ツイン指値

ツイン指値とは、利益を確定させるための指値による注文と、自動的に損失をカットする逆指値による注文を同時に行うことです。本注文方法は損失と利益の操作が容易になる利点を持つため、多くのトレーダーが活用しています。 たとえば、1000円で購入した株券が1500円まで上昇した時点で2000円に値上がりしたら売却する指値注文と、1300円に値下がりしたら売却する逆指値注文をしておくことで、相場がどのように動いても理論上最速で対応することが可能です。 片方の注文だけしか出していない場合は、予想と反した相場の動きに対応しきれず、無駄な損失拡大を招く恐れがあります。 殆どの証券会社が採用しているツイン指値の入力方法は、まず指値を注文した後に引き金として値下がり価格幅を設定する形で行います。つまり、最初の指値入力が何らかの原因(ストップ高などによる値幅制限)で不可能な場合は発注出来ないため要注意です。 尚、ツイン指値による注文の手数料は、実店舗型やネット型を問わず通常の株式売買手数料と同額です。