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「かぶオプ」はどこで売買できるの? - 先物・オプション

最終更新:2013/06/27 16:01

先物・オプション [ 「かぶオプ」買い方・売り方 ]

シンプレクス・インスティテュート取締役 塙麻紀子の「かぶオプ」個人投資家向け週刊コラム

「かぶオプ」はどこで売買できるの?

皆さんが証券会社を選ぶ基準は何ですか?「取扱商品」、「手数料」、「取引システム」、「サービス」・・・など、様々な要素を比較検討して証券会社を選びますよね。

もしも、あなたが「かぶオプ」を売買するための証券会社を探しているのであれば、手数料が格安で、最速かつ安定性抜群のトレーディングシステムを提供していて、手厚いサービスに定評のある証券会社があったとしても、「取扱商品」の中に「かぶオプ」が入っているかどうかを確認しなくてはいけません。

では、2011年10月25日現在、「かぶオプ」を売買できるのは、どこの証券会社でしょうか。「かぶオプ ナビ」で取扱証券会社を調べてみましょう。


現在、「かぶオプ」を取引できるのは上記の4社ですが、実は、手数料や証券会社独自のルール等を比較すると、かなりの違いがあります。売買目的や投資経験などによっても、相応しい証券会社が変わってきます。そこで、今回は、皆さんが「かぶオプ」を売買するのにぴったりの証券会社を見つけるためのお手伝いをしたいと思います。

インタラクティブ・ブローカーズ証券

日本の投資家にはあまり馴染みがないかもしれませんが、1977年創業の米国の証券会社の日本法人です。「かぶオプ」の取引には、日本法人に口座開設を行います。また、米国法人は世界中の様々な商品を取り扱っているので、投資の幅を広げるには最適でしょう。「かぶオプ」手数料が1枚あたり90円なので、少額のオプションを数枚だけ買うような時は手数料が断トツで安く済みます。  

取引ツールはプロフェッショナル仕様で、上級者向きです。初めての方は、まずシステムに慣れることが必要です。

また、米国系の証券会社ですが、口座開設手続きは日本語で行うことができ、ウェブサイトや取引画面の一部は日本語に翻訳されています。ただし、英語の記載も多いため、英語を読んで全く理解することができない方は避けた方がいいかもしれませんね。少しずつ日本語のページを充実させてきているようですので、期待しましょう。ちなみに、日本国内のカスタマーセンターは、日本語対応しています。口座開設時に不明点があったのでカスタマーセンターに電話したところ、すぐにつながり、日本語で丁寧に対応してくれました。入金後は、口座残高に反映されるまで時間がかかるかと思いきや、かなりスムーズに口座残高に反映されました。

カブドットコム証券

国内の個人投資家にお馴染のオンライン証券会社です。これまでカブドットコム証券で株価指数先物やオプションを売買していた方は、新たな口座開設手続きをせず、そのまま「かぶオプ」を売買できます。売買可能銘柄は限られており、TOPIX Core30に採用されている30銘柄の「かぶオプ」の取引が可能です。対象証券の限月毎に、現値、気配、出来高等の一覧が表示される画面が表示されるので、便利です。

ただし、当面の間、「かぶオプ」の「買い」戦略のみが可能で、新規「売り」はできません。そのため、「カバードコール」などのオプションを売る戦略を取ることができないのが難点です。

また、通常「かぶオプ」は権利行使日(第2金曜日の前日)当日の15時10分まで取引が可能ですが、カブドットコム証券の独自ルールでは、権利行使日の「4営業日前まで」に転売する必要があります。例えば、2011年11月限の場合、11月10日(木)が権利行使日ですが、11月4日(金)までに転売しないで持ち超すと、翌営業日である11月7日(月)以降に強制的に反対売買されますので注意して下さい。

光世証券

本社を大阪に置く老舗の証券会社です。もともとは対面の証券会社でしたが、2011年よりオンライン取引が可能となりました。「デリバティブ」に力を入れており、東証で扱う全デリバティブ商品の取引が可能です。原則として、「かぶオプ」単独での新規「売り」はできませんが、カバードコール及びターゲットバイイングの手法を利用した場合に限り、売建も可能です。つまり、カバードコールであれば、原資産である株式を相当枚数保有していれば、そのコールを売ることができます。また、ターゲットバイイングであれば、売りたいプットが権利行使された場合に必要な現金があれば、そのプットを売ることができます。

トレード画面は超シンプルで、データ等はほとんど見られませんが、全銘柄が売買可能なのが魅力です。また、オンライン口座でも担当営業がつくので、対面のようにアドバイスを求めながらネットで取引したい人には適していると言えます。

東海東京証券

上記のオンライン証券3社が参入するずっと前から、「かぶオプ」を取り扱ってきた唯一の証券会社です。口座開設時に部店長の面談があったり、預かり資産の条件がオンライン証券よりも厳しかったりしますが、「対面取引を主体としているので、直接お話しながらお客様の1人ひとりのニーズに沿った投資戦略のご提案やご説明ができる」(Fanet MoneyLife インタビューより)のが特徴です。なお、「かぶオプ」口座には種類があって、買専用口座やターゲットバイイング・カバードコール専用口座であれば、条件はそこまで厳しくありません。実際、「かぶオプ」口座の中では、ターゲットバイイング・カバードコール専用口座が一番利用されているそうです。

なお、東海東京証券の場合は、市場に直接注文を出すのではなく、東海東京証券が取引の相手方となります。社内の規定により取引できない場合もあるようですが、東海東京証券が値段を提示してくれるので、安心感があります。

「かぶオプ」比較表(2011年11月07日現在)


*注1手数料表
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以上が、「かぶオプ」取扱証券会社の比較です。こうして見てみると、証券会社によって全く方針が違うことがわかりますね。もっと詳しく調べたい方は、証券会社に直接問い合わせてみて下さい。

さらに、11月にはSBI証券も「かぶオプ」に参入するそうです。詳細はまだわかりませんが、どんなサービスを提供してくれるか楽しみです。個人投資家にとっては選択肢が増えるので、「かぶオプ」取扱証券会社が増えるのはいいことです。

また、上記以外でも、対面の証券会社では「かぶオプ」が取引できることもあるそうです。ある証券会社においては、一般のお客さんは「かぶオプ」の取引ができませんが、大口顧客にだけは、カバードコール(カバコ)の戦略を勧めたりしているのです。

株式を保有している皆さんは、「かぶオプ」の売買ができないかどうか、証券会社の担当者に確認してみて下さい。もし取扱いがないようでしたら、取扱いを検討してもらえるよう、是非お願いしてみましょう。

「かぶオプ」は、まだまだ取扱証券会社が少ないのが現状です。証券会社としても、投資家の「かぶオプ」に対するニーズがつかめていないのかもしれません。「かぶオプ」に対して興味を持っている個人投資家は少なくないはずです。ただ、自分が口座を持っている証券会社で「かぶオプ」の取扱いがなかったり、市場の流動性が低いので様子を見ている方も多いことでしょう。

「かぶオプ」取扱証券会社が少しでも増え、市場が活性化し、流動性が高まることを願っています。個人投資家の利便性向上のためにも、興味がある方は、是非声をあげてみて下さい。

プロフィール :塙 麻紀子(はなわ まきこ)
株式会社シンプレクス・インスティテュート取締役
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日本ファイナンシャル・プランナーズ協会AFP認定者
慶応義塾大学法学部法律学科卒。学生時代より、ベンチャー企業での新事業の立ち上げ等に関わり、2001年よりシンプレクス・インスティテュートに勤務。本業の傍ら、個人投資家として、主に日経平均先物・オプション、日経225miniの売買を行っている。セミナーや講演会にて、デリバティブの啓蒙・教育活動も行っている。
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関連リンク

かぶオプはこうして使う」 取扱証券会社インタビュー記事


Fanet MoneyLife(掲載日:2011年11月08日)