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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、ウクライナ情勢の緊迫化などを警戒
配信日時:2024/11/29 10:21
配信元:FISCO
*10:21JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、ウクライナ情勢の緊迫化などを警戒
【ブラジル】ボベスパ指数 124610.41 +2.40%
28日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比2.40%(3058.20ポイント)高の124610.41で引けた。日中の取引レンジは124,389.63-127,667.73となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ウクライナ情勢の緊迫化が警戒され、リスク回避の売りが優勢。また、インフレ加速も圧迫材料となった。11月のFGVインフレIGPMの上昇率(前年同月比)は6.33%となり、前月の5.59%と予想の6.19%を上回った。ほかに、通貨レアル安の進行がブラジル株の売り圧力を高めた。
【ロシア】MOEX指数 2547.88 +2.24%
28のロシア株式市場は上昇。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比2.24%(55.88ポイント)高の2547.88となった。日中の取引レンジは2,502.00-2,560.55となった。
買いが先行した後狭いレンジでもみ合った。経済指標の改善が支援材料。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は4.8%となり、前月と予想の3.2%を上回った。また、通貨ルーブル高の進行もロシア株の物色手掛かりとなった。
【インド】SENSEX指数 79043.74 -1.48%
28日のインドSENSEX指数は下落。前日比1190.34ポイント安(-1.48%)の79043.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同360.75ポイント安(-1.49%)の23914.15で取引を終えた。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。ウクライナ情勢の緊迫化を受け、リスク回避の売りが広がった。ロシアのプーチン大統領は28日、新型の中距離弾道ミサイル「オレシュニク」を使ってウクライナの「意思決定の中枢」を攻撃する可能性があると発言。また、外国人投資家(FII)が売り越しに転じたことも圧迫材料となった。ほかに、7-9月期の国内総生産(GDP)が翌29日に発表されるため、積極的な買いも手控えられた。7-9月期のGDP成長率は前期の6.7%から6.5%に鈍化すると予測されている。
【中国本土】上海総合指数 3295.70(-0.43%)
28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比14.08ポイント安(-0.43%)の3295.70ポイントと反落した。
指標発表前に買いが手控えられる流れ。中国では週末30日に11月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)と非製造業PMI、12月2日に民間集計の財新・中国製造業PMI、4日に財新・中国サービス業PMIが発表される予定だ。ほか、米中対立激化の警戒感もくすぶっている。ただ、下値は限定的。追加経済対策に対する期待感や、企業業績の持ち直し期待などが支えとなっている。当局は経済成長目標達成のため、金融・財政政策を強めるとの見方だ。金融政策に関しては、年内に預金準備率が引き下げられるとの観測も流れている。
<AK>
28日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比2.40%(3058.20ポイント)高の124610.41で引けた。日中の取引レンジは124,389.63-127,667.73となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ウクライナ情勢の緊迫化が警戒され、リスク回避の売りが優勢。また、インフレ加速も圧迫材料となった。11月のFGVインフレIGPMの上昇率(前年同月比)は6.33%となり、前月の5.59%と予想の6.19%を上回った。ほかに、通貨レアル安の進行がブラジル株の売り圧力を高めた。
【ロシア】MOEX指数 2547.88 +2.24%
28のロシア株式市場は上昇。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比2.24%(55.88ポイント)高の2547.88となった。日中の取引レンジは2,502.00-2,560.55となった。
買いが先行した後狭いレンジでもみ合った。経済指標の改善が支援材料。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は4.8%となり、前月と予想の3.2%を上回った。また、通貨ルーブル高の進行もロシア株の物色手掛かりとなった。
【インド】SENSEX指数 79043.74 -1.48%
28日のインドSENSEX指数は下落。前日比1190.34ポイント安(-1.48%)の79043.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同360.75ポイント安(-1.49%)の23914.15で取引を終えた。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。ウクライナ情勢の緊迫化を受け、リスク回避の売りが広がった。ロシアのプーチン大統領は28日、新型の中距離弾道ミサイル「オレシュニク」を使ってウクライナの「意思決定の中枢」を攻撃する可能性があると発言。また、外国人投資家(FII)が売り越しに転じたことも圧迫材料となった。ほかに、7-9月期の国内総生産(GDP)が翌29日に発表されるため、積極的な買いも手控えられた。7-9月期のGDP成長率は前期の6.7%から6.5%に鈍化すると予測されている。
【中国本土】上海総合指数 3295.70(-0.43%)
28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比14.08ポイント安(-0.43%)の3295.70ポイントと反落した。
指標発表前に買いが手控えられる流れ。中国では週末30日に11月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)と非製造業PMI、12月2日に民間集計の財新・中国製造業PMI、4日に財新・中国サービス業PMIが発表される予定だ。ほか、米中対立激化の警戒感もくすぶっている。ただ、下値は限定的。追加経済対策に対する期待感や、企業業績の持ち直し期待などが支えとなっている。当局は経済成長目標達成のため、金融・財政政策を強めるとの見方だ。金融政策に関しては、年内に預金準備率が引き下げられるとの観測も流れている。
<AK>
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