水準訂正

水準訂正とは割高や割安だと思われていた株価が、それぞれの視点で、適正と思われる値段に推移しようとする動きのことをいいます。 例えば、同業他社の株価平均と比べて割安で推移していた株価が、平均的な価格まで上昇する動きや、反対に同業他社の株価平均に比べて割高で推移していた株価が、平均的な価格まで加工する動きを、水準訂正と呼んでいます。 また、国内の同業他社平均だけでなく、他国の同業他社と比較したり、業績を考慮に入れたりして割高または割安であった価格が適正な価格に訂正される場合も、そのように呼んでいます。 業績不審による大幅な下方修正や営業利益の赤字転落など、インパクトが大きい売り材料が放出された場合、織り込み済みでない限りは水準訂正が行われることになります。 これが行われるときの時系列パターンの多くは、リアルタイムチャートで見た時に短期間で急激に動くので、価格変動の度合いを表すボラティリティがとても大きくなります。