寄り付き概況
日経平均は111円安でスタート、アドバンテストやソフトバンクGなどが下落
配信日時:2025/01/30 09:39
配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;39302.85;-111.93TOPIX;2767.85;-7.74
[寄り付き概況]
30日の日経平均は111.93円安の39302.85円と反落して取引を開始した。前日29日の米国株式市場は反落。ダウ平均は136.83ドル安の44713.52ドル、ナスダックは101.27ポイント安の19632.32で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を警戒し寄り付き後、小動き。その後、貿易赤字の拡大や低調な経済指標を受け成長減速懸念に、売りが強まった。終盤にかけ連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り利下げ見送りを決定、声明ではインフレの高止まりや強い経済が強調されため下げ幅を拡大。パウエル議長が会見で、声明でのインフレ鈍化進展を巡る文言削除が政策シグナルではないと確認、様子見姿勢を表明したため、下げ幅を縮小し終了した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数が下落したことは東京市場の株価の重しとなった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)は下落したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が小幅ながら続伸したことが東京市場で一定の安心感となった。また、3月決算企業の第3四半期決算発表が本格化していることから、好決算・好業績銘柄への物色意欲が高まり、株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は19-25日に国内株を2週ぶりに買い越した。買越額は7530億円だった。
セクター別では、精密機器、電気機器、不動産業、電気・ガス業、非鉄金属などが値下がり率上位、ゴム製品、海運業、水産・農林業、鉄鋼、パルプ・紙などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、TOWA<6315>、アドバンテスト<6857>、積水ハウス<1928>、キーエンス<6861>、ソニーG<6758>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、ルネサス<6723>、ニデック<6594>、フジクラ<5803>、三菱電<6503>、ディスコ<6146>、古河電工<5801>、レーザーテック<6920>などが下落。他方、サイバー<4751>、ブリヂストン<5108>、日産自<7201>、DeNA<2432>、カプコン<9697>、日立<6501>、フジHD<4676>、IHI<7013>、キヤノン<7751>、三菱重<7011>、信越化<4063>、武田薬<4502>、サンリオ<8136>などが上昇している。
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日経平均;39302.85;-111.93TOPIX;2767.85;-7.74
[寄り付き概況]
30日の日経平均は111.93円安の39302.85円と反落して取引を開始した。前日29日の米国株式市場は反落。ダウ平均は136.83ドル安の44713.52ドル、ナスダックは101.27ポイント安の19632.32で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を警戒し寄り付き後、小動き。その後、貿易赤字の拡大や低調な経済指標を受け成長減速懸念に、売りが強まった。終盤にかけ連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り利下げ見送りを決定、声明ではインフレの高止まりや強い経済が強調されため下げ幅を拡大。パウエル議長が会見で、声明でのインフレ鈍化進展を巡る文言削除が政策シグナルではないと確認、様子見姿勢を表明したため、下げ幅を縮小し終了した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数が下落したことは東京市場の株価の重しとなった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)は下落したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が小幅ながら続伸したことが東京市場で一定の安心感となった。また、3月決算企業の第3四半期決算発表が本格化していることから、好決算・好業績銘柄への物色意欲が高まり、株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は19-25日に国内株を2週ぶりに買い越した。買越額は7530億円だった。
セクター別では、精密機器、電気機器、不動産業、電気・ガス業、非鉄金属などが値下がり率上位、ゴム製品、海運業、水産・農林業、鉄鋼、パルプ・紙などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、TOWA<6315>、アドバンテスト<6857>、積水ハウス<1928>、キーエンス<6861>、ソニーG<6758>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、ルネサス<6723>、ニデック<6594>、フジクラ<5803>、三菱電<6503>、ディスコ<6146>、古河電工<5801>、レーザーテック<6920>などが下落。他方、サイバー<4751>、ブリヂストン<5108>、日産自<7201>、DeNA<2432>、カプコン<9697>、日立<6501>、フジHD<4676>、IHI<7013>、キヤノン<7751>、三菱重<7011>、信越化<4063>、武田薬<4502>、サンリオ<8136>などが上昇している。
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