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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は6日ぶりに反落、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり
配信日時:2024/11/13 10:04
配信元:FISCO
*10:04JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は6日ぶりに反落、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり
【ブラジル】ボベスパ指数 127698.32 -0.14%
12日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比175.38ポイント安(-0.14%)の127698.32で引けた。日中の取引レンジは127,411.09-128,209.92となった。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。海外株の下落が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、弱い経済指標も指数の足かせに。9月の小売売上高の増加率(前年同月比)は前月の5.3%(改定値)から2.1%に低下し、予想の3.7%を下回った。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇などが指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 2785.31 -1.03%
12日のロシア株式市場は6日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比28.55ポイント安(-1.03%)の2756.76となった。日中の取引レンジは2,747.76-2,779.92となった。
売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、貿易黒字の縮小や輸出額の減少なども警戒された。9月の輸出額は345億米ドルとなり、前月の350億米ドルと予想の391億米ドルを下回った。ほかに、欧米市場の下落などもロシア株の売り圧力を高めた。
【インド】SENSEX指数 78675.18(-1.03%)
12日のインド株式市場は下落。前日比820.97ポイント安(-1.03%)の78675.18、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同257.85ポイント安(-1.07%)の23883.45で取引を終えた。
朝方はプラス圏で推移したが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の売り継続が圧迫材料。FIIはこの日まで30日連続の売り越しとなった。また、9月の鉱工業生産などがこの日の取引終了後に発表される予定となり、慎重ムードも強い。なお、9月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月のマイナス0.1%からプラス3.1%に回復し、予想のプラス2.5%を上回った。一方、10月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前月の5.49%から6.21%に上昇し、予想の5.90%を上回った。
【中国本土】上海総合指数 3421.97 -1.39%
12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比48.10ポイント安(-1.39%)の3421.97ポイントと反落した。
米国の対中圧力強化が警戒される流れ。次期トランプ政権の人事を巡っては、国務長官に対中強硬派のマルコ・ルビオ上院議員を指名する見通しと伝わった。そのほか、重要ポストに対中強硬派で知られる議員らの名前が相次ぎ挙げられている。人民元安の進行もマイナス材料。12日の外国為替市場では、対米ドルの人民元安が一段と進み、8月1日以来の元安水準で推移している。中国は追加の景気刺激策を打ち出すとの期待感などで前場は買われる場面がみられたものの、上値は重く、指数は後場に入り下げ幅を広げた。
<CS>
12日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比175.38ポイント安(-0.14%)の127698.32で引けた。日中の取引レンジは127,411.09-128,209.92となった。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。海外株の下落が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、弱い経済指標も指数の足かせに。9月の小売売上高の増加率(前年同月比)は前月の5.3%(改定値)から2.1%に低下し、予想の3.7%を下回った。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇などが指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 2785.31 -1.03%
12日のロシア株式市場は6日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比28.55ポイント安(-1.03%)の2756.76となった。日中の取引レンジは2,747.76-2,779.92となった。
売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、貿易黒字の縮小や輸出額の減少なども警戒された。9月の輸出額は345億米ドルとなり、前月の350億米ドルと予想の391億米ドルを下回った。ほかに、欧米市場の下落などもロシア株の売り圧力を高めた。
【インド】SENSEX指数 78675.18(-1.03%)
12日のインド株式市場は下落。前日比820.97ポイント安(-1.03%)の78675.18、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同257.85ポイント安(-1.07%)の23883.45で取引を終えた。
朝方はプラス圏で推移したが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の売り継続が圧迫材料。FIIはこの日まで30日連続の売り越しとなった。また、9月の鉱工業生産などがこの日の取引終了後に発表される予定となり、慎重ムードも強い。なお、9月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月のマイナス0.1%からプラス3.1%に回復し、予想のプラス2.5%を上回った。一方、10月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前月の5.49%から6.21%に上昇し、予想の5.90%を上回った。
【中国本土】上海総合指数 3421.97 -1.39%
12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比48.10ポイント安(-1.39%)の3421.97ポイントと反落した。
米国の対中圧力強化が警戒される流れ。次期トランプ政権の人事を巡っては、国務長官に対中強硬派のマルコ・ルビオ上院議員を指名する見通しと伝わった。そのほか、重要ポストに対中強硬派で知られる議員らの名前が相次ぎ挙げられている。人民元安の進行もマイナス材料。12日の外国為替市場では、対米ドルの人民元安が一段と進み、8月1日以来の元安水準で推移している。中国は追加の景気刺激策を打ち出すとの期待感などで前場は買われる場面がみられたものの、上値は重く、指数は後場に入り下げ幅を広げた。
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