【第3回】長期投資か短期売買か - 福永博之のCFD(株価指数証拠金取引)実践講座
FX・CFD [福永博之のCFD(株価指数証拠金取引)実践講座]
【第3回】
長期投資か短期売買か
CFDによるトレードは、長期投資と短期売買のどちらを選べば良いのかといった二者択一の問題ではありません。その時の投資環境や売買の方法によって、長期投資が望ましいこともあれば、短期売買の方がリターンを上げやすいこともあります。
投資環境という点から考えると、今は長期投資に向いている時期です。CFDは、買いのポジションを持ち続けると、日々金利が差し引かれていきます。これが買い手にとって、重いコスト負担になるのですが、今は金利水準が非常に低いので、支払うコストも低くて済みます。
特に、株365のように日本の取引所に上場されているCFDの場合、受け払いの金利は無担保コール翌日物という日本の政策金利に準じるため、昨今のようにゼロ金利政策が取られていると、買いから入った時に負担する支払金利が少なくなります。
また、目下の経済環境から考えても、当面、金利が大きく上昇することはないでしょうから、ここしばらくはCFDでも長期投資は可能と考えて良いでしょう。
ただ、改めて言うまでもありませんが、将来景気の好転などで金利がどんどん上昇してきた時は、長期投資にとって不利な状況になることを忘れないようにしてください。
一方、短期売買はイベントをきっかけにしてリターンを狙うような場合に活用すると良いでしょう。特に、日中仕事をしている場合だと、日本のマーケットが開いている最中は積極的に取引を仕掛けにくい状況にあります。やはり、仕事が終わって自宅に戻ってきてからパソコンの前に座って、取引を行う形になるはずです。
基本的に、短期売買を繰り返す場合は、ちょっとした値動きを俊敏に捉えていく必要があるため、それで利益を確保しようと思ったら、それこそ年中、パソコンの前に座っていることになります。専業トレーダーならそれも可能ですが、サラリーマンには難しいでしょう。
だからこそ、サラリーマンで短期売買をしたいのであれば、イベントを狙って短期の値動きを狙いにいくのです。たとえば、日本時間の午後5時半には欧州の主だった経済指標が発表されますから、それを受けてDAX指数に連動するCFDをトレードするといった方法が考えられます。

出所:QUICK Active Manager

株式会社インベストラスト代表取締役
IFTA国際検定テクニカルアナリスト。ビジネス・ブレークスルー大学 オープンカレッジ 株式・資産形成講座 講師。勧角証券(現みずほインベスターズ証券)、DLJdirectSFG証券(現楽天証券)、同証券経済研究所チーフストラテジストを経て、現職。現在、投資教育サイト《アイトラスト》の総監修を務める。ラジオNIKKEI、テレビ東京、TOKYO MXテレビ、CS日テレなどの株式関連番組にレギュラー出演。マネー雑誌の連載のほか、執筆多数。最新刊『めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った「株」チャートらくらく航海術』(ダイヤモンド社刊)では、チャート分析の基本中の基本、ローソク足に徹底的にこだわって騰がる株を見つける方法をわかりやすく解説。また最新刊「FX一目均衡表ベーシックマスターブック」が好評発売中。HP http://www.itrust.co.jp/
Fanet MoneyLife(掲載日:2012年07月20日)
株式初心者入門

.png)
.png)

.png)

株式を学ぶ (基礎編)










%20(1).png)
-min.png)
株式を学ぶ (実践編)





.png)
.png)
.png)
.png)
.png)
-min%20(1).png)
.png)
テクニカル分析


ファンダメンタルズ分析


資産運用

.png)
.png)
.png)


.png)
.png)



