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レスター:25年3月期2Qは増収営業減益、M&Aにより新規BUを設立
配信日時:2024/12/09 10:49
配信元:FISCO
*10:49JST レスター:25年3月期2Qは増収営業減益、M&Aにより新規BUを設立
情報と技術で、新しい価値、サービスを創造・提供し、社会の発展に貢献することを理念とするレスター<3156>は、「デバイスBU(ビジネスユニット)」と「システムBU」の2セグメント制でグローバルに事業を展開している。デバイスBUでは国内外での半導体・電子部品の販売から多様なラインカードの組み合わせによるシステム提案、技術サポートまで幅広く手掛けるデバイス事業と、自社工場におけるEMS事業を展開している。システムBUでは、放送、教育関連など幅広い層の顧客に対して映像・音響・通信に関わるソリューションなどを提供するシステムソリューション事業、太陽光発電を始めとする再生可能エネルギーの発電やPPAサービスの提供を行うエコソリューション事業を手掛けている。同社は事業戦略の一つとして収益性の高い製品・サービスを幅広く提供していくロングテール戦略を推進しており、これまでの事業活動で培われてきた顧客基盤・商材・セールスネットワークなどが強みとなっている。
2025年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比11.3%増の273,042百万円、営業利益が同3.8%減の6,826百万円となった。トップラインに関しては、複数企業を連結化したことに加えて、既存事業が堅調だったことが寄与した。デバイスBUにおいては、民生の高機能カメラ向けやPC関連、車載向けが好調だった。加えて、顧客の業績回復に伴いEMS事業が復調したことなども増収要因となった。また、システムBUのエコソリューションでは、新電力における電力販売先の拡大、太陽光発電所の拡大及びPPAの新規契約の増加により増収となった。一方、利益面に関しては、デバイスBUにおける販売商品構成の変化や為替変動の影響を受けた。なお、経常利益と親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期比で増益だった。為替差損の減少や子会社清算損に関連する税効果などが寄与した格好だ。
2025年3月期の連結業績は、売上高で前期比9.3%増の560,000百万円、営業利益で同0.4%増の16,000百万円を見込んでいる。上期終了時点の進捗率は、売上高が48.7%、営業利益が42.6%となっている。2024年9月に中期経営計画の柱である4BU体制の新BU「IT&SIerBU」の基盤を担うPCIグループを連結子会社としている。期末に向けては同社の業績も10月より連結ベースのPLに取り込み、業績予想の達成を目指す。配当に関しては、1株当たり120.0円(予想配当利回り5.04%)を予定している。株主還元方針として同社は、DOE4%以上、安定かつ継続的な増配を基本方針として掲げる。今後も、事業拡大に向けた成長投資を実行しながらも、同時に株主還元を拡充していく構えだ。
中期経営方針として同社は、国内外でのM&A・資本提携の実施に加え、グループシナジーの追求により、あらゆるニーズに対応できる「エレクトロニクスの情報プラットフォーマー」になることを目指している。現在のBUに新たにIT&SIerBUとエンジニアリングBUを加えた4BU体制へと変貌を遂げながら、既存事業の成長と事業領域の拡大などに注力していくことにより、2027年3月期に売上高800,000百万円、営業利益率4%以上、ROE12%以上、ROIC7%以上の達成を目指していく。4BU体制への変革に関しては、先述の通りPCIグループの連結化によって順調な進捗を見せている。エンジニアリングBUに関しても今後立ち上げに注力していく方針である。事業セグメントが強化されるなかで同社ソリューションの競争力が高まっていくものと弊社は見ている。
<NH>
2025年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比11.3%増の273,042百万円、営業利益が同3.8%減の6,826百万円となった。トップラインに関しては、複数企業を連結化したことに加えて、既存事業が堅調だったことが寄与した。デバイスBUにおいては、民生の高機能カメラ向けやPC関連、車載向けが好調だった。加えて、顧客の業績回復に伴いEMS事業が復調したことなども増収要因となった。また、システムBUのエコソリューションでは、新電力における電力販売先の拡大、太陽光発電所の拡大及びPPAの新規契約の増加により増収となった。一方、利益面に関しては、デバイスBUにおける販売商品構成の変化や為替変動の影響を受けた。なお、経常利益と親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期比で増益だった。為替差損の減少や子会社清算損に関連する税効果などが寄与した格好だ。
2025年3月期の連結業績は、売上高で前期比9.3%増の560,000百万円、営業利益で同0.4%増の16,000百万円を見込んでいる。上期終了時点の進捗率は、売上高が48.7%、営業利益が42.6%となっている。2024年9月に中期経営計画の柱である4BU体制の新BU「IT&SIerBU」の基盤を担うPCIグループを連結子会社としている。期末に向けては同社の業績も10月より連結ベースのPLに取り込み、業績予想の達成を目指す。配当に関しては、1株当たり120.0円(予想配当利回り5.04%)を予定している。株主還元方針として同社は、DOE4%以上、安定かつ継続的な増配を基本方針として掲げる。今後も、事業拡大に向けた成長投資を実行しながらも、同時に株主還元を拡充していく構えだ。
中期経営方針として同社は、国内外でのM&A・資本提携の実施に加え、グループシナジーの追求により、あらゆるニーズに対応できる「エレクトロニクスの情報プラットフォーマー」になることを目指している。現在のBUに新たにIT&SIerBUとエンジニアリングBUを加えた4BU体制へと変貌を遂げながら、既存事業の成長と事業領域の拡大などに注力していくことにより、2027年3月期に売上高800,000百万円、営業利益率4%以上、ROE12%以上、ROIC7%以上の達成を目指していく。4BU体制への変革に関しては、先述の通りPCIグループの連結化によって順調な進捗を見せている。エンジニアリングBUに関しても今後立ち上げに注力していく方針である。事業セグメントが強化されるなかで同社ソリューションの競争力が高まっていくものと弊社は見ている。
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