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【第8回】どのタイミングで取引を開始すればいいの?

最終更新:2013/06/27 16:04

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FX・CFD [FX 中級編]

【第8回】

どのタイミングで取引を開始すればいいの?


FXはいつでも自由に売り買いができるので、どのような状態のもとで取引を開始するのかを、自分自身で決めておく必要がある。そこで大事なことは、自分なりの判断基準を持ち、それをきちっと履行すること。判断基準はテクニカル重視か、それともファンダメンタルズ重視か。川瀬先生に答えてもらおう。

「為替相場ってずっと動いているじゃないですか。外貨を買うにしても、売るにしても、どこで取引をすれば良いのかが分からないんです。何か基準のようなものはありませんか?」


「これが絶対に正しいという法則はない。ただ、過去の経験則から、ここで投資すれば、まずまず大丈夫ではないか、という程度のものはいくつかあるよ」


「それを教えてください」


「たとえば第7回目のワンポイントレッスンで触れたレンジ・ブレイクなんていうのは、ひとつの判断基準になるね。レンジを抜けたところで売り買いを判断する。あるいはテクニカル分析を用いるというのも、ひとつの方法だ」


「テクニカル分析って、いろいろな種類があるじゃないですか」


「確かに、RSIやボリンジャーバンド、一目均衡表など、挙げればキリがないのだけれども、自分にとって理解しやすく使いやすいものを2つくらい持つのがいいと思う」


「何を持てばいいんですか?」


「まずはいくつか実際に経験してみることだよ」


「実際に経験するのはいいのだけれども、それで損すると悔しいんです。だから先生に聞いているんです。」


「やれやれ。でも、祥子君の場合はまだ初心者だから基礎から学ぶべきだよ。大事なことは、転換点を探すこと。今までドル高だったのがドル安に転じるところ、あるいはドル安だったのがドル高に転じるところを見極める。そのためによく用いていたのが、ローソク足。なかでも相場の高値圏や安値圏で、寄付きと引けのレートが同じという寄せ線というのが出ると、相場の転換点を示唆すると言われている。あるいは移動平均線といって、過去数日、あるいは数カ月の終値を平均して、それをラインで結んだものがあるのだけれども、短期線と中期線がともに上を向けば上昇トレンド入り、下を向けば下降トレンド入りという判断も出来る」



「経済指標は役に立たないの?」


「確かに、経済指標などのファンダメンタルズで相場が動くこともあるのだけれども、為替の場合、どちらかというと心理的な面に左右される部分が大きいので、ファンダメンタルズよりもチャート分析の方が有効なケースが多いね。ただ、たとえば米国の雇用統計が発表される前後に、公表数字を巡って駆け引きが行われ、ドルが買われたり、売られたりすることもあるよ」


「結局、これが絶対という基準はないのですね」


「そんな法則があったら、誰でも大金持ちだよ・・・・・・」


<川瀬先生のワンポイントレッスン>
●テクニカル●
おもにチャートを用いて売買タイミング、値ごろ感などを判断する方法。今の相場が上昇トレンドなのか、下降トレンドなのかを判断するトレンド系と、買われすぎや売られすぎを判断するためのオシレーター系という2つの系統がある。
●ファンダメンタル●
経済の基礎的な要件を見て、売買タイミングや相場の方向感を判断する方法。雇用統計、GDP成長率、物価指数といった経済指標をおもな投資判断基準とする。
●RSI●
売られすぎか、買われすぎかを判断するためのテクニカル指標。一般的に数字が70を超えると買われすぎ、30を下回ると売られすぎのサインになる。したがって、70を超えたら売り、30を下回ったら買いの目安となる。ただし、上昇基調が続いたり、下げ続けるなど一方的なトレンドに乗っている場合には有効とはいえません。
●ボリンジャーバンド●
移動平均線の上下に1σ(シグマ)、2σという2つのラインが表示される。為替レートが1σの範囲内に収まる確率は約68%、2σに入る確率は約95%になる。したがって、2σのラインにタッチしたら、そこから反転する確率が高いことを意味する。
●一目均衡表●
一目山人(いちもくさんじん)が開発した、純和製のテクニカル分析手法。基準線、転換線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンを基本的な指標として、交わりや線で囲んでできる雲により、売買タイミングを計る手法。先行スパン1と2の間を塗りつぶしてできる雲(支持帯、抵抗帯)を、株価が支持帯を下に抜けると売りサイン、抵抗帯を上に抜けると買いサインと見ることができる。 他にも、転換線が基準線より上にあるときは買い、下にあるときは売りと見るなど、さまざまな読み方がある。
●短期線と中期線●
9日、14日、21日の移動平均線を短期線、90日の移動平均線を中期線という。それぞれがクロスして同じ方向に転換した時が、相場の転換点を示すケースが多い。
●経済指標●
雇用統計をはじめとする景気判断のための指標。事前に予測値が公表されているが、実際の数字が、公表された値に対して大きく乖離していた場合には、相場が大きく動くケースが多い。特に米国の雇用統計は、為替レートに大きな影響を及ぼす。

執筆:MoneyLife(掲載日:2010年05月26日)



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