約定

約定とは、やくじょうと読み、株式の売買において取引が成立することを意味する言葉です。売り注文や買い注文が成立して取引が成立した状態のことです。 株式の注文の方法には大きく分けて、成り行きと指値があります。成り行きはその値段は問わずに反対売買注文があればその場で取引が成立することで、それに対して指値は値段を指定して注文を入れることになります。それに応える形での反対注文があれば、そこで取引が成立し約定となるわけです。 これらをどのように使い分けるかは、取引の手法や相場の雰囲気によっても変わってきます。たとえば損失を抱えている状態でなおも勢いよく思惑はと反対に相場が動いているのであれば、成り行きで注文を入れないと取引は成立しないことになります。逆に思惑通りに相場が動いており、なおも利益を拡大したい場合には指値によって注文を入れておくというスタイルになります。 このように自分の戦略と相場の動きに合わせて注文方式を変えることによって適切に約定するようにすることが必要となります。