株式 (実践編)
株主の役割ってなに? - はじめての株式物語
投稿日:2015/03/18
最終更新日:2023/03/08
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今日はFK商事株式会社の株主総会の日。会場には大株主だけでなく、個人株主も集まってきています。カブ男くんは株主総会の席から、集まってくれた大勢の株主を見て、「FK商事は従業員の努力だけでなく、こうした株主のバックアップもあったからこそ、ここまで来られたんだ」と、気持ちを新たに次の期も頑張ろうと決意しました。
株主総会が終わった後、カブ男くんは、株主総会を手伝ってくれた入社2年目の若手社員から、質問を受けました。
社員 | 「社長、会社にとって株主はどういう存在なんですか?」 |
カブ男くん | 「理解者であり支援者だね。僕らの事業を理解してくれ、かつ経営に必要な資本を出してくれる。会社を大きくしていこうと思ったら、株主のサポートがどうしても必要なんだ」 |
社員 | 「経営に必要なお金を出してもらうという意味では、銀行から借り入れたり、債券を発行して調達したりする方法もありますが、株式への出資とどこが根本的に違うんですか?」 |
カブ男くん | 「銀行から受けた融資や債券を発行して調達したお金というのは、期限が来たら返さなきゃならないだろ。でも、株式発行で調達した資金は、それを購入してくれた投資家に返済する必要がないお金なんだ。つまり株主というのは、その会社の経営陣と同じように、会社の経営に参加しているメンバーだと考えられる」 |
社員 | 「だから株主総会があるんですね」 |
カブ男くん | 「その通り。株主総会に参加していただき、そこで僕らが今まで行ってきた経営のあらすじを説明すると共に、株主の方からは忌憚ない 意見を頂戴する。昔は業務提携している企業、グループ企業、ある いはメインで融資してくれている銀行などの金融機関と株式を持 ち合っていたので、株主総会も本当に表面的な行事のひとつだった のだけれども、今は株式の持ち合いが解消されたから、個人株主も 含めて、本当に会社を理解してくれる株主を増やしていくことが大 切なんだ。だから、株主総会はもちろんのこと、たとえばIRとい って、投資家向けに会社の現状を定期的に報告する場なども設けて、 一人でも多くの賛同者を集める必要があるんだよ」 |
社員 | 「逆に株主のメリットって何なんですか?」 |
カブ男くん | 「経済的なメリットについて言えば、まず株価が値上がりした場合、 その値上がり益が得られるよね。あとは決算時に利益が出ていれば、その一部を配当金として受け取る権利がある。また、これは会社によって導入しているところと、していないところがあるんだけれども、株主優待制度を設けている会社も多いね」 |
社員 | 「なるほど。僕もいろいろ調べて、どこかの株主になってみようかな」 |
カブ男くん | 「おいおい、それを言うなら、うちの持株会に入ってくれよ」 |
株式とは、それを発行している会社の持ち分権を小口化したものと考えられます。したがって株主は、その会社のオーナーの一部を構成しているといっても良いでしょう。だから、株主総会を通じて、会社の経営に意見をする場が設けられ、かつその会社が得た利益の一部を、配当という形で享受する権利が認められているのです。
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