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みんかぶニュース 市況・概況 本日の【新規公開(IPO)】情報 (8日大引け後 発表分) ●サークレイス <5029>  上場市場:東証グロース  上場予定日:4月12日  事業内容:クラウドシステムの導入運用支援・自社開発のクラウド       システムの提供  仮条件決定日:3月24日  想定発行価格:710円  上場時発行済み株式数:410万株  公募:75万株  オーバーアロットメントによる売り出し:上限11万2500株  ブックビルディング期間:3月28日~4月1日  公開価格決定日:4月4日  申込期間:4月5日~8日  払込日:4月11日  主幹事:大和証券 [2022年3月8日] 株探ニュース 2022/03/08 19:45 みんかぶニュース 市況・概況 本日の【自社株買い】銘柄 (8日大引け後 発表分) ○スルガ銀 <8358> 発行済み株式数(自社株を除く)の18.98%にあたる4400万株(金額で179億0800万円)を上限に、3月9日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。ノジマ <7419> が保有株売却の意向を示したことに対応する。 ○シノケンG <8909> [JQ] 発行済み株式数(自社株を除く)の1.18%にあたる40万株(金額で3億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月9日から4月28日まで。 ○上組 <9364> 発行済み株式数の1.2%にあたる157万株の自社株を消却する。消却予定日は3月18日。 [2022年3月8日] 株探ニュース 2022/03/08 19:20 みんかぶニュース 市況・概況 【↓】日経平均 大引け| 3日続落、欧米株安やインフレ懸念で2万5000円割れ (3月8日) 日経平均株価 始値  24974.35 高値  25291.33(10:17) 安値  24767.33(14:59) 大引け 24790.95(前日比 -430.46 、 -1.71% ) 売買高  18億7340万株 (東証1部概算) 売買代金  4兆0768億円 (東証1部概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は大幅安で3日続落、2万5000円台割れ  2.前場は買い戻しでプラス転換も、その後売り直される  3.資源や非鉄関連株も大口の利益確定売りで値を下げる  4.売買代金首位の郵船が大幅安、メガバンクも売られる  5.全体の8割が下落、売買代金は4兆円を超える大商い ■東京市場概況  前日の米国市場は、NYダウは前週末比797ドル安と3日続落した。原油価格の上昇を受けインフレ懸念が高まったことが警戒され幅広い銘柄で売りが優勢となった。  東京市場では引き続きリスク回避の売り圧力が強く、日経平均株価は下値模索の動き。後場も次第安の展開で大幅安となり、2万5000円台を割り込んだ。  ロシアのウクライナ侵攻やインフレ懸念を背景に世界的な株安の連鎖が止まらない状況となっている。本日の東京市場は、前日の欧米株安を受けて売り先行で始まったが、途中では半導体関連などハイテク株への買い戻しが入り、日経平均は下げ幅を縮めプラス転換する場面もあった。しかし、買い戻しが一巡すると、再び売り直される展開となり、後場に入るとリスクオフの流れが急速に強まった。ハイテク株も総じて値を消し、前日まで買われていた資源開発関連や非鉄関連株も大口の売りを浴びる状況に。日経平均は430円あまりの下げでフシ目の2万5000円台を割り込んでの着地となった。全体の8割を超える銘柄が下落。東証1部の売買代金は4兆円を超える大商いとなった。  個別では、売買代金トップの日本郵船<9101>が大幅安。前引け時点では高かったレーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>など半導体主力株も安くなった。ソフトバンクグループ<9984>が下落、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも安い。日本航空<9201>が売りに押され、住友金属鉱山<5713>も大きく値を下げた。大紀アルミニウム工業所<5702>が値下がり率トップに売り込まれ、日本コークス工業<3315>、OATアグリオ<4979>、三菱製鋼<5632>なども大幅安。  半面、キーエンス<6861>が高く、ソニーグループ<6758>もしっかり。信越化学工業<4063>も上昇した。低位株の日本アジア投資<8518>やホクシン<7897>が値を飛ばした。また、メドピア<6095>、グリムス<3150>、eBASE<3835>などが大幅高。マネックスグループ<8698>も商いを伴い上値を追った。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はダイキン <6367> 、ファナック <6954> 、信越化 <4063> 、中外薬 <4519> 、テルモ <4543> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約33円。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、SBG <9984> 、塩野義 <4507> 、TDK <6762> 、資生堂 <4911> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約166円。  東証33業種のすべての業種が下落。下落率の小さかった上位5業種は(1)精密機器、(2)電気機器、(3)倉庫運輸関連、(4)サービス業、(5)医薬品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉄鋼、(3)海運業、(4)鉱業、(5)非鉄金属。 ■個別材料株 △アスカネット <2438> [東証M]  フォトブック事業堅調で22年4月期業績予想を上方修正。 △ソケッツ <3634> [東証2]  クッキーレス感性ターゲティング広告のトライアル開始。 △モルフォ <3653> [東証M]  「らくらくスマートフォン」に同社技術が採用。 △デジハHD <3676>  DX投資拡大が追い風で値頃感からの買い。 △ステムリム <4599> [東証M]  レダセムチドの炎症性腸疾患を適応症とした米国特許を取得。 △AGC <5201>  ロシア売上高2%程度で不透明感和らぐ。 △ホクシン <7897>  ロシアのウクライナ侵攻に絡みウッドショックの思惑。 △ラストワンM <9252> [東証M]  アパート・マンション賃貸仲介のアップルと業務提携。 △スマバ <9417>  「クルマツナグプラットフォーム」がアルコールチェック義務化に対応。 △ワットマン <9927> [JQ]  配当予想の増額修正と1株から2株への株式分割を好感。 ▼INPEX <1605>  資源関連には利食い売りが集まる展開へ。 ▼セリア <2782>  2月既存店売上高4ヵ月連続で前年下回る。  東証1部の値上がり率上位10傑は(1)アジア投資 <8518> 、(2)ランド <8918> 、(3)ホクシン <7897> 、(4)メドピア <6095> 、(5)グリムス <3150> 、(6)eBASE <3835> 、(7)マネパG <8732> 、(8)フューチャー <4722> 、(9)ウッドワン <7898> 、(10)Sansan <4443> 。  値下がり率上位10傑は(1)大紀ア <5702> 、(2)OATアグリ <4979> 、(3)菱製鋼 <5632> 、(4)日本コークス <3315> 、(5)東邦鉛 <5707> 、(6)マーキュリア <7347> 、(7)日野自 <7205> 、(8)冶金工 <5480> 、(9)共英製鋼 <5440> 、(10)三井松島HD <1518> 。 【大引け】  日経平均は前日比430.46円(1.71%)安の2万4790.95円。TOPIXは前日比34.17(1.90%)安の1759.86。出来高は概算で18億7340万株。東証1部の値上がり銘柄数は346、値下がり銘柄数は1788となった。日経ジャスダック平均は3450.41円(42.94円安)。 [2022年3月8日] 株探ニュース 2022/03/08 18:28 みんかぶニュース 市況・概況 8日香港・ハンセン指数=終値20765.87(-291.76)  8日の香港・ハンセン指数の終値は前営業日比291.76ポイント安の20765.87と3日続落した。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/08 17:34 みんかぶニュース 市況・概況 明日の株式相場に向けて=ロシア・デフォルトと「リーマンの亡霊」  きょう(8日)の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比430円安の2万4790円と大幅安で3日続落。わずか3営業日の間に1800円近い暴落である。あっという間に2万6000円台半ばから大台を2つ替え、2万4000円台へとまさにつるべ落としのような下げとなった。  混沌とするウクライナ情勢、出口が一向に見えないトンネルにしびれを切らしたように、世界のマーケットは同時株安の様相を強めている。前日の欧州株市場はほぼ全面安、西欧で高かったのはポルトガル市場のみだ。ただ、下落率は独DAXで2%弱の下げ、仏CAC40で1.3%安とそれほど大きく売り込まれた感じではなかった。ところが、NY時間では再びリスクオフの波が大きくなった。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の下落率は3.6%台に達した。日によって波高は変わるが、怒涛の売り圧力はここ数日、東京市場にも押し寄せている。  商品市況高が続いているからといって、非鉄や資源エネルギー関連株が上がり続けるということはない。関連銘柄として買われている企業は、劇的に収益が伸びるかといえば必ずしもそうではないからだ。例えば金やニッケル市況の先高期待が強いから住友金属鉱山<5713.T>の株価上昇も担保されるということは全くない。あくまで株式需給思惑のなかで買いが集まっている。その住友鉱はきょう寄り付き早々に6372円の高値をつけたが、その後は400円を超える下落で6000円台を割り込む場面があった。アルミ市況高騰を背景に買われてきた大紀アルミニウム工業所<5702.T>はもっと苛烈で、きょうはマドを開けての大陰線を形成し、いきなり75日移動平均線を下に抜け、東証1部の値下がり率トップとなった。売買代金上位の常連となった日本郵船<9101.T>など海運株もしかり。きょうは利益確定売りのターゲットとして被弾し、また、資源開発事業を手掛ける三菱商事<8058.T>などの総合商社も軒並み売りに押された。  一方、これまで売り込まれてきたレーザーテック<6920.T>や東京エレクトロン<8035.T>など半導体の主力株は朝安後にプラス圏に切り返す動きをみせた。キーエンス<6861.T>なども高く、ハイテク値がさ株の一角には資源関連株と入れ変わる形で買いが優勢に転じる銘柄が散見された。これは、アンワインド(巻き戻し)といわれるAIアルゴリズムが闊歩する株式市場特有の動きで、「資源買いのハイテク売り」の逆転売買によって生じる。ところが、戻る側のハイテクセクターの方は、空売りの買い戻しが一巡すると、足もとが急におぼつかなくなり、前日終値近辺で右往左往。レーザーテック、東エレクともマイナス圏で引けた。これが今の相場の実態であり、黙っていても売りが湧いてくるような地合いである。  ロシアへの金融制裁として国際決済網のSWIFTからロシアの銀行を外すという措置に西側諸国は踏み切ったが、現状はロシア最大手銀であるズベルバンクは対象外としている。ロシア産の石油・ガスの決済手段を失えば、エネルギー価格の高騰という形で欧州側も経済的なダメージを負うことになる。その弱腰を見透かされたように、ロシア側からは天然ガスのパイプラインを閉鎖するぞと、ドイツなどは逆に脅しをかけられている。プーチン露大統領は正気か狂気かは分からないが、不退転の心づもりであることだけは間違いない。  ここ欧州株は全面安商状が続いているが、「最近は欧州の銀行株の下げが際立っている」(中堅証券マーケットアナリスト)とする。ロシア向け債権のデフォルトリスクが意識されているのだ。そのなか、市場関係者が気になるのは、やはり財務体質が脆弱なドイツ銀行<DB>の存在だろう。あまり報じられてないが、同社の株価は2月上旬につけた高値からわずか1カ月弱で何と40%以上の暴落となっている。これは欧州全体、そして世界にとってもかなりのプレッシャーとなり得る。「リーマン・ショック(の再来)」、これは、かなり前から話のネタとして市場関係者の言葉の端には出てきていたが、ウクライナ問題が大きな炎と化すなかで、いやが上にも08年相場のクラッシュが脳裏をよぎる。  あすのスケジュールでは、21年10~12月期GDP(改定値)、2月のマネーストック、2月の工作機械受注額など。海外では韓国大統領選、2月の中国消費者物価指数(CPI)、2月の中国卸売物価指数(PPI)、米10年物国債の入札など。なお、韓国市場は休場となる。(銀) 出所:MINKABU PRESS 2022/03/08 17:01 みんかぶニュース 市況・概況 サークレイス、4月12日にグロース市場へ新規上場  サークレイス<5029.T>が4月12日にグロース市場へ新規上場する。上場に際し75万株の公募と上限11万2500株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施する。主幹事は大和証券。公開価格決定日は4月4日。同社はクラウドシステムの導入運用支援・自社開発のクラウドシステムの提供を行っている。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/08 16:40 みんかぶニュース 市況・概況 8日中国・上海総合指数=終値3293.5301(-79.3251)  8日の中国・上海総合指数の終値は前営業日比79.3251ポイント安の3293.5301と5日続落した。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/08 16:30 みんかぶニュース 市況・概況 8日韓国・KOSPI=終値2622.40(-28.91)  8日の韓国・KOSPIの終値は前営業日比28.91ポイント安の2622.40と3日続落した。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/08 16:27 みんかぶニュース 市況・概況 東京株式(大引け)=430円安、リスク回避の売り止まず2万5000円割れ  8日の東京株式市場は引き続きリスク回避の売り圧力が強く、日経平均株価は下値模索の動き。後場も次第安の展開で大幅安となり、2万5000円台を割り込んだ。  大引けの日経平均株価は前営業日比430円46銭安の2万4790円95銭と3日続落。東証1部の売買高概算は18億7340万株、売買代金概算は4兆768億円。値上がり銘柄数は346、対して値下がり銘柄数は1788、変わらずは46銘柄だった。  ロシアのウクライナ侵攻やインフレ懸念を背景に世界的な株安の連鎖が止まらない状況となっている。きょうの東京市場は、前日の欧米株安を受けて売り先行で始まったが、途中では半導体関連などハイテク株への買い戻しが入り、日経平均は下げ幅を縮めプラス転換する場面もあった。しかし、買い戻しが一巡すると、再び売り直される展開となり、後場に入るとリスクオフの流れが急速に強まった。ハイテク株も総じて値を消し、前日まで買われていた資源開発関連や非鉄関連株も大口の売りを浴びる状況に。日経平均は430円あまりの下げでフシ目の2万5000円台を割り込んでの着地となった。全体の8割を超える銘柄が下落。売買代金は4兆円を超える大商いとなった。  個別では、売買代金トップの日本郵船<9101.T>が大幅安。前引け時点では高かったレーザーテック<6920.T>や東京エレクトロン<8035.T>など半導体主力株も安くなった。ソフトバンクグループ<9984.T>が下落、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも安い。日本航空<9201.T>が売りに押され、住友金属鉱山<5713.T>も大きく値を下げた。大紀アルミニウム工業所<5702.T>が値下がり率トップに売り込まれ、日本コークス工業<3315.T>、OATアグリオ<4979.T>、三菱製鋼<5632.T>なども大幅安。  半面、キーエンス<6861.T>が高く、ソニーグループ<6758.T>もしっかり。信越化学工業<4063.T>も上昇した。低位株の日本アジア投資<8518.T>やホクシン<7897.T>が値を飛ばした。また、メドピア<6095.T>、グリムス<3150.T>、eBASE<3835.T>などが大幅高。マネックスグループ<8698.T>も商いを伴い上値を追った。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/08 15:52 みんかぶニュース 市況・概況 明日の主なマーケットイベント ○経済統計・イベントなど 00:00 米・卸売在庫 00:00 米・卸売売上高 08:30 豪・ウエストパック消費者信頼感指数 08:50 日・マネーストック 08:50 日・四半期実質GDP(改定値) 10:20 日・6カ月物国庫短期証券の入札 10:30 中・消費者物価指数 10:30 中・生産者物価指数 21:00 米・抵当銀行協会(MBA)住宅ローン申請指数 ※韓国大統領選挙,韓国市場が休場 ○決算発表・新規上場など 決算発表:くら寿司<2695>,サトウ食品<2923>,アゼアス<3161>,Bガレージ<3180>,ザッパラス<3770>,SYSHD<3988>,アイモバイル<6535>,ハウテレビ<7064>,マツモト<7901> ※海外企業決算発表:クラウドストライク・ホールディングスほか 出所:MINKABU PRESS 2022/03/08 15:30 みんかぶニュース 市況・概況 明日の決算発表予定 くら寿司、アイモバイルなど10社 (3月8日) 3月9日の決算発表銘柄(予定)  ■引け後発表   ◆本決算:    <7064> ハウテレ [東M]   ◆第1四半期決算:    <2695> くら寿司   ◆第2四半期決算:    <3988> SYSHD [JQ]    <6535> アイモバイル   ◆第3四半期決算:    <2923> サトウ食品 [東2]    <3161> アゼアス [東2]    <3180> Bガレージ    <3770> ザッパラス    <7435> ナ・デックス [JQ]    <7901> マツモト [JQ]   合計10社 ※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表予定】銘柄一覧をご覧いただけます。 株探ニュース 2022/03/08 15:11 みんかぶニュース 市況・概況 ETF売買動向=8日大引け、全銘柄の合計売買代金4258億円  8日の上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比8.0%減の4258億円。うち、日経平均株価に連動するETF(ベアETF・レバレッジETFを含む)20銘柄の売買代金は同7.2%減の3366億円だった。  個別では純金上場信託(現物国内保管型) <1540> 、ダイワ上場投信-日経平均インバース・インデックス <1456> 、WisdomTree 金上場投資信託 <1672> 、NEXT 香港ハンセン・ベア <2032> 、NEXT 金価格連動型 <1328> など13銘柄が新高値。iFreeETF中国グレーターベイエリア <2629> 、グローバルX グローバルリーダーズESG-日本株式 <2641> 、One ETF ESG <1498> 、NEXT 日経225連動型 <1321> 、グローバルX ロボティクス&AI-日本株式ETF <2638> など80銘柄が新安値をつけた。  そのほか目立った値動きでは国際のETF VIX短期先物指数 <1552> が5.98%高、NEXT 日経平均VI先物 <2035> が5.98%高と大幅な上昇。  一方、WisdomTree アルミニウム上場投資信託 <1692> は23.20%安、WisdomTree 小麦上場投資信託 <1695> は7.66%安、NEXT エネルギー資源 <1618> は6.58%安、NEXT 鉄鋼・非鉄鉄鋼・非鉄 <1623> は6.07%安、WisdomTree とうもろこし上場投資信託 <1696> は5.79%安と大幅に下落した。  日経平均株価が430円安と急落するなか、日経平均に連動するETFでは、NEXT日経平均レバレッジ <1570> が売買代金1750億6200万円となり東証全銘柄でトップ。過去5営業日の平均売買代金1661億6000万円も上回った。  その他の日経平均ETFではNEXT 日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が598億7000万円、日経平均ベア2倍上場投信 <1360> が255億5600万円、楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型 <1459> が234億9800万円、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 <1458> が153億1200万円、日経平均ブル2倍上場投信 <1579> が133億5300万円の売買代金となった。 株探ニュース 2022/03/08 15:05 みんかぶニュース 市況・概況 <動意株・8日>(大引け)=ホクシン、デジハHDなど  ホクシン<7897.T>=大幅高。個人投資家を中心とした短期資金が流入し商いも高水準に膨らみ、低位株ならではの物色人気を博している。主力銘柄が手掛けづらく、資源関連や原油関連株にも買い一巡感がみられるなか、小型材料株で値ごろ感のある同社株に買いが集まった。市場では「ロシアのウクライナ侵攻に伴い、エネルギーや穀物の供給が滞る状況で市況高騰を招いているが、木材についても昨年春ごろに起こったウッドショックへの思惑が広がっているようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。同社は昨年もウッドショック関連として高騰した経緯があり、その時の連想もあり上値を見込んだ買いが流入した。  デジタルハーツホールディングス<3676.T>=5日ぶり反発。同社はゲームソフトの不具合検査のほか、セキュリティー対策などを手掛ける。昨年12月に2700円の上場来高値をつけた後、今年2月には1405円と5割近い下落を演じたが、業績は拡大基調にあり足もとでは値頃感からの買いも流入しているようだ。岩井コスモ証券は4日に同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始している。目標株価は2300円とした。日本のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資の追い風を受けており、M&Aを含めて高い成長が期待できるだろう、と指摘。22年3月期の連結営業利益は前期比44.1%増の27億5000万円と最高益を見込んでおり、会社予想(27億円)を上回って着地すると予想。23年3月期の同利益は31億円を見込んでいる。  近鉄エクスプレス<9375.T>=5日続伸。国際航空貨物輸送の大手で海上貨物も手掛けている。新型コロナウイルスのオミクロン株感染拡大の影響も限定的で、業績は好調に推移。22年3月期業績予想は2度にわたる上方修正を経て売上高が9400億円(前期比54%増)、営業利益を500億円から580億円(同70%増)を見込んでいる。株価はきょうで5連騰と強さを際立たせているが、PERは依然として6倍に過ぎず、割安感が強い。市場では「2月下旬に野村証券が、また直近ではモルガン・スタンレーMUFG証券がいずれも強気の投資判断に加え目標株価の引き上げを行っており、有事リスクが意識されるなかにあって好調な業績が素直に評価されている数少ない銘柄」(中堅証券ストラテジスト)としている。  アスカネット<2438.T>=急反騰。7日の取引終了後、22年4月期の単独業績予想について、売上高を62億7000万円から63億2600万円(前期比9.6%増)へ、営業利益を2億8500万円から4億4100万円(同59.0%増)へ、純利益を2億円から3億1200万円(同38.7%増)へ上方修正したことが好感されている。遺影写真など画像映像のデジタル加工や通信出力サービスを提供するフューネラル事業で新規顧客獲得が堅調に推移したことに加えて、フォトブック事業でウェディング市場における新型コロナウイルス感染症拡大の影響が想定ほどではなかったことや、スタジオ向け写真集が好調なことが要因としている。なお、第3四半期累計(21年5月~22年1月)決算は、売上高46億8800万円(前年同期比11.9%増)、営業利益3億6900万円(同2.6倍)、純利益2億6200万円(同2.1倍)だった。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/08 15:04 みんかぶニュース 市況・概況 ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は5日続落、アサカ理研、トミタ電機が売られる  8日大引けの日経ジャスダック平均は前日比42.94円安の3450.41円と5日続落。値上がり銘柄数は117、値下がり銘柄数は477となった。  個別では安江工務店<1439>、田中建設工業<1450>、シンクレイヤ<1724>、太洋基礎工業<1758>、暁飯島工業<1997>など107銘柄が昨年来安値を更新。アサカ理研<5724>、トミタ電機<6898>、イボキン<5699>、大日光・エンジニアリング<6635>、今村証券<7175>は値下がり率上位に売られた。  一方、テーオーホールディングス<9812>がストップ高。ワットマン<9927>は一時ストップ高と値を飛ばした。佐渡汽船<9176>、山大<7426>、日本テレホン<9425>、シー・エス・ランバー<7808>、川崎地質<4673>は値上がり率上位に買われた。 株探ニュース 2022/03/08 15:04 みんかぶニュース 市況・概況 東証マザーズ(大引け)=マザーズ指数は5日続落、サイエンスA、GRCSがS安  8日大引けの東証マザーズ指数は前日比10.23ポイント安の681.72ポイントと5日続落。値上がり銘柄数は99、値下がり銘柄数は317となった。  個別ではサイエンスアーツ<4412>、GRCS<9250>がストップ安。トライステージ<2178>、アンビション DX ホールディングス<3300>、パルマ<3461>、GA technologies<3491>、スタジオアタオ<3550>など54銘柄は昨年来安値を更新。セキュア<4264>、網屋<4258>、グローバルセキュリティエキスパート<4417>、農業総合研究所<3541>、CaSy<9215>は値下がり率上位に売られた。  一方、アスカネット<2438>、ログリー<6579>が一時ストップ高と値を飛ばした。フルッタフルッタ<2586>、バンク・オブ・イノベーション<4393>、データホライゾン<3628>、コンフィデンス<7374>、FFRIセキュリティ<3692>は値上がり率上位に買われた。 株探ニュース 2022/03/08 15:03 みんかぶニュース 市況・概況 日経平均8日大引け=3日続落、430円安の2万4790円  8日の日経平均株価は前日比430.46円(-1.71%)安の2万4790.95円と3日続落し取引を終了した。東証1部の値上がり銘柄数は346、値下がりは1787、変わらずは46と、値下がり銘柄の割合は80%を超えた。  日経平均マイナス寄与度は57.45円の押し下げでファストリ <9983>がトップ。以下、SBG <9984>が49.27円、塩野義 <4507>が23.65円、TDK <6762>が21.15円、資生堂 <4911>が14.66円と並んだ。  プラス寄与度トップはダイキン <6367>で、日経平均を12.16円押し上げ。次いでファナック <6954>が7.58円、信越化 <4063>が4.76円、中外薬 <4519>が4.44円、テルモ <4543>が3.81円と続いた。  業種別では33業種すべてが値下がり。下落率1位は石油・石炭で、以下、鉄鋼、海運、鉱業、非鉄金属、空運が並んだ。 株探ニュース 2022/03/08 15:02 みんかぶニュース 市況・概況 ETF売買代金ランキング=8日大引け  8日大引けの上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買代金ランキングは以下の通り。                   売買代金       銘柄名    売買代金 増加率(%)   株価 1. <1570> 日経レバ    175062   -11.3    11455 2. <1357> 日経Dインバ   59870   29.0     503 3. <1360> 日経ベア2    25556   17.5   1229.5 4. <2038> 原油先Wブル   24141   40.0    1646 5. <1459> 楽天Wベア    23498   15.3    2017 6. <1458> 楽天Wブル    15312   -24.1    13445 7. <1579> 日経ブル2    13353   -20.9    12265 8. <1671> WTI原油    12346   -16.6    2867 9. <1552> VIX短先物   7821   -3.3    2677 10. <1321> 野村日経平均   7810   -52.8    25625 11. <1306> 野村東証指数   6167   -14.9   1835.0 12. <1568> TPXブル    3546   -28.1    19385 13. <1320> 大和日経平均   3231   -38.2    25565 14. <1571> 日経インバ    2978   -36.6    1126 15. <1366> 大和日経Dイ   2950   13.6    1313 16. <1699> 野村原油     2651   -36.4    343.9 17. <2516> マザーズ     2314    1.5    524.2 18. <1545> 野村ナスダク   1967   -13.9    15475 19. <1330> 日興日経平均   1818   -48.3    25645 20. <1695> WT小麦     1643   -29.5    161.5 21. <1540> 純金信託     1636   -34.1    7068 22. <1365> 大和日経レバ   1539   -8.1    17700 23. <2558> MX米株SP   1489   123.9    13825 24. <1547> 日興SP5百   1073   36.0    5230 25. <1358> 日経2倍     1064   -42.2    21335 26. <1329> iS日経     1033   -46.1    25540 27. <1475> iSTPX    1021   -81.7    1792 28. <2634> 野村SPH有    935   -36.4   2113.0 29. <2524> 農中東証指数    930  1921.7   1781.0 30. <2039> 原油先物ベア    926   -66.6    1721 31. <2569> 日興NQヘ有    881  3288.5   2373.0 32. <1356> TPXベア2    852   21.9   1273.0 33. <1308> 日興東証指数    815   -69.3   1813.5 34. <1655> iS米国株     745   -64.7    345.9 35. <1326> SPDR      743   15.9    21515 36. <1305> 大和東証指数    738   -28.0   1851.5 37. <1346> MX225     677   -9.7    25530 38. <2568> 日興NQヘ無    639   78.5   2627.0 39. <1543> 純パラ信託     591   41.4   107850 40. <2647> 野村米十債     574  -100.0    4998 41. <2648> 野村米十債H    525  -100.0    4908 42. <1694> WTニッケル    508   446.2    6152 43. <1343> 野村REIT    456   -52.5   2010.5 44. <1557> SPDR5百    448   29.5    48150 45. <1348> MXトピクス    445    6.7   1814.5 46. <2620> iS米債13    433  1565.4    2656 47. <1541> 純プラ信託     427   -23.9    3910 48. <1591> 野村JPX     423   336.1    15925 49. <2631> MXナスダク    411   10.5    10965 50. <1546> 野村ダウ30    400   24.6    36860 ※売買代金単位:100万円、売買代金増加率:前日に比べた増減率(%) 株探ニュース 2022/03/08 15:02 みんかぶニュース 市況・概況 東証2部(大引け)=2部指数は3日続落、東邦金、伊勢化が売られる  8日大引けの東証2部指数は前日比124.15ポイント安の6817.38ポイントと3日続落。値上がり銘柄数は77、値下がり銘柄数は352となった。  個別ではJESCOホールディングス<1434>、弘電社<1948>、クシム<2345>、プレミアムウォーターホールディングス<2588>、パレモ・ホールディングス<2778>など68銘柄が昨年来安値を更新。東邦金属<5781>、伊勢化学工業<4107>、内海造船<7018>、技研ホールディングス<1443>、玉井商船<9127>は値下がり率上位に売られた。  一方、ソケッツ<3634>、東京ラヂエーター製造<7235>がストップ高。京福電気鉄道<9049>は昨年来高値を更新。ぷらっとホーム<6836>、図研エルミック<4770>、ユーピーアール<7065>、日本食品化工<2892>、セブン工業<7896>は値上がり率上位に買われた。 株探ニュース 2022/03/08 15:02 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」3位にワットマン  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の8日午後2時現在で、ワットマン<9927.T>が「買い予想数上昇」で3位となっている。  7日の取引終了後、22年3月期の期末一括配当予想を60円から80円へ増額修正した。前期実績に対しては20円の増配となる予定だ。  同時に、3月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表した。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家の利便性の向上や株式の流動性の向上を図ることが目的としている。なお、効力発生日は4月1日。  これらの発表を受けて、この日の同社株は急反騰し一時、ストップ高の3050円に上昇。その後は利益確定売りが出たものの、2700円を上回る水準で推移しており、これが買い予想数の上昇につながっているようだ。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/08 14:47 みんかぶニュース 市況・概況 エクサWizが3日ぶり反発、パラマウントベッドの「見守り支援システム」と連携◇  エクサウィザーズ<4259.T>が3日ぶりに反発している。この日、介護記録AIアプリ「CareWiz ハナスト」が、パラマウントベッドホールディングス<7817.T>傘下のパラマウントベッドの「見守り支援システム」と連携したと発表しており、これが好材料視されている。  「ハナスト」と「見守り支援システム」が連携することで、体動センサーのさまざまな情報をハナストのアプリで受け取ることが可能となり、情報を受け取ったスタッフはハナストのアプリ画面で業務を遂行しながら確認できるようになる。これによって、スタッフが逐一、利用者の居室に出向いて状況を確認する回数を削減でき、スタッフの効率的な行動につながるとしている。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/08 14:29 みんかぶニュース 市況・概況 日経平均の下げ幅が400円を超える  日経平均株価の下げ幅が400円を超えた。14時29分現在、420.09円安の2万4801.32円まで下落している。 株探ニュース 2022/03/08 14:29 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」5位に学情  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」8日午後1時現在で学情<2301.T>が「売り予想数上昇」5位となっている。  8日の東京市場で学情が6日続落し昨年来安値を更新。同社は7日取引終了後、22年10月期第1四半期(11~1月)単独営業損益が4億1900万円の赤字(前年同期は3億2400万円の赤字)となったと発表した。上期計画の300万円の黒字、通期計画の15億9000万円の黒字の予想は据え置かれた。「収益認識に関する会計基準」適用のため、前年との比較は記載されていない。新卒学生向け就職サイト「あさがくナビ」は引き続き堅調であり、中途採用市場でもコロナ後を見据えた企業を中心に採用ニーズは高まっているため、引き合いは順調とした。全般相場が軟調ななか、株価は20年7月安値880円を意識する値動きとなっている。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/08 14:12 みんかぶニュース 市況・概況 ◎午後2時現在の値上がり値下がり銘柄数  午後2時現在の東証1部の値上がり銘柄数は403、値下がり銘柄数は1718、変わらずは57銘柄だった。業種別では33業種中2業種前後が高い。値上がり上位に精密機器など。値下がり上位に石油・石炭、鉱業、鉄鋼、海運、非鉄など。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/08 14:02 みんかぶニュース 市況・概況 14時の日経平均は315円安の2万4905円、ファストリが50.05円押し下げ  8日14時現在の日経平均株価は前日比315.50円(-1.25%)安の2万4905.91円で推移。東証1部の値上がり銘柄数は392、値下がりは1724、変わらずは61と、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回っている。  日経平均マイナス寄与度は50.05円の押し下げでファストリ <9983>がトップ。以下、SBG <9984>が43.56円、塩野義 <4507>が21.15円、TDK <6762>が16.92円、資生堂 <4911>が13.6円と続いている。  プラス寄与度トップはダイキン <6367>で、日経平均を14.63円押し上げている。次いでファナック <6954>が12.86円、テルモ <4543>が7.19円、信越化 <4063>が5.46円、エムスリー <2413>が5.33円と続く。  業種別では33業種中31業種が下落し、上昇は精密機器、電気機器の2業種のみ。値下がり1位は石油・石炭で、以下、鉄鋼、鉱業、海運、非鉄金属、空運と並ぶ。  ※14時0分9秒時点 株探ニュース 2022/03/08 14:01 みんかぶニュース 市況・概況 武者陵司「プーチンのウクライナ侵攻、ロシア凋落の始まりか」 ●プーチン氏の緒戦でのつまずき  ロシアがウクライナに対する軍事侵攻に踏み切って1週間が経ち、両代表団によってベラルーシで停戦協議が行われている(本稿執筆時点)。刻々変化する戦況を判断することは危険ではあるが、電光石火の攻撃により緒戦で勝利し、ウクライナ側に(1)非武装中立化、(2)クリミア半島の主権譲渡を飲ませるというロシアの目論見はうまくいっていないようである。傀儡政権の樹立も今では難しくなっている。 ●誤算はウクライナの士気とドイツの政策大旋回  誤算の2大要因は、ウクライナ側の士気が高く抵抗が強いことと、国際世論のロシア批判の高まりである。SNSで全世界に伝えられるゼレンスキー大統領の英雄的抵抗と国民の愛国心の高まりは、国際世論を味方につけ、ロシア批判の共同戦線とも言えるような雰囲気を作っている。  その中で特筆されるのは、欧州連合(EU)をリードするドイツ・ショルツ政権の政策大旋回である。ロシアによるウクライナ侵攻直後の2月28日、ドイツ議会の特別セッションにおいて、1000億ユーロの軍近代化予算と、軍事予算の増額(対GDP比1.5%~2%)が表明された。また、北海ルートのパイプライン「ノルドストリーム2」の棚上げも打ち出された。  さらに国際決済システム「SWIFT(国際銀行間通信協会)」からのロシア排除、ミサイルや装甲車などのウクライナへの軍事支援、石炭と天然ガス備蓄の増強、カタールと米国からのLNG(液化天然ガス)受け入れターミナル2つの建設などが、緑の党の同意のもとに打ち出された。2022年に全廃が決まっていた原子力発電所の運転延長や廃止原発の再稼働なども俎上に上ってくるかもしれない。 ●4つの可能性、すべてはプーチン氏にかかる  平和主義、反軍拡、脱カーボンに彩られたドイツ中道連立政権の存在は、北大西洋条約機構(NATO)を押し返そうとするプーチン政権にとって、大きな安心材料であった。その180度の政策転換は、自ら蒔いた種とはいえ、プーチン政権にとって大いなる読み違えであっただろう。となると、これからどのようなシナリオが考えられるだろうか。ことは全てプーチン氏の判断にかかっている。4つのシナリオがあり得る。  第一の最も可能性が高いシナリオは、プーチン氏のdouble down(2倍賭け)であろう。緒戦でもたついた分をより強硬策で突破し、ウクライナ側の屈服を勝ち取ろうとするだろう。3月4日の原発攻撃はまさにdouble downそのものかもしれない。  第二に可能性が高いシナリオは、停戦を餌に非武装化などの譲歩を勝ち取る、いわば大坂冬の陣型の対応(藤崎元駐米大使の説)であろう。これはそのあと夏の陣が控えており、ウクライナにとっては最終的な解決策にはならず危険である。  第三の可能性は、国際批判の高まりと国内経済悪化によりプーチン氏が失脚・排除されるシナリオであるが、まだ機は熟しておらず当面は考えにくい。  第四のシナリオは、プーチン氏の改心による侵略の終結であるが、それはほとんど考えられない。 ●経済制裁でプーチン氏を引き下ろせるか?  このように整理すると、ウクライナが徹底抗戦の姿勢を変えないとすれば、プーチン氏の退陣のみが究極の解決策となる。ロシア内部での厭戦気分の高まり、プーチン批判が相当に高じなければ政権の交代はなかなか起きないかもしれない。EU、米国の対ロシア経済制裁、SWIFTからの排除、金融制裁、経済でのダメージが相当高まることが必要である。  では、SWIFTからの排除などの経済制裁の効果はどれほどであろうか。天然ガスの最大の顧客であるドイツの政策大転換はプーチン氏にとって痛手であるが、短期的に大きなダメージにはならないかもしれない。なぜなら、ロシア最大のズベルバンク、第3位のガスプロムバンクはSWIFT排除の対象外になっており、引き続き石油ガス供給を続けることができるのである。 ●ルーブル暴落、インフレの帰趨が鍵に  むしろ、同時に打ち出されたロシア中銀と日米欧中銀との取引停止、ロシア外貨の凍結の方が大きな影響を持つかもしれない。こうした事態に備え、ロシアは外貨準備を大幅に増やし、かつその中身を大きく分散化、制裁に堪え得る体制を整えてきたようである。  ロシアの保有する外貨準備高はウクライナ侵攻直前には6430億ドル(74兆円)と、ボトムの2015年に比べ7割も増加させていた。昨年6月時点での内訳はユーロ32.3%、金21.7%、米ドル16.4%、人民元13.1%、英ポンド6.5%、日本円5.7%、カナダドル3.0%などとなっている。この中で、すでに米、英、カナダ、欧州連合(EU)、日本がロシアの外貨準備を凍結しており、それはロシア全体の約6割にのぼる。周到に金や人民元の比重を高めてきたが、それでは到底間に合わない。  ルーブル大暴落に対応した外貨介入ができなくなり、大幅な金利引き上げを余儀なくされているが、それでもルーブルはウクライナ侵攻前の78ルーブル/ドルから117ルーブル/ドルへと5割の大暴落になっており、深刻なインフレが懸念される。IIF(国際金融協会)はロシアのデフォルト(対外債務不履行)の公算は大としている。ロシアは10%を超える経済成長の落ち込みを余儀なくされるだろう。 ●EU、米国、日本の順に返り血浴びるが、リセッションは回避できよう  他方、ロシアにエネルギーを依存している欧州も返り血を浴びることになるが、ガス・原油価格の上昇の悪影響は限られよう。第三次石油ショックのような惨事は考えにくい。米国でのシェールガス・オイルの増産、カタール、アルジェリアへの転換も可能である。米欧では最大で1%程度の消費者物価指数(CPI)の上昇があり得るとしても、リセッションに陥るほどのことにはならないだろう。経済はロシアの一人負けになるのではないか。 ●このままではロシアは発展途上貧国に凋落へ  となると、株式市場への悪影響は限定的になるだろう。むしろ、金融引き締め圧力が弱まること、ドイツの政策大旋回に見られるように、世界の民主主義国家の団結が強まり、投資家心理への好影響が期待できる。  その中で、産業基盤が弱体化し、資源依存の新興国型の経済構造に陥っているロシアでは一段と困難が進行する。ロシアの経済プレゼンスの凋落は必至で、いずれエネルギーにのみ依存する開発途上貧国に転落するかもしれない。 (2022年3月4日記 武者リサーチ「ストラテジーブレティン300号」を転載) 株探ニュース 2022/03/08 14:00 みんかぶニュース 市況・概況 オープンドアなど旅行関連の一角が高い、新型コロナ感染者数が減少で思惑◇  オープンドア<3926.T>、アドベンチャー<6030.T>が一時5%程度の上げ幅となったほか、エアトリ<6191.T>、エイチ・アイ・エス<9603.T>、KNT-CTホールディングス<9726.T>など、旅行関連の一角が堅調に推移している。7日の新型コロナウイルスの国内感染者数が約1カ月半ぶりに4万人を下回ったことで、国内各地に発出されているまん延防止等重点装置の早期解除や国内旅行需要回復への思惑が広がっているようだ。東京都は5374人が確認され、4日連続で前の週の同じ曜日の人数を下回ったほか、前週月曜日(2月28日)との比較で6割以下に低下した。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/08 13:31 みんかぶニュース 市況・概況 ◎午後1時現在の値上がり値下がり銘柄数  午後1時現在の東証1部の値上がり銘柄数は646、値下がり銘柄数は1450、変わらずは80銘柄だった。業種別では33業種中5業種前後が高い。値上がり上位に倉庫・運輸、精密機器、電気機器など。値下がり上位に石油・石炭、鉱業、鉄鋼など。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/08 13:03 みんかぶニュース 市況・概況 13時の日経平均は212円安の2万5008円、ファストリが46.52円押し下げ  8日13時現在の日経平均株価は前日比212.92円(-0.84%)安の2万5008.49円で推移。東証1部の値上がり銘柄数は649、値下がりは1446、変わらずは80と、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回っている。  日経平均マイナス寄与度は46.52円の押し下げでファストリ <9983>がトップ。以下、SBG <9984>が31.3円、TDK <6762>が17.45円、塩野義 <4507>が17.41円、資生堂 <4911>が13.71円と続いている。  プラス寄与度トップはファナック <6954>で、日経平均を16.04円押し上げている。次いでダイキン <6367>が13.75円、キーエンス <6861>が7.05円、テルモ <4543>が5.92円、アドテスト <6857>が5.64円と続く。  業種別では33業種中5業種が値上がり。1位は倉庫・運輸で、以下、電気機器、精密機器、サービスと続く。値下がり上位には石油・石炭、鉱業、鉄鋼が並んでいる。  ※13時0分10秒時点 株探ニュース 2022/03/08 13:01 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」2位に原油先Wブル  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」8日正午現在でNEXT NOTES ドバイ原油先物 ダブル・ブル ETN<2038.T>が「買い予想数上昇」2位となっている。  原油先Wブルは、原油市況動向に連動させたETNで、指数の前日比変動率の2倍の値動きを想定したボラティリティの高さが特徴となっている。前日のWTI原油先物価格は一時1バレル=130ドルを超える急騰をみせた。また、中東産ドバイ原油も前日終値ベースで128ドル台をつけるなど原油価格高騰が止まらない状況にあり、これを受けて原油先Wブルには個人投資家を中心とした短期筋の買いが活発化している。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/08 12:55 みんかぶニュース 市況・概況 東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値比で一段安  後場寄り付き直後の東京株式市場では、日経平均株価が前営業日比170円安前後と前場終値と比較して一段安。外国為替市場では1ドル=115円40銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/08 12:31

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