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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日ぶりに反落、様子見ムードが漂う流れ
配信日時:2025/01/10 09:56
配信元:FISCO
*09:56JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日ぶりに反落、様子見ムードが漂う流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 119780.56 +0.13%
9日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比156.05 ポイント高(+0.13%)の119780.56で引けた。日中の取引レンジは119,501.97-120,145.30となった。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。通貨レアル高の進行や欧州市場の上昇が好感され、買いは優勢となった。一方、指数の上値は重い。米株式市場は休場となったため、積極的な買いは手控えられた。また、弱い経済指標も指数の足かせとなった。11月の小売売上高の上昇率(前年同月比)は前月の6.7%(改定値)から4.7%に低下した。
【ロシア】MOEX指数 2773.12 -2.38%
連休明けとなる9日のロシア株式市場は4営業日反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比67.67ポイント安(-2.38%)の2773.12となった。日中の取引レンジは2,768.58-2,853.96となった。
朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。外資の流出懸念が圧迫材料。報道によると、ロシアなど新興国市場からの外資流出額は前週に10億米ドル(約1580億円)に上ったという。また、米株式市場がこの日に休場だったため、積極的な買いも手控えられた。一方、通貨ルーブル高の進行が指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 77620.21 -0.68%
9日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比528.28ポイント安(-0.68%)の77620.21、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同162.45ポイント安(-0.69%)の23526.50で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を拡大させた。成長率の鈍化観測が引き続き圧迫材料。また、米長期金利の上昇もインドからの外資流出懸念を高めた。ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続が指数の足かせとなった。
【中国本土】上海総合指数 3211.39 -0.58%
9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比18.77ポイント安(-0.58%)の3211.39ポイントと3日ぶりに反落した。
様子見ムードが漂う流れ。指標発表が気がかりだ。米国では10日に2024年12月の米雇用統計、中国では来週13日に12月の貿易、17日に小売売上高や鉱工業生産などと24年のGDP成長率、15日に金融の統計が報告される予定だ。そのほか、米中対立の激化や、人民元安の進行なども懸念材料として改めて意識されている。ただ、下値は限定的。中国当局が消費刺激策を拡充するなど、景気支援スタンスを強めていることも引き続き支えとなった。指数はプラス圏で推移する場面もみられている。朝方発表された物価統計に関しては、消費者物価指数(CPI)の上昇率が前年同月比プラス0.1%(予想もプラス0.1%)、生産者物価指数(PPI)がマイナス2.3%(同マイナス2.4%)で着地した。
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9日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比156.05 ポイント高(+0.13%)の119780.56で引けた。日中の取引レンジは119,501.97-120,145.30となった。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。通貨レアル高の進行や欧州市場の上昇が好感され、買いは優勢となった。一方、指数の上値は重い。米株式市場は休場となったため、積極的な買いは手控えられた。また、弱い経済指標も指数の足かせとなった。11月の小売売上高の上昇率(前年同月比)は前月の6.7%(改定値)から4.7%に低下した。
【ロシア】MOEX指数 2773.12 -2.38%
連休明けとなる9日のロシア株式市場は4営業日反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比67.67ポイント安(-2.38%)の2773.12となった。日中の取引レンジは2,768.58-2,853.96となった。
朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。外資の流出懸念が圧迫材料。報道によると、ロシアなど新興国市場からの外資流出額は前週に10億米ドル(約1580億円)に上ったという。また、米株式市場がこの日に休場だったため、積極的な買いも手控えられた。一方、通貨ルーブル高の進行が指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 77620.21 -0.68%
9日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比528.28ポイント安(-0.68%)の77620.21、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同162.45ポイント安(-0.69%)の23526.50で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を拡大させた。成長率の鈍化観測が引き続き圧迫材料。また、米長期金利の上昇もインドからの外資流出懸念を高めた。ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続が指数の足かせとなった。
【中国本土】上海総合指数 3211.39 -0.58%
9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比18.77ポイント安(-0.58%)の3211.39ポイントと3日ぶりに反落した。
様子見ムードが漂う流れ。指標発表が気がかりだ。米国では10日に2024年12月の米雇用統計、中国では来週13日に12月の貿易、17日に小売売上高や鉱工業生産などと24年のGDP成長率、15日に金融の統計が報告される予定だ。そのほか、米中対立の激化や、人民元安の進行なども懸念材料として改めて意識されている。ただ、下値は限定的。中国当局が消費刺激策を拡充するなど、景気支援スタンスを強めていることも引き続き支えとなった。指数はプラス圏で推移する場面もみられている。朝方発表された物価統計に関しては、消費者物価指数(CPI)の上昇率が前年同月比プラス0.1%(予想もプラス0.1%)、生産者物価指数(PPI)がマイナス2.3%(同マイナス2.4%)で着地した。
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