みんかぶニュース 市況・概況
日経平均の上げ幅が300円突破
配信日時:2025/01/23 13:06
配信元:MINKABU
このニュースを見た人は以下のニュースも見ています
このニュースを見た人は
以下のニュースも見ています
みんかぶニュース 市況・概況
【投資部門別売買動向】海外勢が現先合算で9698億円売り越す一方、個人は買い向かう (1月第2週)
●海外勢が現先合算で9698億円売り越す一方、個人は買い向かう
東証が23日に発表した1月第2週(14日~17日)の投資部門別売買動向(現物)によると、為替の円高が重荷となり、日経平均株価が前週末比738円安の3万8451円と3週連続で下落したこの週は、年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行が2週連続で売り越した。売越額は1300億円と前週の5318億円から大きく縮小した。海外投資家は2週ぶりに売り越し、売越額は46億円だった。前週は3435億円の買い越し。海外投資家は先物の投資部門別売買動向では日経225先物、TOPIX先物、ミニ日経225先物、ミニTOPIX先物、日経225マイクロの合計で3週連続の売り越しとなった。売越額は9651億円と前週の8440億円から増加し、昨年の8月第1週以来およそ5ヵ月ぶりの大きさだった。現物と先物の合算でも3週連続で売り越し、売越額は9698億円だった。証券会社の自己売買も3週連続で売り越し、売越額は6143億円と前週の7799億円から減少した。
一方、個人投資家は3週連続で買い越し、買越額は4513億円と前週の7277億円から縮小したものの高水準が続いた。相場下落が続く中、逆張り志向の強い個人は果敢に買い向かった格好だ。
日経平均が3週続落する中、海外投資家が現物・先物合算で9698億円売り越す一方、個人投資家は買い向かった。
■投資部門別売買代金差額 (1月14日~17日)
東証・名証2市場の内国普通株式市場の合計[総合証券ベース(全51社)]
※単位:億円(億円未満切り捨て) ▲は売り越し
海外投資家 信託銀行 個人合計 [ 現金 信用 ] 日経平均 ( 前週比 )
1月 ―――
第2週 ▲46 ▲1,300 4,513 [ 2,356 2,157 ] 38,451円 ( -738 円)
第1週 3,435 ▲5,318 7,277 [ 4,135 3,142 ] 39,190円 ( -704 円)
12月 ―――
第5週 ▲657 313 1,315 [ 282 1,032 ] 39,894円 ( -386 円)
第4週 4,956 ▲1,934 ▲8,790 [ ▲6,781 ▲2,008 ] 40,281円 ( +1579 円)
第3週 ▲4,750 59 1,561 [ ▲1,183 2,744 ] 38,701円 ( -768 円)
第2週 ▲5,092 1,779 ▲3,565 [ ▲3,481 ▲83 ] 39,470円 ( +379 円)
第1週 1,249 2,804 ▲4,806 [ ▲5,363 556 ] 39,091円 ( +883 円)
11月 ―――
第4週 ▲1,794 854 1,409 [ 224 1,184 ] 38,208円 ( -75 円)
第3週 ▲3,300 ▲138 1,784 [ ▲358 2,142 ] 38,283円 ( -359 円)
第2週 1,521 153 14 [ ▲1,557 1,571 ] 38,642円 ( -857 円)
第1週 1,938 766 ▲7,436 [ ▲5,931 ▲1,504 ] 39,500円 ( +1446 円)
10月 ―――
第5週 ▲1,885 1,640 ▲438 [ ▲1,569 1,130 ] 38,053円 ( +139 円)
第4週 ▲206 ▲211 272 [ ▲1,200 1,473 ] 37,913円 ( -1067 円)
第3週 ▲579 ▲84 841 [ ▲973 1,814 ] 38,981円 ( -624 円)
第2週 2,473 ▲490 ▲1,737 [ ▲2,365 628 ] 39,605円 ( +970 円)
第1週 3,955 2,090 1,777 [ ▲767 2,544 ] 38,635円 ( -1193 円)
9月 ―――
第4週 ▲567 1,332 ▲5,869 [ ▲3,818 ▲2,051 ] 39,829円 ( +2105 円)
第3週 ▲5,122 ▲2,963 ▲3,567 [ ▲2,628 ▲939 ] 37,723円 ( +1142 円)
第2週 ▲15,425 ▲559 2,193 [ 1,340 853 ] 36,581円 ( +190 円)
第1週 ▲8,235 1,500 4,672 [ 1,973 2,698 ] 36,391円 ( -2256 円)
※「信託銀行」は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の売買動向を映すとされる部門。「個人・現金」は個人投資家による現物取引の売買動向、「個人・信用」は個人投資家による信用取引の売買動向。
※日銀が金融緩和策の一環として実施しているETF(上場投資信託)の買い入れは、ETFを組成する証券会社の自己売買部門を通じて買い入れているとみられる。
株探ニュース
2025/01/23 20:00
みんかぶニュース 市況・概況
本日の【新規公開(IPO)】情報 (23日大引け後 発表分)
●TENTIAL <325A>
上場市場:東証グロース市場
上場予定日:2月28日
事業内容:リカバリーウェア「BAKUNE」をはじめとした
コンディショニングブランド「TENTIAL」の運営
仮条件決定日:2月7日
想定発行価格:1850円
上場時発行済み株式数:705万5600株
公募:40万株
売り出し:238万4700株
オーバーアロットメントによる売り出し:上限41万7700株
ブックビルディング期間:2月10日~17日
公開価格決定日:2月18日
申込期間:2月19日~25日
払込日:2月27日
主幹事:野村證券
[2025年1月23日]
株探ニュース
2025/01/23 19:45
みんかぶニュース 市況・概況
本日の【株主優待】情報 (23日引け後 発表分)
1月23日引け後に、株主優待制度について新設や変更、再開を発表した銘柄を取り上げた。
■拡充/変更 ―――――――――――
不二製油グループ本社 <2607> [東証P] 決算月【3月】 1/23発表
新制度では、毎年3月末時点で100株以上を半年以上継続保有する株主を対象に、保有株数100株以上で1000円相当、200株以上で3000円相当、1000株以上で4500円相当の自社関連商品を贈呈する。
ティーケーピー <3479> [東証G] 決算月【3月】 1/23発表
株主優待の対象に新たに7施設を追加。
株探ニュース
2025/01/23 19:40
みんかぶニュース 市況・概況
本日の【自社株買い】銘柄 (23日大引け後 発表分)
○AFC-HD <2927> [東証S]
発行済み株式数(自社株を除く)の0.1%にあたる1万6500株(金額で1455万3000円)を上限に、1月24日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
[2025年1月23日]
株探ニュース
2025/01/23 19:20
みんかぶニュース 市況・概況
本日の【株式分割】銘柄 (23日大引け後 発表分)
●グロービング <277A> [東証G]
25年2月28日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施。最低投資金額は現在の5分の1に低下する。
[2025年1月23日]
株探ニュース
2025/01/23 18:50
みんかぶニュース 市況・概況
【↑】日経平均 大引け| 4連騰、米株高を受け一時4万円台を回復 (1月23日)
日経平均株価
始値 39810.06
高値 40036.07(15:16)
安値 39677.22(09:30)
大引け 39958.87(前日比 +312.62 、 +0.79% )
売買高 18億7279万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆6322億円 (東証プライム概算)
-----------------------------------------------------------------
■本日のポイント
1.日経平均は4連騰、一時4万円大台回復
2.米半導体株高やAI株人気を引き継ぐ展開に
3.日銀決定会合控えるも利上げ織り込み済み
4.大型株中心の物色で、値下がり銘柄数900超
5.ディスコ反落もソフトバンクGへの買い続く
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比130ドル高と3日続伸した。人工知能(AI)への期待や米企業の好決算を背景に買いが優勢となった。
東京市場では、主力株にリスク選好の流れで日経平均株価は上値追いを継続。一時4万円台を回復したが、引け際に軟化し3万9900円台で着地した。
23日の東京市場は、前日の米国株市場で半導体関連やAI関連などハイテク株中心に買われたことを受け、大型株中心に投資資金の流入が続いた。米株市場ではナスダック総合株価指数が2万の大台を回復したほか、機関投資家が重視するS&P500指数は一時最高値を上回る場面があり、これは東京市場でも追い風となった。国内では明日に日銀金融政策決定会合の結果発表を控えるが、マーケットはおおむね0.25%の追加利上げを織り込んでおり、売買代金も前日に続き高水準だった。もっとも大型株への物色が中心で、中小型株は目先筋の利益確定の売りで軟調に推移する銘柄も少なくなかった。日経平均は4万円近辺で強調展開を続けたが、個別株ベースではプライム市場の値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を300近くも上回った。
個別では、売買代金2位のフジクラ<5803>、同3位のソフトバンクグループ<9984>がいずれも活況高となったほか、三菱重工業<7011>が物色人気となり、IHI<7013>なども上昇した。任天堂<7974>が買いを集めファーストリテイリング<9983>も堅調。サンリオ<8136>も上値指向を鮮明とした。TOWA<6315>が値上がり率首位となり、ハイデイ日高<7611>、インフォマート<2492>が大幅高、東京計器<7721>も値を飛ばした。力の源ホールディングス<3561>、タムラ製作所<6768>などの上げ足も目立つ。
半面、きょうも断トツの売買代金をこなしたディスコ<6146>だが、株価は利益確定売りに押された。レーザーテック<6920>も軟調。ローツェ<6323>も安い。フジ・メディア・ホールディングス<4676>は大幅安となった。第一三共<4568>、安川電機<6506>などが売りに押され、日野自動車<7205>も大きく利食われた。このほか、テラスカイ<3915>、霞ヶ関キャピタル<3498>の下げも大きかった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、アドテスト <6857>、ファストリ <9983>、TDK <6762>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約259円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はディスコ <6146>、信越化 <4063>、レーザーテク <6920>、東エレク <8035>、ニトリHD <9843>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約35円。
東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)その他製品、(3)機械、(4)不動産業、(5)パルプ・紙。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)医薬品、(3)倉庫運輸関連、(4)食料品、(5)化学。
■個別材料株
△塩水糖 <2112> [東証S]
今期業績・配当予想を上方修正。
△MIXI <2121> [東証P]
京急線対応「みてねみまもりGPSトーク」の予約販売開始。
△インフォMT <2492> [東証P]
今期営業利益92%増へ。
△ティムス <4891> [東証G]
国際脳卒中学会議でTMS-007に関するプレゼンテーション実施。
△STG <5858> [東証G]
今3月期営業58%増益に上方修正し配当も大幅増額へ。
△三菱重 <7011> [東証P]
トランプ米大統領就任後の出遅れ感を意識。
△ハイデ日高 <7611> [東証P]
自社株買い発表と期末配当予想の増額修正を好感。
△サンリオ <8136> [東証P]
SMBC日興証券が投資評価引き上げ。
△日本空港ビル <9706> [東証P]
羽田空港の国内線旅客取扱施設利用料を値上げへ。
△藤田観 <9722> [東証P]
香港オールド・ピークの5%保有判明。
▼電通グループ <4324> [東証P]
フジテレビ問題でテレビCM需要低迷の懸念が続く。
▼フジHD <4676> [東証P]
中居正広氏が芸能界からの引退表明し利益確定売り。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)TOWA <6315>、(2)ハイデ日高 <7611>、(3)インフォMT <2492>、(4)三菱重 <7011>、(5)力の源HD <3561>、(6)東京計器 <7721>、(7)藤田観 <9722>、(8)日本空港ビル <9706>、(9)サンリオ <8136>、(10)タムラ <6768>。
値下がり率上位10傑は(1)フジHD <4676>、(2)日野自 <7205>、(3)テラスカイ <3915>、(4)霞ヶ関C <3498>、(5)マクビープラ <7095>、(6)ローツェ <6323>、(7)都築電 <8157>、(8)宮越HD <6620>、(9)シナネンHD <8132>、(10)ベース <4481>。
【大引け】
日経平均は前日比312.62円(0.79%)高の3万9958.87円。TOPIXは前日比14.55(0.53%)高の2751.74。出来高は概算で18億7279万株。東証プライムの値上がり銘柄数は639、値下がり銘柄数は936となった。東証グロース250指数は624.73ポイント(5.83ポイント安)。
[2025年1月23日]
株探ニュース
2025/01/23 18:46
みんかぶニュース 市況・概況
[PTS]ナイトタイムセッション17時30分時点 上昇77銘柄・下落77銘柄(東証終値比)
1月23日のPTSナイトタイムセッション(17:00~06:00)17時30分時点で売買が成立したのは170銘柄。東証終値比で上昇は77銘柄、下落は77銘柄だった。日経平均株価構成銘柄の売買成立数は43銘柄。うち値上がりが11銘柄、値下がりは25銘柄と売りが優勢。NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>は150円安と売られている。
PTS市場全体、および日経平均構成銘柄の23日終値比の上昇率・下落率ランキングは以下のとおり。
△PTS値上がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <9256> サクシード 850 +76( +9.8%)
2位 <3469> デュアルT 1180 +103( +9.6%)
3位 <9425> ReYuu 525.3 +36.3( +7.4%)
4位 <3070> ジェリビンズ 151 +10( +7.1%)
5位 <269A> Sapeet 3780 +230( +6.5%)
6位 <6656> インスペック 833 +46( +5.8%)
7位 <5952> アマテイ 181 +9( +5.2%)
8位 <277A> グロービング 9700 +400( +4.3%)
9位 <3807> フィスコ 214 +8( +3.9%)
10位 <4776> サイボウズ 2735 +94( +3.6%)
▼PTS値下がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <3858> ユビAI 365 -69( -15.9%)
2位 <3969> エイトレッド 1415 -117( -7.6%)
3位 <8918> ランド 7.6 -0.4( -5.0%)
4位 <6146> ディスコ 48611 -2249( -4.4%)
5位 <3909> ショーケース 305 -8( -2.6%)
6位 <2321> ソフトフロン 116 -3( -2.5%)
7位 <2664> カワチ薬品 2570 -63( -2.4%)
8位 <5721> Sサイエンス 20.5 -0.5( -2.4%)
9位 <5243> ノート 857 -15( -1.7%)
10位 <4891> ティムス 229 -4( -1.7%)
△PTS [日経平均構成銘柄] 値上がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <7205> 日野自 572 +6.8( +1.2%)
2位 <6954> ファナック 4730 +40( +0.9%)
3位 <9434> SB 197 +1.2( +0.6%)
4位 <2501> サッポロHD 6783.8 +33.8( +0.5%)
5位 <8630> SOMPO 4264 +19( +0.4%)
6位 <5802> 住友電 3069 +12.0( +0.4%)
7位 <6753> シャープ 929.6 +3.6( +0.4%)
8位 <8591> オリックス 3328 +6.0( +0.2%)
9位 <7735> スクリン 11420 +15( +0.1%)
10位 <9107> 川崎汽 1939 +2.0( +0.1%)
▼PTS [日経平均構成銘柄] 値下がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <6146> ディスコ 48611 -2249( -4.4%)
2位 <6594> ニデック 2896 -50.5( -1.7%)
3位 <6857> アドテスト 9975.3 -74.7( -0.7%)
4位 <6920> レーザーテク 15090.5 -109.5( -0.7%)
5位 <7011> 三菱重 2255 -10.5( -0.5%)
6位 <8053> 住友商 3272 -14.0( -0.4%)
7位 <7211> 三菱自 479.1 -1.9( -0.4%)
8位 <3402> 東レ 1068.4 -4.1( -0.4%)
9位 <7261> マツダ 1044.5 -4.0( -0.4%)
10位 <3382> セブン&アイ 2414 -8.0( -0.3%)
※PTSの株価はジャパンネクスト証券運営PTSのJ-Market及びX-Marketより取得
株探ニュース
2025/01/23 17:33
みんかぶニュース 市況・概況
TENTIALが2月28日付で東証グロース市場に新規上場へ、「BAKUNE」を販売
TENTIAL<325A.T>が2月28日付で東証グロース市場に新規上場する。上場に際し40万株の公募と238万4700株の売り出し、上限41万7700株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施する。公開価格決定日は2月18日。主幹事は野村証券。同社は睡眠の質を向上させることを目的としたナイトウェア「BAKUNE」を直営店舗などで販売。リカバリーウェアの企画・開発を進め、コンディショニングブランド「TENTIAL」として展開する。
出所:MINKABU PRESS
2025/01/23 17:32
みんかぶニュース 市況・概況
明日の株式相場に向けて=瀬を踏む市場、ボックス圏離脱なるか
きょう(23日)の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比312円高の3万9958円と4日続伸。後場に入ってから買いが厚くなり、フシ目の4万円大台を回復する場面があったが大引けは押し返された。振り返って前日に600円超の急伸で3万9000円台後半まで一気に水準を切り上げたが、値上がり銘柄数は1000を若干上回る程度でプライム市場全体の6割強にとどまっていた。きょうも日経平均は高かったものの前引け時点で値上がり数は全体の3割にも届かなかった。後場はやや増加したとはいえ、値下がり銘柄の方がはるかに多い状況に変わりはない。相場全般は先物絡みのインデックス買いを交え大型株にやや偏った物色となっており、あまり気勢が上がるような雰囲気ではなかった。
直近発表された信用評価損益率(17日申し込み時点)はマイナス8.1%と小幅ながら2週連続で悪化している。そうした事情を映しているのがプライム市場の騰落レシオ(25日移動平均)で、前日の大引け時点で90.1%と100%を下回った水準だった。直近4営業日合計で日経平均が1500円以上も上昇しているとはいえ、体感温度的にはむしろ肌寒い状態にある。日経平均も4万円大台近辺では上値が重くなるのが常で、ここがボックス上限ラインというコンセンサスが浸透しているからか、過去の例でも瀬踏みを繰り返す傾向が強い。今回はトランプ効果によって4カ月にわたるボックス相場の“鋼鉄の上蓋(うわぶた)”を取っ払うチャンスともいえるのだが、果たしてどうなるか。
あす開示される日銀金融政策決定会合では0.25%の追加利上げを決める方向でマーケットは9割方織り込んでいる。前週末18日には大手メディアを通じて、日銀政策委員の過半が追加利上げを支持する見通しと報じられた。これはいわゆる日銀側が“アドバルーン”を上げた意味合いが強いのだが、週明けの東京市場は日経平均が451円高と大きく切り返した。この日の値動きは「追加利上げにネガティブサプライズの要素なし」との認識を担保するものであり、その後の売り方の手仕舞い・買い戻しを急がせる背景にもなったとみられる。ただし、今回の決定会合に対して市場の関心が希薄化しているとも言い切れない。
今回追加利上げを決定した場合の政策金利は0.5%であるが、次のステップ、つまり0.75%の政策金利がどういうタイミングで訪れるかということにマーケットの視線が集中している。おのずと展望リポートや会合後の植田日銀総裁の記者会見に耳目が集まる。現時点の市場関係者のコンセンサスとして25年末時点の政策金利は0.75%もしくは1%という見方がマジョリティだが、その場合、「(1月利上げを決めたとして)タイミング的に次の利上げは年央以降だろう」(生保系エコノミスト)という声が聞かれる。
モラトリアム期間が長く続けば、為替市場では再び円売りの仕掛けが入る可能性もあり、植田総裁も発言に気を使うことになる。物価などのデータがオントラックに推移すれば漸次利上げする準備はあるという程度の玉虫色の発言で濁した場合、これをハト派とみるのかタカ派と見るのかは、その後の相場に聞くよりないところだ。
株式市場は「トランプマジック」で夢を見ているようなところもあるが、仮に夢から覚める時が来るとしても、それはもうしばらく先になりそうだ。テーマ物色の動きも日替わりで続いている。きょうはディスコ<6146.T>が反落したのをはじめ半導体セクターは利食い優先の値動きだったが、ここ音無しの構えが続いていた三菱重工業<7011.T>が久々に急動意するなど、防衛関連株が買い直される展開となった。こうしたトランプ関連に位置付けられるセクターの循環物色の流れが続くとして、そのローテーションに入っている銘柄を、決め打ちすることなくバランスよく保有しておくのが中期戦略としては有効といえる。
あすのスケジュールでは、12月の全国消費者物価指数(CPI)が朝方取引前に開示されるほか、昼ごろに日銀金融政策決定会合の結果が判明する見通し。また、1月の「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」も開示され、引け後に行われる植田和男日銀総裁の記者会見への関心が高い。このほか、午後に12月の全国百貨店売上高が発表される。海外では10~12月期台湾国内総生産(GDP)、1月の仏購買担当者景気指数(PMI)、1月の独PMI、1月のユーロ圏PMI、1月の英PMIのほか、米国では1月のPMI(S&Pグローバル調査・速報値)、12月の中古住宅販売件数、1月の消費者態度指数(ミシガン大学調査・確報値)などが注目される。なお、台湾市場は休場。(銀)
出所:MINKABU PRESS
2025/01/23 17:30
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況