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NCD Research Memo(7):2025年3月期通期は上方修正して大幅増収増益・連続過去最高予想
配信日時:2024/12/16 15:47
配信元:FISCO
*15:47JST NCD Research Memo(7):2025年3月期通期は上方修正して大幅増収増益・連続過去最高予想
■NCD<4783>の今後の見通し
● 2025年3月期通期連結業績予想の概要
2025年3月期通期の連結業績予想は2024年11月8日付で上方修正して、売上高が前期比17.7%増の30,000百万円、営業利益が同27.6%増の2,700百万円、経常利益が同26.2%増の2,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同29.7%増の1,800百万円としている。前回予想(2024年5月13日付期初予想値、売上高が28,000百万円、営業利益が2,200百万円、経常利益が2,200百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,450百万円)に対して、売上高を2,000百万円、営業利益を500百万円、経常利益を500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を350百万円それぞれ上方修正し、前期比大幅増収増益・連続過去最高業績予想とした。全セグメントが好調に推移し、増収効果や収益性向上施策の成果により、人的資本投資や先行投資などによるコスト増加を吸収する見込みだ。
セグメント別(売上高は外部顧客への売上高、セグメント利益は全社費用等調整前営業利益)の計画は、システム開発事業の売上高が前期比23.2%増の12,840百万円、セグメント利益が同29.8%増の2,000百万円(売上高を1,190百万円、セグメント利益を432百万円それぞれ上方修正)、サポート&サービス事業の売上高が同22.4%増の9,470百万円、セグメント利益が同11.6%増の950百万円(売上高を320百万円、セグメント利益を101百万円それぞれ上方修正)、パーキングシステム事業の売上高が同5.4%増の7,690百万円、セグメント利益が同27.6%増の1,640百万円(売上高を490百万円、セグメント利益を24百万円それぞれ上方修正)とし、全セグメントを上方修正した。セグメント利益率はシステム開発事業が前期比0.8ポイント上昇して15.6%、サポート&サービス事業が同1.0ポイント低下して10.0%、パーキングシステム事業が同3.7ポイント上昇して21.3%の見込みだ。パーキングシステム事業は、自治体関連の不採算の指定管理駐輪場からの撤退を進める方針のため小幅増収にとどまるが、価格改定継続や不採算案件縮小などにより収益性が大幅に上昇する見込みだ。
重点戦略として、IT関連事業ではサービスメニュー拡充によるNCDサービスモデルの進化、マネージドサービスセンター適用拡大によるITフルアウトソーシングの推進、中途採用強化やリスキリング促進による高度IT人材の育成、JCSをはじめとするグループ各社とのシナジー創出など、パーキングシステム事業では自営駐輪場を中心とする価格改定の継続、自治体戦略による指定管理駐輪場の収益性改善、BPRによって構築したデータ基盤を活用したデータドリブン経営の実現、ゼネコン・デベロッパー向け広報・営業の強化など、コーポレート部門ではマテリアリティへの取り組み強化による経営への本格実装、人材の確保・育成をはじめとした人材マネジメント力の強化、グループガバナンス態勢の一層の強化などを推進する。
修正後の通期会社予想に対する中間期の進捗率は売上高が49.2%、営業利益が52.0%、経常利益が52.8%、親会社株主に帰属する当期純利益が53.3%である。単純計算すると下期は上期に対して減益の形となるが、これは事業環境全般の不透明感を考慮したことに加え、下期にパーキングシステム事業において一部老朽化した機器の入替に関するコストの発生などを見込んでいるためである。ただし、IT関連事業では企業のDX投資などで受注が引き続き高水準に推移すると予想されること、NCDサービスモデルの進展によって収益性が上昇基調であること、パーキングシステム事業では価格改定や業務効率化などBPRの成果によって一段の収益性向上が予想されることなどを勘案すれば、収益拡大基調に変化はなく、2025年3月期も好業績が期待できると弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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● 2025年3月期通期連結業績予想の概要
2025年3月期通期の連結業績予想は2024年11月8日付で上方修正して、売上高が前期比17.7%増の30,000百万円、営業利益が同27.6%増の2,700百万円、経常利益が同26.2%増の2,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同29.7%増の1,800百万円としている。前回予想(2024年5月13日付期初予想値、売上高が28,000百万円、営業利益が2,200百万円、経常利益が2,200百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,450百万円)に対して、売上高を2,000百万円、営業利益を500百万円、経常利益を500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を350百万円それぞれ上方修正し、前期比大幅増収増益・連続過去最高業績予想とした。全セグメントが好調に推移し、増収効果や収益性向上施策の成果により、人的資本投資や先行投資などによるコスト増加を吸収する見込みだ。
セグメント別(売上高は外部顧客への売上高、セグメント利益は全社費用等調整前営業利益)の計画は、システム開発事業の売上高が前期比23.2%増の12,840百万円、セグメント利益が同29.8%増の2,000百万円(売上高を1,190百万円、セグメント利益を432百万円それぞれ上方修正)、サポート&サービス事業の売上高が同22.4%増の9,470百万円、セグメント利益が同11.6%増の950百万円(売上高を320百万円、セグメント利益を101百万円それぞれ上方修正)、パーキングシステム事業の売上高が同5.4%増の7,690百万円、セグメント利益が同27.6%増の1,640百万円(売上高を490百万円、セグメント利益を24百万円それぞれ上方修正)とし、全セグメントを上方修正した。セグメント利益率はシステム開発事業が前期比0.8ポイント上昇して15.6%、サポート&サービス事業が同1.0ポイント低下して10.0%、パーキングシステム事業が同3.7ポイント上昇して21.3%の見込みだ。パーキングシステム事業は、自治体関連の不採算の指定管理駐輪場からの撤退を進める方針のため小幅増収にとどまるが、価格改定継続や不採算案件縮小などにより収益性が大幅に上昇する見込みだ。
重点戦略として、IT関連事業ではサービスメニュー拡充によるNCDサービスモデルの進化、マネージドサービスセンター適用拡大によるITフルアウトソーシングの推進、中途採用強化やリスキリング促進による高度IT人材の育成、JCSをはじめとするグループ各社とのシナジー創出など、パーキングシステム事業では自営駐輪場を中心とする価格改定の継続、自治体戦略による指定管理駐輪場の収益性改善、BPRによって構築したデータ基盤を活用したデータドリブン経営の実現、ゼネコン・デベロッパー向け広報・営業の強化など、コーポレート部門ではマテリアリティへの取り組み強化による経営への本格実装、人材の確保・育成をはじめとした人材マネジメント力の強化、グループガバナンス態勢の一層の強化などを推進する。
修正後の通期会社予想に対する中間期の進捗率は売上高が49.2%、営業利益が52.0%、経常利益が52.8%、親会社株主に帰属する当期純利益が53.3%である。単純計算すると下期は上期に対して減益の形となるが、これは事業環境全般の不透明感を考慮したことに加え、下期にパーキングシステム事業において一部老朽化した機器の入替に関するコストの発生などを見込んでいるためである。ただし、IT関連事業では企業のDX投資などで受注が引き続き高水準に推移すると予想されること、NCDサービスモデルの進展によって収益性が上昇基調であること、パーキングシステム事業では価格改定や業務効率化などBPRの成果によって一段の収益性向上が予想されることなどを勘案すれば、収益拡大基調に変化はなく、2025年3月期も好業績が期待できると弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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