無形固定資産

固定資産とは長期的に保有、使用できる資産のことをいいます。固定資産のうち、工場や店舗、設備、装置、土地などを「有形固定資産」といい、電話加入権や借地権、実用新案権など物理的な実体のないものを「無形固定資産」といいます。後者の法の固定資産には、そのほかにソフトウェアや営業権、漁業権なども含まれており、後者の固定資産は、法律上の権利とそれ以外のものの2種類に分けられます。 無形固定資産は企業にとって、なくてはならないものであるが会計上の取り扱いが難しく、その中でも営業権などののれん代は金銭的評価が特に難しいとされています。 会計上では減価償却により耐用年数までが費用化されることになっています。有形固定資産の原則残存価格は、取引価格の10%とされていますが、無形固定資産は始めから実体のない資産であるため、原則残存価格は0です。 また、原価計算基準に則って価格を判定し、購入した場合には原価の全てまたは一部を加えないということも可能です。