注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~半導体・AI関連の底堅さを見極め~
配信日時:2025/11/12 08:52
配信元:FISCO
*08:52JST 前場に注目すべき3つのポイント~半導体・AI関連の底堅さを見極め~
12日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■半導体・AI関連の底堅さを見極め
■ソフトバンクG、2Q税前利益 152.3%増 3兆6863億円
■前場の注目材料:キオクシアHD、先端3ナノチップ開発へ、第7世代SSDに搭載
■半導体・AI関連の底堅さを見極め
12日の日本株市場は、膠着感の強い相場展開になりそうだ。11日の米国市場はNYダウが559ドル高、ナスダックは58ポイント安だった。米議会上院のつなぎ予算案可決により、政府機関再開のめどがついたとして、期待からNYダウは大幅に上昇。一方で、エヌビディアはソフトバンクG<9984>が人工知能(AI)投資資金捻出のため保有する同社株を売却したことが明かになり下落したことで、他のAI関連などに利益確定の売りが入りナスダックは下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の51120円、円相場は1ドル=154円10銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、小動きで始まりそうだ。ソフトバンクGの決算は評価されそうだが、エヌビディアの下落により他のAI関連株への利益確定の流れが広がる可能性がありそうだ。そのため、寄り付き後はソフトバンクGのほか、アドバンテスト<6857>や東エレク<8035>、フジクラ<5803>などの動向を睨みながらの相場展開になりそうだ。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の利食いの動きがみられるようだと、先物市場においても売り仕掛け的な動きが強まる可能性がある。これがインデックスに絡んだ売りにつながることで、日経平均株価の重荷になることが考えられる。
もっとも、半導体・AI関連株への成長期待は強く、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。また、昨日の日経平均株価は後場終盤にかけて軟化する形になったが、ソフトバンクGの決算を控えて持ち高調整に向かわせたようである。ソフトバンクGの決算を通過したことで、買い戻しの動きに向かわせることも考えられる。日経平均株価はボリンジャーバンドの+1σ(50950円)を挟んでの攻防となるなかで、底堅さが意識されてくるかが注目されよう。
物色としては半導体・AI関連の底堅さを見極めつつ、やや内需系などバリュー株にシフトする可能性はあるだろう。そのほか、決算を手掛かりとした個別物色は活発すると考えられ、昨夕発表したところではニチアス<5393>、日ロジテム<9060>、三和油化工業<4125>、日電波<6779>、ネットスターズ<5590>、JX金属<5016>、東京機<6335>、アジアパイル<5288>、パーソルHD<2181>、三井金属<5706>、日揮HD<1963>、三菱マ<5711>、出光興産<5019>などが注目されそうだ。
■ソフトバンクG、2Q税前利益 152.3%増 3兆6863億円
ソフトバンクG<9984>が発表した2026年3月期第21四半期の連結業績は、売上高が前年同期比7.7%増の3兆7368億4300万円、税前利益は同152.3%増の3兆6863億8200万円だった。人工知能(AI)関連企業に投資するビジョン・ファンド事業が好調に推移した。米エヌビディアの株式の売却で投資利益3544億円を計上。26年1月1日付で1株を4株に分割することも発表した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(47927.96、+559.33)
・VIX指数は低下(17.28、-0.32)
・米原油先物相場は上昇(61.04、+0.91)
・高市早苗内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・キオクシアHD<285A>先端3ナノチップ開発へ、第7世代SSDに搭載
・サトー<6287>印刷式無線アンテナ製造技術、微細銅粉でコスト15分の1
・オリックス<8591>カタール投資庁と、3800億円規模の買収ファンド設立
・三井金属<5706>銅精鉱購入統合を協議、三菱マテリアルなど4社で、一括調達体制
・パナソニックHD<6752>30年度売上高目標1300億円、国内住宅関連を強化
・ミクニ<7247>車載電池を長寿命化、制御モジュール開発・提案、最適な温度の冷却水供給
・ニチコン<6996>三菱自動車などと、電動車の充放電を自動制御技術実証
・ブラザー工業<6448>独社から工業用ミシン事業買収、車部品向け強化
・三菱重工<7011>ベトナムの発電所燃料転換でボイラ受注
・楽天G<4755>オフラインでAI利用、日本HPと、デスクトップ版を来春提供
・フェローテック<6890>熱対策製品実装をトータル支援、横浜に拠点開所
・さくらインターネット<3778>国内完結型のAI支援、運営DCで提供
・メンバーズ<2130>循環経済推進を支援、デジタル技術活用
・ENEOSHD<5020>インドと覚書、グリーンメタノール調達
・旭化成<3407>旭化成ホームズ、北米強化、施工5社買収、生産性向上
・清水建設<1803>耐火木質材の製作時間を半減、新工法開発
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 10月マネーストックM3(9月:前年比+1.0%)
<海外>
・特になし
<ST>
■半導体・AI関連の底堅さを見極め
■ソフトバンクG、2Q税前利益 152.3%増 3兆6863億円
■前場の注目材料:キオクシアHD、先端3ナノチップ開発へ、第7世代SSDに搭載
■半導体・AI関連の底堅さを見極め
12日の日本株市場は、膠着感の強い相場展開になりそうだ。11日の米国市場はNYダウが559ドル高、ナスダックは58ポイント安だった。米議会上院のつなぎ予算案可決により、政府機関再開のめどがついたとして、期待からNYダウは大幅に上昇。一方で、エヌビディアはソフトバンクG<9984>が人工知能(AI)投資資金捻出のため保有する同社株を売却したことが明かになり下落したことで、他のAI関連などに利益確定の売りが入りナスダックは下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の51120円、円相場は1ドル=154円10銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、小動きで始まりそうだ。ソフトバンクGの決算は評価されそうだが、エヌビディアの下落により他のAI関連株への利益確定の流れが広がる可能性がありそうだ。そのため、寄り付き後はソフトバンクGのほか、アドバンテスト<6857>や東エレク<8035>、フジクラ<5803>などの動向を睨みながらの相場展開になりそうだ。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の利食いの動きがみられるようだと、先物市場においても売り仕掛け的な動きが強まる可能性がある。これがインデックスに絡んだ売りにつながることで、日経平均株価の重荷になることが考えられる。
もっとも、半導体・AI関連株への成長期待は強く、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。また、昨日の日経平均株価は後場終盤にかけて軟化する形になったが、ソフトバンクGの決算を控えて持ち高調整に向かわせたようである。ソフトバンクGの決算を通過したことで、買い戻しの動きに向かわせることも考えられる。日経平均株価はボリンジャーバンドの+1σ(50950円)を挟んでの攻防となるなかで、底堅さが意識されてくるかが注目されよう。
物色としては半導体・AI関連の底堅さを見極めつつ、やや内需系などバリュー株にシフトする可能性はあるだろう。そのほか、決算を手掛かりとした個別物色は活発すると考えられ、昨夕発表したところではニチアス<5393>、日ロジテム<9060>、三和油化工業<4125>、日電波<6779>、ネットスターズ<5590>、JX金属<5016>、東京機<6335>、アジアパイル<5288>、パーソルHD<2181>、三井金属<5706>、日揮HD<1963>、三菱マ<5711>、出光興産<5019>などが注目されそうだ。
■ソフトバンクG、2Q税前利益 152.3%増 3兆6863億円
ソフトバンクG<9984>が発表した2026年3月期第21四半期の連結業績は、売上高が前年同期比7.7%増の3兆7368億4300万円、税前利益は同152.3%増の3兆6863億8200万円だった。人工知能(AI)関連企業に投資するビジョン・ファンド事業が好調に推移した。米エヌビディアの株式の売却で投資利益3544億円を計上。26年1月1日付で1株を4株に分割することも発表した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(47927.96、+559.33)
・VIX指数は低下(17.28、-0.32)
・米原油先物相場は上昇(61.04、+0.91)
・高市早苗内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・キオクシアHD<285A>先端3ナノチップ開発へ、第7世代SSDに搭載
・サトー<6287>印刷式無線アンテナ製造技術、微細銅粉でコスト15分の1
・オリックス<8591>カタール投資庁と、3800億円規模の買収ファンド設立
・三井金属<5706>銅精鉱購入統合を協議、三菱マテリアルなど4社で、一括調達体制
・パナソニックHD<6752>30年度売上高目標1300億円、国内住宅関連を強化
・ミクニ<7247>車載電池を長寿命化、制御モジュール開発・提案、最適な温度の冷却水供給
・ニチコン<6996>三菱自動車などと、電動車の充放電を自動制御技術実証
・ブラザー工業<6448>独社から工業用ミシン事業買収、車部品向け強化
・三菱重工<7011>ベトナムの発電所燃料転換でボイラ受注
・楽天G<4755>オフラインでAI利用、日本HPと、デスクトップ版を来春提供
・フェローテック<6890>熱対策製品実装をトータル支援、横浜に拠点開所
・さくらインターネット<3778>国内完結型のAI支援、運営DCで提供
・メンバーズ<2130>循環経済推進を支援、デジタル技術活用
・ENEOSHD<5020>インドと覚書、グリーンメタノール調達
・旭化成<3407>旭化成ホームズ、北米強化、施工5社買収、生産性向上
・清水建設<1803>耐火木質材の製作時間を半減、新工法開発
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 10月マネーストックM3(9月:前年比+1.0%)
<海外>
・特になし
<ST>
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