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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は大幅続落、ウクライナ情勢の緊迫化が警戒
配信日時:2024/11/20 09:43
配信元:FISCO
*09:43JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は大幅続落、ウクライナ情勢の緊迫化が警戒
【ブラジル】ボベスパ指数 128197.25 +0.34%
19日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比429.06ポイント高(+0.34%)の128197.25で引けた。日中の取引レンジは127,234.80-128,579.47となった。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料となった。一方、指数の上値は重い。ウクライナ情勢の緊迫化などが警戒されたほか、インフレ率の加速懸念が引き続き指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2630.51 -3.32%
19のロシア株式市場は大幅続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比90.26ポイント安(-3.32%)の2630.51となった。日中の取引レンジは2,623.59-2,716.38となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ウクライナ情勢の緊迫化が警戒され、リスク回避の売りが広がった。プーチン大統領は19日、核兵器の使用条件を定めた「核ドクトリン」を改訂。核使用のハードルを下げた。これは米政府などへの対抗措置だとみられている。米政府は17日、長距離射程兵器でロシア領内を攻撃することを許可。ロシア国防相は19日、ウクライナ軍がロシア西部の軍事施設を狙い、米国製の長距離地対地ミサイル「ATACMS」を撃ち込んだと発表した。また、通貨ルーブル安の進行も圧迫材料となった。
【インド】SENSEX指数 77578.38 +0.31%
19日のインドSENSEX指数は強含み。前日比239.37ポイント高(+0.31%)の77578.38、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同64.70ポイント高(+0.28%)の23518.50で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を縮小させた。金融緩和への期待が高まっていることが指数をサポート。財務省はこのほど、「市中銀行の貸出金利を引き下げるべきだ」との意見を述べた。また、失業率の低下も好感された。7-9月期の都市部失業率は6.4%に低下し、6年ぶりの低水準を記録した。
【中国本土】上海総合指数 3346.01 +0.67%
19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比22.16ポイント高(+0.67%)の3346.01ポイントと4日ぶりに反発した。
中国の追加経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国政府系メディアが18日報じたところによれば、財政部は主要インフラプロジェクトの資金需要に対応するため、2025年に予定する地方政府の特別債発行枠を一部前倒しで割り当てる。また、複数のブローカーは先ごろ、中国金融当局は11-12月に預金準備率を再度引き下げるとの見通しを示した。米中対立の激化懸念や、人民元安進行の警戒感などで安く推移していたが、指数は引けにかけて買いが優勢となっている。
<CS>
19日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比429.06ポイント高(+0.34%)の128197.25で引けた。日中の取引レンジは127,234.80-128,579.47となった。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料となった。一方、指数の上値は重い。ウクライナ情勢の緊迫化などが警戒されたほか、インフレ率の加速懸念が引き続き指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2630.51 -3.32%
19のロシア株式市場は大幅続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比90.26ポイント安(-3.32%)の2630.51となった。日中の取引レンジは2,623.59-2,716.38となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ウクライナ情勢の緊迫化が警戒され、リスク回避の売りが広がった。プーチン大統領は19日、核兵器の使用条件を定めた「核ドクトリン」を改訂。核使用のハードルを下げた。これは米政府などへの対抗措置だとみられている。米政府は17日、長距離射程兵器でロシア領内を攻撃することを許可。ロシア国防相は19日、ウクライナ軍がロシア西部の軍事施設を狙い、米国製の長距離地対地ミサイル「ATACMS」を撃ち込んだと発表した。また、通貨ルーブル安の進行も圧迫材料となった。
【インド】SENSEX指数 77578.38 +0.31%
19日のインドSENSEX指数は強含み。前日比239.37ポイント高(+0.31%)の77578.38、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同64.70ポイント高(+0.28%)の23518.50で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を縮小させた。金融緩和への期待が高まっていることが指数をサポート。財務省はこのほど、「市中銀行の貸出金利を引き下げるべきだ」との意見を述べた。また、失業率の低下も好感された。7-9月期の都市部失業率は6.4%に低下し、6年ぶりの低水準を記録した。
【中国本土】上海総合指数 3346.01 +0.67%
19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比22.16ポイント高(+0.67%)の3346.01ポイントと4日ぶりに反発した。
中国の追加経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国政府系メディアが18日報じたところによれば、財政部は主要インフラプロジェクトの資金需要に対応するため、2025年に予定する地方政府の特別債発行枠を一部前倒しで割り当てる。また、複数のブローカーは先ごろ、中国金融当局は11-12月に預金準備率を再度引き下げるとの見通しを示した。米中対立の激化懸念や、人民元安進行の警戒感などで安く推移していたが、指数は引けにかけて買いが優勢となっている。
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