資産運用の詐欺に見分け方はあるの?よくある投資詐欺の手口や対処法について紹介!

「資産運用で100%儲かる!」と謳っている広告などをよく見かけます。資産運用で100%儲かることはありません。このような手口の詐欺により、被害を受ける方が年々増加しています。今回は投資詐欺とはどんなものがあるのか、見分け方、ひっかからない方法を紹介します。

資産運用の詐欺でよくある投資詐欺とは?

資産運用の詐欺でよくある投資詐欺とは?資産運用の詐欺でよくある投資詐欺とは?

投資詐欺とは、プロの業者が運用している商品だから必ず儲かると謳い、株式投資初心者に対し多額の出資をさせたり、儲かるツールなどを買わせる悪徳商法のことです。

投資案件を嘘を織り交ぜて紹介する投資詐欺とは?

投資案件を嘘を織り交ぜて紹介する投資詐欺は「資産運用詐欺」とも言われます。数多くある詐欺の手法のうち、代表的なものの一つといえます。投資詐欺と言っても様々な種類が存在しており、中には巧妙な手口の詐欺も存在します。主な詐欺の手口として「劇場型」「被害回復型」など様々な手口があります。

実際にあった投資詐欺

投資詐欺って一体どんなものなのか、引っかかるものなのか、ここからは過去に実際起こった事件を紹介していきます。

巨額エビ養殖詐欺事件とは?

巨額エビ養殖詐欺事件とは、2007年に起こったワールドオーシャンファーム詐欺事件として連日ニュースやワイドショーで報道された事件のことです。「フィリピンに東京ドーム450個分の養殖場がある」などと、1口10万円で実体のないエビ養殖事業への出資者を募集し、のべ約35,000人から合計約848億円の資金を集め事業の活動実態がないことから、当初から出資金をだまし取る目的だったと考えられていました。

出資者にばれないよう、「ポンジスキーム」という手法をとり、後から参加する出資者から新たに集めたお金を、以前からの出資者に“配当金”などと偽って渡すことで、あたかも資金運用によって利益が生まれ、その利益を出資者に配当しているかのように装っていました。

バーナード・マドフ事件とは?

バーナード・マドフ事件とは、年率10%の利回りを着実に出すとの触れ込みの投資ファンドを運用し、口コミで国内外の投資家から資金を集めた投資詐欺です。運用の中身は、投資家から集めた元本を取り崩しながら毎年の配当に充てるという「ポンジスキーム」で25年もの間、投資家をだまし続けました。

バーナード・マドフ容疑者は、マドフ証券という証券会社の創業者です。マドフ証券の業績は非常に良く、マドフ氏はいわゆる成功した人物として多くの人から慕われていました。マドフ証券は顧客にハリウッドスター、大手金融機関もいるほどの信頼されている証券会社であったのです。

リテールブローカーからの店頭での注文を直接執行することで、「専門業者」を回避する、ウォール街でもトップレベルのマーケットメーカー事業を展開していました。信頼を得たマドフ氏は過去にNASDAQの会長にまで就任し、この事件の被害総額は約650億ドル(日本円に換算すると約6兆円)にまで及んだとされています。

資産運用の詐欺の特徴

資産運用の詐欺の特徴として大まかな共通点は、その道の初心者に対して知らない知識を提供し話をすることが多いです。必ず儲かると謳ったり、話題のテーマを頻りに進めてきたりする特徴があります。

必ず儲かると謳っている

「元本は保証されているので、損をすることはあり得ない」「毎月〇%の配当を受け取れます」などとリスクがない宣伝文句を謳っている金融商品には注意が必要です。金融商品にはどんな商品でも多少なりともリスクが存在します。

たとえ、その商品が詐欺ではなくリターンが魅力的な商品だったとしても、金融商品取引法40条に記載されている「適合性の原則」*1から顧客の知識、経験、財産の状況に合わせた目的に対し不適切な商品を勧誘してはいけないという法律が存在します。

その点から考えても違法行為である可能性があるので注意が必要です。

*1『適合性の原則』について

金融商品取引業者等は、業務の運営の状況が、次に該当することのないように、業務を行わなければならない。
(1)金融商品取引行為について
(2)顧客の知識、経験、財産の状況及び金融商品取引契約を締結する目的に照らして
(3)不適当と認められる勧誘を行って投資者保護に欠け、又は欠けるおそれがあること

話題のテーマを絡めてくる

現在のトレンドとして、AIを絡めてくることもあります。「AIを用いてデータ分析した結果、この先の○○は儲かる」などと、ホットな話題をピックアップしてくる手法です。AIの場合なら本当にその技術を使っているのか、そのトレンドについて調べる必要があります。

最近の2021年の事例で「オズプロジェクト」という仮想通貨の詐欺などがありました。そもそも「仮想通貨交換業者」の免許が必要ですが、無免許営業をしており勧誘・販売行為をしている時点で、既に違法です。

分からないモノに関してはすぐに手を出さず、まずは調べてから考える癖をつけましょう。
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特別感・限定感・安心感を演出している

「あなただけに紹介します」「期間限定」など「スノッブ効果」という心理効果を活用しながら、商品のセールスを行ってくることがあります。 また、業者が「金融庁(またはその他の公的機関)から、認可・許可・委託・指示などを受けている」と説明していたりもします。実際には、公的機関が投資の勧誘やそれに類した業務を民間業者に委託・指示することはありません。

資産運用の詐欺の手口

最近よくある投資詐欺の手口としては、実在しない未公開株を売りつけたり、SNSで勧誘してきたり、利回りが高いものを進めてきたりします。

実在しない、もしくは価値の低い未公開株を売りつける

ある企業の株式について、近々証券取引所に上場(公開)する予定であり、上場すれば高値が付くのは確実、安価な今のうちに買って上場後に高値で売れば差額が儲けになる、といった「未公開株」にかかわるものです。 未公開株の販売ができるのは、発行会社と特定の証券会社のみです。業者が販売を行っている際は詐欺である可能性が非常に高いです。また、上場しても株価が上がる保証はありません。

SNS上で恋愛感情があるメッセージから最終的に投資の話を持ちかける

TwitterやInstagramなどで「私はこの方法で稼ぎました」「稼ぐ方法を教えます」などとブランド品を身に着けた写真などを投稿し、魅力的な生活をアピールすることで投資する人を集める詐欺手口になります。 最近では、マッチングアプリで知り合った人に恋愛感情を持たせ、投資の話を持ちかけられるなどしてトラブルが急増しています。
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普通では考えられないような高利回りを謳う

年に20%、月に2〜10%の利回りを謳って勧誘してくるケースです。本来ならここまで高い利回りはかなりのリスクがある商品なので、購入するのを躊躇すべき商品です。そのような商品をセールスしてきている地点で詐欺である可能性が非常に高く、その上、元本保証などを謳って勧誘してきたら断るようにしましょう。  

自動売買システムやツールで利益を挙げられる

「この自動取引ツールを使えば、月○○万儲かる!」ということで資産運用に興味を持ち始めた学生を中心に詐欺に巻き込まれるケースが多くなって来ています。確かに、ツールとして自動売買システムも存在しますが、確実に儲けられるものではありませんので、初心者が何も学習せずに活用するのは避けた方がいいかもしれません。
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資産運用の詐欺に合わないためにはどうすれば良い?

日々巧妙になる投資詐欺ですが、詐欺に遭わないためにはどのようにすればいいのでしょうか。

投資詐欺への対処法とは?

実際に投資詐欺、資産運用詐欺に合わないための方法について紹介していきます。

その金融商品について調べる

調べられる情報の範囲内でその金融商品や特徴について調べてみることです。 例えば、その金融商品を運用しているファンドは一体どんなポートフォリオで運用されているのか確認してみましょう。日常的に資産運用についての知識や相場観を身につけ視野を広げることをお勧めします。

それでも困ったら信頼できる人に相談する

海外のファンドは運用する商品など分からない内容や困った場合は親、友人、専門家など自分が信頼を置いている人に相談してみてください。第3者から俯瞰的な視点でみてもらうことでホントにこの話は詐欺でないのか確認してもらいましょう。             

投資詐欺に合わないための心持ち

「お金のおいしい話は自分には来ない」くらいの心持ちでいましょう。SNSが活発な世の中で甘い誘いは頻繁に来ます。それらのおいしい話には必ずと言っていいほど裏がある話がほとんどです。ましてや友人からでなく赤の他人からの勧誘は必ず断るようにしましょう。友人から儲け話を聞いた際は一度冷静になってから判断するようにしましょう。                 

もしも投資詐欺に合ってしまったらどうすれば良い?

もしも投資詐欺に遭ってしまったと感じたら、警察に相談するのはもちろんですし、投資詐欺については、金融庁や日本証券業界など様々な相談窓口がありますので、相談してみてください。

まとめ

今回は投資詐欺とは何か、その手口、対処法について解説しました。投資とは将来を見込んで金銭や力を注ぎ込む行動なので、「将来絶対儲かる」というのはありません。

投資するときには、まずは自分で情報を検索し考えてみて投資判断しましょう。また、投資詐欺だと思われる商品や勧誘には手を出さないようにしましょう。その見極めがつかず不安な場合は、一人で抱え込まず相談してみてください。