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NYの視点:米11月ダラス連銀製造業活動指数は予想外に低下も詳細は良好

配信日時:2025/11/25 07:49 配信元:FISCO
*07:49JST NYの視点:米11月ダラス連銀製造業活動指数は予想外に低下も詳細は良好 米11月ダラス連銀製造業活動指数は-10.4と、10月-5.0から回復予想に反し、低下した。4カ月連続のマイナスで6月来で最低となった。ただ、内容は良好。重要項目の新規受注は4.8と8月来のプラスに改善。生産も20.5と、5.2から大幅改善し7月来で最高となるなど強い伸びとなった。出荷も15.1と5.8から急伸。資本支出も9.8と4.8から上昇した。

物価を巡り、原材料価格は35.3と33.4から上昇。販売価格も10.8と7.7から上昇した。

雇用は1.2と、2.0から低下した。

データからは経済の状況が依然明確化せず。25日に発表される小売売上高で消費動向を判断することになるが、9月分と古い。短期金融市場では再び12月の利下げが70%近く織り込まれた。連邦公開市場委員会(FOMC)の中でも、連邦準備制度理事会(FRB)議長、副議長と並んで影響力のあるNY連銀のウィリアムズ総裁が近いうちの利下げの余地がまだあるとの考えを示したことに加えて、ウォラー理事も「自分の懸念は労働市場。利下げを支持する」と、12月利下げを支持する姿勢を示した。

◇米・11月ダラス連銀製造業活動指数:-10.4(予想:-2.0、10月:-5.0)

企業見通し:-6.3(10月-0.3)
生産:20.5(5.2)
設備稼働:19.4(-1.1)
新規受注:4.8(-1.7)
Unfilled orders:-6.6(-6.4)
出荷:15.1(5.8)
Delivery time-8.4(-7.2)
商品在庫:-14.3(-11.0)
原材料価格:35.3(33.4)
販売価格:10.8(7.7)
賃金:15.4(14.2)
雇用:1.2(2.0)
労働時間:9.9(-5.5)
資本支出:9.8(4.8)
見通し不透明感:15.7(22.2)

6カ月先
活動指数:11.0(10月7.0)
企業見通し:16.2(7.1)
生産:33.7(21.0)
設備稼働:34.0(17.5)
新規受注:39.2(18.3)
Unfilled orders:-0.5(-8.9)
出荷:27.0(18.5)
Delivery time-4.1(-1.4)
商品在庫:-1.5(+3.1)
原材料価格:40.7(46.1)
販売価格:38.8(37.3)
賃金:39.1(41.5)
雇用:22.3(18.9)
労働時間:5.7(7.2)
資本支出:12.9(26.8)

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