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概況からBRICsを知ろう インド株式市場は小反落、外国人の売り越しなどが圧迫材料
配信日時:2025/02/06 10:37
配信元:FISCO
*10:37JST 概況からBRICsを知ろう インド株式市場は小反落、外国人の売り越しなどが圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 125534.07 +0.31%
5日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比386.65ポイント高(+0.31%)の125534.07で引けた。日中の取引レンジは124,637.22-125,846.41となった。
前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。欧米株の上昇が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、米追加の利下げ期待の高まりも外資の流出懸念を後退させた。一方、指数の上値は重い。通貨レアル安の進行や原油価格の下落が指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2930.56 +0.44%
5日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比12.85ポイント高(+0.44%)の2930.56となった。日中の取引レンジは2,889.87-2,936.42となった。
軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。通貨ルーブルの大幅高が支援材料となり、ロシア株への買いは広がった。また、米追加の利下げ期待も外資の流出懸念を後退させた。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 78271.28 -0.40%
5日のインド株式市場は小反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比0.40%(312.53ポイント)安の78271.28、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.18%(42.95ポイント)安の23696.30で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を拡大させた。外国人投資家(FII)が売り越しに転じたことが指数の足かせに。また、弱い経済指標も圧迫材料となった。1月HSBC総合購買担当者景気指数(PMI、確定値)は前月の57.9から57.7に低下した。ほかに、政策金利が週末に発表されるため、慎重ムードが強まった。一方、利下げ期待や所得税率の引き下げなどが引き続き支援材料。また、前日の欧米市場の上昇なども指数をサポートした。
【中国本土】上海総合指数 3229.49 -0.65%
春節(旧正月)休場明け5日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比21.11ポイント(0.65%)安の3229.49ポイントと続落した。
投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米中首脳は通商問題などについて近く電話会談するとの見通しが伝わる中、様子見ムードも漂っている。トランプ米政権は4日、予定通り中国からの輸入品に10%の追加関税を発動し、中国側はそれにあわせ報復措置を打ち出した。中国景気の先行きも不安視。取引時間中に公表された民間集計による今年1月の財新中国サービス業PMIは51.0となり、市場予想(52.4)に反し前月実績(52.2)から低下した。これまでに官民で報告された製造業PMIも下振れている。ただ、下値は限定的。中国当局は景気浮揚のため、金融緩和など追加の経済対策を策定するとの観測も根強い状況だ。
<AK>
5日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比386.65ポイント高(+0.31%)の125534.07で引けた。日中の取引レンジは124,637.22-125,846.41となった。
前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。欧米株の上昇が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、米追加の利下げ期待の高まりも外資の流出懸念を後退させた。一方、指数の上値は重い。通貨レアル安の進行や原油価格の下落が指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2930.56 +0.44%
5日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比12.85ポイント高(+0.44%)の2930.56となった。日中の取引レンジは2,889.87-2,936.42となった。
軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。通貨ルーブルの大幅高が支援材料となり、ロシア株への買いは広がった。また、米追加の利下げ期待も外資の流出懸念を後退させた。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 78271.28 -0.40%
5日のインド株式市場は小反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比0.40%(312.53ポイント)安の78271.28、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.18%(42.95ポイント)安の23696.30で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を拡大させた。外国人投資家(FII)が売り越しに転じたことが指数の足かせに。また、弱い経済指標も圧迫材料となった。1月HSBC総合購買担当者景気指数(PMI、確定値)は前月の57.9から57.7に低下した。ほかに、政策金利が週末に発表されるため、慎重ムードが強まった。一方、利下げ期待や所得税率の引き下げなどが引き続き支援材料。また、前日の欧米市場の上昇なども指数をサポートした。
【中国本土】上海総合指数 3229.49 -0.65%
春節(旧正月)休場明け5日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比21.11ポイント(0.65%)安の3229.49ポイントと続落した。
投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米中首脳は通商問題などについて近く電話会談するとの見通しが伝わる中、様子見ムードも漂っている。トランプ米政権は4日、予定通り中国からの輸入品に10%の追加関税を発動し、中国側はそれにあわせ報復措置を打ち出した。中国景気の先行きも不安視。取引時間中に公表された民間集計による今年1月の財新中国サービス業PMIは51.0となり、市場予想(52.4)に反し前月実績(52.2)から低下した。これまでに官民で報告された製造業PMIも下振れている。ただ、下値は限定的。中国当局は景気浮揚のため、金融緩和など追加の経済対策を策定するとの観測も根強い状況だ。
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