地方債

地方自治体が発行する債券を地方債といいます。 これは地方自治体の財政面を安定化させるために発行します。債券の種類は様々あり、期間や利回りもそれぞれの債券で違います。自治体の信用リスクもそれぞれで違うことから、債券利回りには差ができます。物差しとなるのが、国が発行する国債の利回りで、それに各地方自治体の信用リスクが考慮され、各地方債の利回りは決定していきます。 しかし、日本の地方債は、実質的に信用リスクはかなり低く、大きな利回りを期待するのなら企業が発行する社債の方が利回りは大きくなる傾向があります。 現状の地方自治体が発行する債券は、長引くゼロ金利政策のために国債利回りが低下しているため、総じて利回りがひくいので、銀行金利には物足りないが利回りは少しでも上げたいというニーズには対応しているものの、ハイリターンを狙うような金融商品とはなっていません。 安全面を重視する投資家向け商品と言えるでしょう。