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サクシード Research Memo(5):オンライン型家庭教師サービスで全国展開へ
配信日時:2025/12/12 11:45
配信元:FISCO
*11:45JST サクシード Research Memo(5):オンライン型家庭教師サービスで全国展開へ
■サクシード<9256>の事業内容
4. 家庭教師事業
同社が展開する「家庭教師のサクシード」は、家庭教師サービスを対面型とオンライン型2通りの方式を提供している。従来の対面式家庭教師サービスでは、主要大学が置かれている首都圏・関西圏にサービスが限定され、地域によって紹介可能な教師が限られてしまうなど、地域間での学習機会の格差が生じていた。一方、オンライン型では、全国の生徒に首都圏・関西圏の高学歴な家庭教師を紹介できるため、教育の地域間格差の解消につながる。そのうえ、IT技術や運営・管理方式の進歩によって、2つの方式で学習効果の差はなくなってきた。また、教師側は通勤、家庭側は教師の受け入れといった管理やコスト面の負担がお互いになくなるメリットもある。こうしたことから、都市部においてもオンライン型を選択する顧客が増加しており、今後は全国展開を強化していく。
2026年3月期に入って2件のM&Aを実施
5. M&Aの成果
2026年3月期に入って2025年4月にみんがく、2025年10月にunicoと、シナジーが見込める2件のM&Aを実施した。みんがくは、教員に特化して業務負担を軽減する生成AI活用プラットフォーム「スクール AI」を有し、教育現場へ生成AIの導入を支援する総合教育DX推進コンサルティング事業を展開している。また、東京学芸大学、東北学院大学、玉川大学、札幌国際大学、中部大学の研究者と共同研究を行うなど、生成AIと教育をテーマに幅広く活動している。同社は、営業力を駆使して「スクールAI」を拡販するほか、AI技術をオンライン家庭教師サービスにも活用していく。みんがくの2024年4月期業績は、売上高が20百万円、営業損失が5百万円である。
unicoは、児童福祉法による児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援事業を展開、発達障がいのある子どもたちとその家族を支える地域密着型のサービスを、福岡県を中心に直営14、FC(フランチャイズ)14の施設で提供している(2025年10月末)。投資額は個別指導教室と同程度のうえ、国からの助成金で保護者負担が1割のため、一度利益が出ると業績は安定するようだ。定員があるため効率を大きく引き上げることはできないが、強いニーズがあることから同社の出店ノウハウを生かすことで成長が見込める。unicoの2025年3月期業績は、売上高が534百万円、営業利益が9百万円である。
人材共有、自社マーケティング、マッチングに強み
6. 同社の強み
同社の強みは、人材の共有、自社内のマーケティングチーム、きめ細かなマッチングの3点にある。人材の共有については、人材サービスと教育サービスでそれぞれ必要とする人材を一括で募集するため、登録人材を質量両面で強化できるうえ、募集費を抑えることができる。学校教員の募集サイトで集めた登録者に対して学童保育の仕事を斡旋したり、教育サービスで競合する他社学習塾に紹介したりと、事業領域を横断した人材の共有を図ることもできる。また、自社内にマーケティングチームを擁しているため、教育に絞ったうえ専門性の高い様々な職種に特化したオウンドメディアやLPなどの募集サイトを、機動的に制作・展開できる。マッチング面では、担当コーディネーターが登録者から詳細をヒアリングすることで、職種にまで細分化された専門性の高い大量の人材データベースを構築している。同じ業種や職種でも微妙な違いのある求職者と求人企業の個別ニーズに応じて、迅速かつ機動的で正確なベストフィットのマッチングができる。この結果、退職率を極めて低く抑えられるほか人材データベースを新規事業開発に活用することも可能だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)
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4. 家庭教師事業
同社が展開する「家庭教師のサクシード」は、家庭教師サービスを対面型とオンライン型2通りの方式を提供している。従来の対面式家庭教師サービスでは、主要大学が置かれている首都圏・関西圏にサービスが限定され、地域によって紹介可能な教師が限られてしまうなど、地域間での学習機会の格差が生じていた。一方、オンライン型では、全国の生徒に首都圏・関西圏の高学歴な家庭教師を紹介できるため、教育の地域間格差の解消につながる。そのうえ、IT技術や運営・管理方式の進歩によって、2つの方式で学習効果の差はなくなってきた。また、教師側は通勤、家庭側は教師の受け入れといった管理やコスト面の負担がお互いになくなるメリットもある。こうしたことから、都市部においてもオンライン型を選択する顧客が増加しており、今後は全国展開を強化していく。
2026年3月期に入って2件のM&Aを実施
5. M&Aの成果
2026年3月期に入って2025年4月にみんがく、2025年10月にunicoと、シナジーが見込める2件のM&Aを実施した。みんがくは、教員に特化して業務負担を軽減する生成AI活用プラットフォーム「スクール AI」を有し、教育現場へ生成AIの導入を支援する総合教育DX推進コンサルティング事業を展開している。また、東京学芸大学、東北学院大学、玉川大学、札幌国際大学、中部大学の研究者と共同研究を行うなど、生成AIと教育をテーマに幅広く活動している。同社は、営業力を駆使して「スクールAI」を拡販するほか、AI技術をオンライン家庭教師サービスにも活用していく。みんがくの2024年4月期業績は、売上高が20百万円、営業損失が5百万円である。
unicoは、児童福祉法による児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援事業を展開、発達障がいのある子どもたちとその家族を支える地域密着型のサービスを、福岡県を中心に直営14、FC(フランチャイズ)14の施設で提供している(2025年10月末)。投資額は個別指導教室と同程度のうえ、国からの助成金で保護者負担が1割のため、一度利益が出ると業績は安定するようだ。定員があるため効率を大きく引き上げることはできないが、強いニーズがあることから同社の出店ノウハウを生かすことで成長が見込める。unicoの2025年3月期業績は、売上高が534百万円、営業利益が9百万円である。
人材共有、自社マーケティング、マッチングに強み
6. 同社の強み
同社の強みは、人材の共有、自社内のマーケティングチーム、きめ細かなマッチングの3点にある。人材の共有については、人材サービスと教育サービスでそれぞれ必要とする人材を一括で募集するため、登録人材を質量両面で強化できるうえ、募集費を抑えることができる。学校教員の募集サイトで集めた登録者に対して学童保育の仕事を斡旋したり、教育サービスで競合する他社学習塾に紹介したりと、事業領域を横断した人材の共有を図ることもできる。また、自社内にマーケティングチームを擁しているため、教育に絞ったうえ専門性の高い様々な職種に特化したオウンドメディアやLPなどの募集サイトを、機動的に制作・展開できる。マッチング面では、担当コーディネーターが登録者から詳細をヒアリングすることで、職種にまで細分化された専門性の高い大量の人材データベースを構築している。同じ業種や職種でも微妙な違いのある求職者と求人企業の個別ニーズに応じて、迅速かつ機動的で正確なベストフィットのマッチングができる。この結果、退職率を極めて低く抑えられるほか人材データベースを新規事業開発に活用することも可能だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)
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