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【↓】日経平均 大引け| 反落、円高進行で一時3万8000円割れ (11月29日)

配信日時:2024/11/29 16:38 配信元:MINKABU
日経平均株価 始値  38205.08 高値  38270.06(12:32) 安値  37986.97(09:52) 大引け 38208.03(前日比 -141.03 、 -0.37% ) 売買高  16億2460万株 (東証プライム概算) 売買代金  3兆5973億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は141円安と反落、一時3万7900円台に下落  2.東京都区部CPIが予想上回り為替は149円台に円高が進む場面も  3.売り一巡後は週末要因もあり3万8200円前後で一進一退  4.ディスコや東エレク、レーザーテクなど半導体関連株が安い  5.三菱UFJや三井住友FG、第一生命HDなど金融株は買われる ■東京市場概況  前日の米国市場は、感謝祭(サンクスギビング)の祝日で休場だった。  東京市場では、日経平均株価は反落。為替市場で円高が進行したことが嫌気され、輸出関連株などが安く一時3万8000円割れに下落した。  前日の米株式市場は感謝祭で休場となり、やや手掛かり材料難だったが、円高の進行が警戒され、日経平均は反落してスタート。特に、朝方に発表された11月の東京都区部消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、12月の日銀金融政策決定会合での利上げ思惑も強まるなか、一段と円高が進み一時1ドル=150円を割り込んだ。円高が警戒され、日経平均は午前9時50分過ぎに3万7986円まで売り込まれた。ただ、下値では値頃感も強まり、売り一巡後は3万8000円台に値を戻した。後場に入ってからは、週末で様子見姿勢も台頭するなか3万8200円前後での一進一退が続いた。半導体関連株が安く、自動車、機械といった輸出関連株が値を下げる一方、銀行や生損保など金融株が堅調だった。  個別銘柄では、ディスコ<6146>やレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>が安く、SCREENホールディングス<7735>やルネサスエレクトロニクス<6723>が値を下げた。三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>が軟調、トヨタ自動車<7203>や日産自動車<7201>、ホンダ<7267>が下落した。ファナック<6954>やキーエンス<6861>も売られた。三菱商事<8058>や商船三井<9104>、セブン&アイ・ホールディングス<3382>も軟調だった。  半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>が高く、第一生命ホールディングス<8750>やSOMPOホールディングス<8630>が値を上げた。ニトリホールディングス<9843>やサンリオ<8136>が高く、リクルートホールディングス<6098>や東京ガス<9531>、古河電気工業<5801>が買われた。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098>、NTTデータ <9613>、アドテスト <6857>、ニトリHD <9843>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約47円。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、SBG <9984>、トヨタ <7203>、キッコマン <2801>、ソニーG <6758>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約91円。  東証33業種のうち上昇は12業種。上昇率の上位5業種は(1)銀行業、(2)保険業、(3)繊維製品、(4)サービス業、(5)電気・ガス業。一方、下落率の上位5業種は(1)輸送用機器、(2)機械、(3)精密機器、(4)電気機器、(5)海運業。 ■個別材料株 △グッドコムA <3475> [東証P]  24年10月期業績は営業利益が計画上振れ。 △ワールド <3612> [東証P]  三菱商事ファッションを買収へ。 △パークシャ <3993> [東証P]  グループ会社が大日印 <7912> と協業開始。 △ヘッドウォ <4011> [東証G]  BTM <5247> との資本・業務提携契約締結との株式分割を好感。 △邦チタ <5727> [東証P]  「日本製チタンに勢い」との報道。 △JEH <5889> [東証S]  東証プライム市場への市場区分変更を申請。 △ウェルスナビ <7342> [東証G]  三菱UFJによる買収報道で関心が向かう。 △ノーリツ鋼機 <7744> [東証P]  業績予想を再度の上方修正へ。 △ラストワンM <9252> [東証G]  復配発表と中計発表で投資資金呼び込む。 △ユーラシア <9376> [東証S]  中国短期ビザ免除を翌日に控え思惑物色。 ▼ユニチカ <3103> [東証P]  官民ファンドへの優先株発行による希薄化意識。 ▼日産自 <7201> [東証P]  ムーディーズが格付け見通し引き下げ。  東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ワールド <3612>、(2)アイチコーポ <6345>、(3)グッドコムA <3475>、(4)寿スピリッツ <2222>、(5)T&Gニーズ <4331>、(6)トリケミカル <4369>、(7)サンリオ <8136>、(8)ネットプロ <7383>、(9)パークシャ <3993>、(10)楽天銀 <5838>。  値下がり率上位10傑は(1)ユニチカ <3103>、(2)さくらネット <3778>、(3)ダイヤHD <6699>、(4)WSCOPE <6619>、(5)人・夢・技術 <9248>、(6)ローツェ <6323>、(7)TOREX <6616>、(8)ジャノメ <6445>、(9)リガクHD <268A>、(10)三井E&S <7003>。 【大引け】  日経平均は前日比141.03円(0.37%)安の3万8208.03円。TOPIXは前日比6.57(0.24%)安の2680.71。出来高は概算で16億2460万株。東証プライムの値上がり銘柄数は663、値下がり銘柄数は931となった。東証グロース250指数は643.97ポイント(9.59ポイント高)。 [2024年11月29日] 株探ニュース

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