表が挙げれます。その会社の従業員からすれば、人員削減は自分も対象となるかも知れず、マイナスのニュースと言えますが、マーケットはリストラ策の推進により、今後企業の収益性が上がり、企業価値が向上すると考えられるので株価にプラスに働きます。 また、増配や自己株式の取得なども株価に対してプラスになるニュースと言えます。増配により株主に支払われる配当金が増加するし、自己株式の取得により株式の需給状況が改善することから株価の上昇が期待できるからです。 さらに、優良企業の買収も株価に対してプラスのニュースと言えます。なぜなら、今後企業の収益性の向上が期待できるからです。 一方、そのニュースだけではマーケットがどのように評価するか不明なものもあり、何をもって好材料と呼ぶかは難しい問題でもあります。