selection

投信フォーカス セゾン投信運用報告会「純資産総額700億円間近! 新ファンドも視野に」 - 注目の投信 - 投資信託

最終更新:2013/06/27 16:30

投資信託 [ 注目の投信 ]

投信フォーカス

セゾン投信運用報告会

「純資産総額700億円間近! 新ファンドも視野に」

既存の金融機関とは異なる投資家を取り込む

独立系投資信託会社では、さわかみ投信に次ぐ規模を持つセゾン投信が現在、同社が設定・運用しているファンドは、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と「セゾン資産形成の達人ファンド」の2本。前者はインデックス型、後者はアクティブ型のファンド・オブ・ファンズです。その前者「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」単体での運用純資産総額が3月8日に600億円を達成しました。


資産形成層が投資家全体の3/4。既存の金融機関とは異なる投資家を取り込む


セゾン投信代表取締役社長
中野晴啓氏

3月11日現在、セゾン投信が運用しているファンドの純資産残高は、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が607億334万円、「セゾン資産形成の達人ファンド」が86億7,867万円で、合計693億8,201万円。昨年後半から米国景気の回復期待が高まると同時に、国内ではアベノミクス効果で株価が順調に上昇するなど、国内外の投資環境が好転するなか、両ファンドとも順調に資金流入が続いています。

一般的に投資信託というと、ある程度の資産を築いた、年齢層の高い人が、余裕資金を運用するために用いる投資手段という印象を受けますが、セゾン投信の場合、40代以下の投資家が全体の4分の3を占めています。

「いわゆる資産形成層と呼ばれる方の支持を得て、ここまで来ました。これは、既存の金融機関とは逆のマーケットを創ったと自負しています。また積立で購入して下さる投資家が多いのは、長期投資を目的にしたファンドの品質向上につながりますし、特に他の投資信託会社と大きく異なる点として、投資家の数が5万6,000人にも達していることが挙げられます」(セゾン投信代表取締役社長 中野晴啓氏)。

現在、国内で設定・運用されている投資信託の平均寿命は、2.4年と言われています。4,000本を超えるファンドが運用されているにも関わらず、大半のファンドは短命のうちに償還されてしまうのです。

一方、セゾン投信のファンドは設定来、順調に資金流入が続いています。設定額から解約額を差し引いた資金の純増減額は、2月時点で72カ月連続の資金純増です。5万6,000人にも達する投資家の多くが資産形成層であり、その多くが積立で購入している点が、セゾン投信の安定した資金流入を支え、本物の長期投資ファンドを育てている大きな特徴です。

「2013年中に、1万人ほど顧客数を増やし、運用資産の額が1,000億円になれば、運用会社としての経営も今以上に安定します。その時点で、信託報酬の引き下げ、運用チームの拡充など、お客様にメリットのある新しい投資を行っていく予定です」(中野氏)。



世界中の株式・債券市場に分散投資
低コストのインデックス運用「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」

現在、セゾン投信の主力ファンドといえば「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」です。

同ファンドの魅力は、何といっても、このファンド1本で、世界30カ国以上の株式と、10カ国以上の債券に分散投資できること。低コストのインデックス運用で有名な米バンガード社が運用する8本のファンドを組み入れることによって、世界中の株式・債券市場に分散投資したのと同じ投資効果を得ています。ちなみに、2月末現在の市場別組入比率は、次のようになっています。

したがって、株式51.2%、債券48.0%、短期金融資産0.8%となり、リスク資産と安定資産がほぼ半々で運用されています。設定来騰落率は5.45%のマイナスですが、過去1年間で見ると18.83%のプラスとなり、過去のマイナス分を大きく取り戻してきました。

注目されるのは、やはり積立投資による分。同ファンドの積立初回設定は2007年5月ですが、初回から定額積立投資を継続した場合、2月末時点の基準価額は9,455円で、元本の1万円を割り込んでいるものの、平均取得単価が8,066円まで下がっているため、17.22%のプラスになっています。長期積立によるドルコスト平均効果のメリットが証明されたともいえるでしょう。


※上記は毎月同一金額を継続して積立した場合の平均取得単価。
 計算式:損益(%)=(基準日の基準価額÷平均取得単価)-1
※積立による購入は将来の収益を保証したり、基準価額下落時における損失を防止するものではありません。
※上記は過去の一定期間の実績であり、将来の運用成果等を保証するものではございません。



アクティブ運用にも注力
「セゾン資産形成の達人ファンド」


セゾン投信運用部ポートフォリオ
マネージャー 瀬下哲雄氏

一方、セゾン投信のもう1本のファンド、「セゾン資産形成の達人ファンド」も、順調に基準価額が上昇してきています。

「こちらも複数ファンドを組み入れて運用するファンド・オブ・ファンズですが、株式100%で運用しているため、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドに比べて大きく値上がりしています。特にベンチマークは設けていませんが、MSCIオールカントリーインデックスと比較すると、設定来の騰落率で2.8%上回りました」(ポートフォリオマネージャー 瀬下哲雄氏)。

同ファンドの第2期は、リーマンショックの影響もあり、基準価額は60%のマイナスになりましたが、同期間のMSCIオールカントリーインデックスは73.6%のマイナス。また、大きく基準価額が回復した第6期は、同ファンドの基準価額が22.6%のプラスであるのに対し、MSCIオールカントリーインデックスは20.7%のプラス。つまり、上昇局面では市場平均を上回るリターンが得られる一方、下落局面でも市場平均に比べて下落率を小さく抑える、アクティブ運用ならではのメリットが活かされています。

このように、市場平均を上回るリターンを実現できた背景は何があるのでしょうか。

「セゾン資産形成の達人ファンドが組み入れているファンドの中には、たとえばニッポンコムジェスト・ヨーロッパ・ファンドのように、30銘柄しか組み入れずに運用しているものがあります。銘柄を厳選して投資するという、アクティブ運用ならではの特徴が、運用成績にも反映されました」(瀬下氏)。

マーケット全体が下落している局面でも、個別銘柄を厳選すれば、値上がりしている銘柄もあります。それを上手に掬いあげるのが、アクティブ運用の本領を発揮するところ。ちなみに、国・地域別に見た同ファンドの組入比率は、次のようになっています。

株式と債券にバランス良く投資し、かつコストの低いインデックスファンドを組み合わせた「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と、株式100%で、銘柄を厳選したアクティブファンドを組み合わせた「セゾン資産形成の達人ファンド」。両ファンドの使い分けはどう考えれば良いのでしょうか。

「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、基準価額のブレが極力抑制するような設計をしているので、誰でも受け容れ易いと思います。もちろん、このファンド1本だけで運用しても良いのですが、たとえばセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドをコアファンドにする一方、セゾン資産形成の達人ファンドをサテライトファンドとして組み合わせるという分散投資も考えられます」(中野氏)。

現在、セゾン投信では3本目のファンドの設定も視野に入れて、新しい商品ラインナップの構築も検討しているとのこと。なお、同社のファンドは、投資信託会社が直接、投資家にファンドを販売する「直接販売」の方法を取っています。直近の運用状況などについては、同社のホームページが参考になります。


セゾン投信ホームページ http://www.saison-am.co.jp/


掲載日:2013年03月14日

その他の記事を見る

cfd

cfdの記事一覧へ

fund

something
foreign
外債ファンドの基準価額の変動要因 - 外国債券ファンド[企画] - 投資信託
2013/06/27 16:53
something
foreign
為替ヘッジのあるファンドとないファンドについて - 外国債券ファンド[企画] - 投資信託
2013/06/27 16:53
something
guide
株式ファンドの運用実績 - 目論見書読みこなしガイド【第19回】 - 投資信託
2013/06/27 16:49
something
guide
目論見書における信託報酬欄の読み方 - 目論見書読みこなしガイド【第23回】 - 投資信託
2013/06/27 16:49
something
foreign
デュレーションとは?- 外国債券ファンド[企画] - 投資信託
2013/06/27 16:48
something
foreign
投資適格債券とは?- 外国債券ファンド[企画] - 投資信託
2013/06/27 16:48
something
selection
投信フォーカス - 住信 毎月分配パッケージファンド(愛称:分配ファミリー)』(住信アセットマネジメント) - 注目の投信(第93回) - 投資信託
2013/06/27 16:46
something
selection
投信ニューフェース 三菱UFJ投信の『eMAXIS(イーマクシス)』 - 注目の投信 - 投資信託
2013/06/27 16:45
something
selection
ファンド逸品セレクション「ETFの様々な活用方法について」 - 注目の投信(第16回) - 投資信託
2013/06/27 16:41
something
selection
投信フォーカス - 日経平均、9500円に厚い壁。上抜ければ、ほとんど売買高のない真空地帯へ - 注目の投信 - 投資信託
2013/06/27 16:41
something
selection
ファンド逸品セレクション「ヘッジファンド最新事情—個人向け商品も充実」 - 注目の投信(第22回) - 投資信託
2013/06/27 16:40
something
selection
投信ニューフェース 大証ETF『VIX短期先物指数』(国際投信) - 注目の投信 - 投資信託
2013/06/27 16:40
fundの記事一覧へ

過去記事(アーカイブ)