円高

「円高」とは、円の価値が上がる・高くなるということです。 円高・ドル安ですと、日本の円が、アメリカのドルより価値が上がるということになります。たとえば、先月は1ドル=100円だったレートが、1ドル=90円になるということです。逆に、1ドル=100円だったレートが、1ドル=110円になると、円安になったということです。一見すると、円の金額が小さくなるのになぜ円高?と思われる方もおられるかもしれません。 株や為替取引、経済を知るうえでこれらは色々な関わりがあります。 円が海外通貨より高くなると、円の価値が上がるため輸出企業の利益が大きくなります。具体的には日本製品を海外に販売している自動車メーカー等は円が高くなると儲けが増えます。逆に海外から輸入している企業は、円安になる方が利益が大きくなります。たとえば海外から材料となるパルプを輸入している製紙企業等は、円の価値が上がることにより材料費が高くつくので儲けは少なくなります。