FFレート (FFれーと )

FFレートはフェデラル・ファンドレートの略でFF(フェデラル・ファンド)を民間銀行同士で貸し借りする時の利率のことをいいます。 FFとは、米国の民間銀行が連邦準備銀行に預けている準備預金をいいます。民間銀行が法律で決められている準備預金に対して、預金額が超えている場合は預け、預金額が不足している場合は借りることがあります。 FFは基本的には無利息なので、準備預金を超えている民間銀行は他行に貸し付けて運用します。このFFの金利を調整することで、短期金利の抑制を促すことができます。 例えば、FFレートを1.0%とすると、預金額が不足している銀行はFFから1.0%で短期の融資を受けることができます。預金額が超えている銀行は1.0%未満で他社に貸すことになります。それによって、金利は1.0%未満に抑えられます。 以上のようにFFレートを上げれば、市場の金利も上がり、下げれば、市場の金利も下がるようになります。 これらの金利の変更は連邦公開市場委員会(FOMC)で決められます。