注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~円安追い風に5万1000円台維持
配信日時:2025/11/13 12:31
配信元:FISCO
*12:31JST 後場に注目すべき3つのポイント~円安追い風に5万1000円台維持
13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続伸、円安追い風に5万1000円台維持
・ドル・円は反落、円安牽制に警戒
・値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はエムスリー<2413>
■日経平均は続伸、円安追い風に5万1000円台維持
日経平均は続伸。103.47円高の51166.78円(出来高概算13億1819万株)で前場の取引を終えている。
12日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均326.86ドル高の48254.82ドル、ナスダックは61.84ポイント安の23406.46で取引を終了した。議会下院によるつなぎ予算案を巡る採決を控え、政府機関の再開期待に寄り付き後、上昇。成長減速懸念の後退でダウは終日買われ、過去最高値を更新した。一方、根強い人工知能(AI)バブル懸念でハイテクが冴えずナスダックは軟調に推移し、まちまちで終了。
米株式市場の動向を横目に、13日の日経平均は50.16円安の51013.15円と反落して取引を開始した。朝方は為替ドル・円が155円台を付ける円安・ドル高水準となったことで、輸出関連株には好影響とみられた。寄付き後は小幅な下げから持ち直し、国内需給が売り過ぎ警戒から買いを誘った様子も見られた。ただ、為替の円安進行による介入警戒感もくすぶるなか、積極的な買いには慎重さが残る展開となった。
個別では、アドバンテスト<6857>、エムスリー<2413>、フジクラ<5803>、中外薬<4519>、ダイキン<6367>、住友電<5802>、ファナック<6954>、信越化<4063>、スクリン<7735>、ベイカレント<6532>、ソニーG<6758>、京セラ<6971>、豊田通商<8015>、日東電<6988>、住友ファーマ<4506>などの銘柄が上昇。
一方、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、TDK<6762>、KDDI<9433>、デンソー<6902>、任天堂<7974>、コナミG<9766>、良品計画<7453>、クラレ<3405>、太陽誘電<6976>、大塚HD<4578>、バンナムHD<7832>、味の素<2802>、ヤマハ発<7272>などの銘柄が下落。
業種別では、非鉄金属、電気・ガス業、証券・商品先物取引業が値上がり率上位、情報・通信業、金属製品、精密機器が値下がり率上位となっている。
後場の日経平均株価は、上値を試す展開とみられよう。為替ではドル・円相場が円安継続となれば輸出株中心に買いが入りやすい。一方で、為替介入警戒感や地政学・米金利動向の逆風も引き続き材料となろう。テクニカル面では、直近高値水準への接近が上値の重さを意識させる可能性があるが、出来高13億株超の前場での膨らみを見ると日中の需給ひずみ是正の動きも働きやすい。需給が流れを支えている限り、大崩れとはなりにくく、後場でも下値を限定して推移するとの観測が意識されよう。
■ドル・円は反落、円安牽制に警戒
13日午前の東京市場でドル・円は一時155円台に浮上したが、その後は154円後半に失速した。心理的節目付近に値を切り上げ、日本政府の円安牽制を意識した円買いが重石となった。また、日経平均株価はプラスに転換も上げ幅を縮小し、円売りは後退。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円62銭から155円01銭、ユ-ロ・円は179円29銭から179円49銭、ユ-ロ・ドルは1.1578ドルから1.1594ドル。
■後場のチェック銘柄
・ソラコム<147A>、豆蔵<202A>など、8銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はエムスリー<2413>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・10月国内企業物価指数:前年比+2.7%(予想:+2.5%、9月:+2.7%→+2.8%)
・豪・10月失業率:4.3%(予想:4.4%、9月:4.5%)
【要人発言】
・片山財務相
「減税というオプションを否定しているわけではない」
「日銀には安定的・持続的に2%程度のインフレが定着する状況を期待」
・植田日銀総裁
「今後も適切に政策運営をしていきたい」
「個人消費全体は底堅く推移している」
「基調的な物価上昇率は2%へ向け緩やかに上昇」
<国内>
・特になし
<海外>
・16:00 英・7-9月期国内総生産(予想:前年比+1.4%、4-6月期:+1.4%)
・16:00 英・9月鉱工業生産(予想:前月比-0.2%、8月:+0.4%)
・16:00 英・9月商品貿易収支(予想:-208億ポンド、8月:-211.83億ポンド)
<CS>
・日経平均は続伸、円安追い風に5万1000円台維持
・ドル・円は反落、円安牽制に警戒
・値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はエムスリー<2413>
■日経平均は続伸、円安追い風に5万1000円台維持
日経平均は続伸。103.47円高の51166.78円(出来高概算13億1819万株)で前場の取引を終えている。
12日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均326.86ドル高の48254.82ドル、ナスダックは61.84ポイント安の23406.46で取引を終了した。議会下院によるつなぎ予算案を巡る採決を控え、政府機関の再開期待に寄り付き後、上昇。成長減速懸念の後退でダウは終日買われ、過去最高値を更新した。一方、根強い人工知能(AI)バブル懸念でハイテクが冴えずナスダックは軟調に推移し、まちまちで終了。
米株式市場の動向を横目に、13日の日経平均は50.16円安の51013.15円と反落して取引を開始した。朝方は為替ドル・円が155円台を付ける円安・ドル高水準となったことで、輸出関連株には好影響とみられた。寄付き後は小幅な下げから持ち直し、国内需給が売り過ぎ警戒から買いを誘った様子も見られた。ただ、為替の円安進行による介入警戒感もくすぶるなか、積極的な買いには慎重さが残る展開となった。
個別では、アドバンテスト<6857>、エムスリー<2413>、フジクラ<5803>、中外薬<4519>、ダイキン<6367>、住友電<5802>、ファナック<6954>、信越化<4063>、スクリン<7735>、ベイカレント<6532>、ソニーG<6758>、京セラ<6971>、豊田通商<8015>、日東電<6988>、住友ファーマ<4506>などの銘柄が上昇。
一方、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、TDK<6762>、KDDI<9433>、デンソー<6902>、任天堂<7974>、コナミG<9766>、良品計画<7453>、クラレ<3405>、太陽誘電<6976>、大塚HD<4578>、バンナムHD<7832>、味の素<2802>、ヤマハ発<7272>などの銘柄が下落。
業種別では、非鉄金属、電気・ガス業、証券・商品先物取引業が値上がり率上位、情報・通信業、金属製品、精密機器が値下がり率上位となっている。
後場の日経平均株価は、上値を試す展開とみられよう。為替ではドル・円相場が円安継続となれば輸出株中心に買いが入りやすい。一方で、為替介入警戒感や地政学・米金利動向の逆風も引き続き材料となろう。テクニカル面では、直近高値水準への接近が上値の重さを意識させる可能性があるが、出来高13億株超の前場での膨らみを見ると日中の需給ひずみ是正の動きも働きやすい。需給が流れを支えている限り、大崩れとはなりにくく、後場でも下値を限定して推移するとの観測が意識されよう。
■ドル・円は反落、円安牽制に警戒
13日午前の東京市場でドル・円は一時155円台に浮上したが、その後は154円後半に失速した。心理的節目付近に値を切り上げ、日本政府の円安牽制を意識した円買いが重石となった。また、日経平均株価はプラスに転換も上げ幅を縮小し、円売りは後退。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は154円62銭から155円01銭、ユ-ロ・円は179円29銭から179円49銭、ユ-ロ・ドルは1.1578ドルから1.1594ドル。
■後場のチェック銘柄
・ソラコム<147A>、豆蔵<202A>など、8銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はエムスリー<2413>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・10月国内企業物価指数:前年比+2.7%(予想:+2.5%、9月:+2.7%→+2.8%)
・豪・10月失業率:4.3%(予想:4.4%、9月:4.5%)
【要人発言】
・片山財務相
「減税というオプションを否定しているわけではない」
「日銀には安定的・持続的に2%程度のインフレが定着する状況を期待」
・植田日銀総裁
「今後も適切に政策運営をしていきたい」
「個人消費全体は底堅く推移している」
「基調的な物価上昇率は2%へ向け緩やかに上昇」
<国内>
・特になし
<海外>
・16:00 英・7-9月期国内総生産(予想:前年比+1.4%、4-6月期:+1.4%)
・16:00 英・9月鉱工業生産(予想:前月比-0.2%、8月:+0.4%)
・16:00 英・9月商品貿易収支(予想:-208億ポンド、8月:-211.83億ポンド)
<CS>
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