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【第1回】通貨ペアの選び方ってどうすれば良いの? - 川合美智子のFX実践講座

最終更新:2013/06/27 16:03

FX・CFD [川合美智子のFX実践講座]

【第1回】

通貨ペアの選び方ってどうすれば良いの?


投資スタイルには、大きく分けて2通りが考えられます。

ひとつはトレンドフォローといって、相場の大きなトレンドを捉えて利益を確保する投資法。もうひとつは時間足や分足を用いて短期のトレーディングを行うデイトレードと呼ばれる投資法です。このうち、どの投資法にするかによって、選ぶ通貨ペアが異なってきます。

たとえばトレンドフォロー派であれば、ファンダメンタルズやテーマをより重視して通貨を選ぶことになります。2011年のようにユーロ債務危機がマーケットで大きなテーマとして材料視されていた時期には、ユーロ問題がクローズアップされるとリスクオフの動きが強まり、米国の景気回復期待が高まるとリスクオンの動きが強まりました。このリスクオン、リスクオフの動きが交互に材料視されると、豪ドル/円のレートにも大きな影響が及んできます。具体的に言うと、リスクオンの状態では豪ドルが買われる一方、リスクオフになると豪ドル売りの傾向が強まるのです。

とはいえ、オーストラリアの経済そのものは比較的堅調なので、リスクオフで豪ドル売りが強まった時は、その押し目を拾っていくというのが、豪ドルの正しい投資法です。つまり、ファンダメンタルズで見れば、比較的経済が堅調で金利も高い豪ドルは「買い」ですから下げたら買って長期保有するという戦略が考えられます。

これに対してデイトレードで細かい値幅を取っていく場合は、あまり通貨にこだわる必要はありません。ある程度の値動きさえ確保できるのであれば、どの通貨に投資しても良いでしょう。

ただし、デイトレードの通貨選びで重要なのは、出来れば今、最も注目されている通貨を選ぶこと。その方が、より大きな値幅を狙うことができるからです。

それと同時に、いつでも決済できるように、米ドルやユーロなど流動性の高い通貨を選んだ方が良いでしょう。流動性が低い通貨だと、いざ利益を確定させようと思った時に、スプレッドが広すぎて反対売買した際に思ったより利益が出なくなる恐れがあるからです。


ポイント

○豪ドル円はファンダメンタルは他の先進国より良好だが、買われ易い分、ポジションが積み上がり易く急変時の下げが深い。

○大きく下げたところ(大陰線が出たところ)で、余裕を持って買うのが基本。


豪ドル/円月足チャート
(C)2012/WFXA

プロフィール :川合 美智子(かわい みちこ)
株式会社ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ代表取締役兼 外国為替ストラテジスト
 
旧東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。
罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。
 
 

Fanet MoneyLife(掲載日:2012年04月06日)