レシオ (れしお )

レシオとは一般的に割合や比率といった意味を持つ言葉ですが、金融の場合は株価収益率を指します。株価収益率とはPERとも呼ばれ、利益に対して株価がどの程度買われているのか見る際に使用し、企業の株価水準を見極めるために判断する指標とされています。 一株あたりの純利益で株価を割り、この率が高ければ会社の利益に対して株価が高い状態であり、低ければ利益に対して株価が安い状態なため、前者の場合は割高、後者の場合は割安といえます。 レシオと一言で言っても状態によって様々なものがあり、市場の相場を見る際に使用するものが暴騰レシオと呼ばれるものです。これは値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割り100をかけたもので、100%を基準に相場を見極めます。つまり100%を超えていれば相場が加熱しており、超えていなければ相場は落ち着いているといえます。 ただし120%を超えてしまうと、市場が加熱しすぎのサインとして見て、まもなく下落傾向に変わる兆しといえ、80%を下回ると上昇傾向に変わる兆しとして、判断材料に使われています。