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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均4万円回復も中小型株は手掛けづらい~
配信日時:2024/10/16 08:48
配信元:FISCO
*08:48JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均4万円回復も中小型株は手掛けづらい~
16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■日経平均4万円回復も中小型株は手掛けづらい
■東宝、25/2上方修正 営業利益620←550億円
■前場の注目材料:NTT、NTT東日本、工事現場にローカル5G提供、可搬型基地局に集約
■日経平均4万円回復も中小型株は手掛けづらい
16日の日本株市場は前日から一変、ギャップダウンから始まり、39000円水準での攻防が意識されそうだ。15日の米国市場はNYダウが324ドル安、ナスダックは187ポイント安だった。半導体のエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズは、米政府が国別輸出規制を検討しているとの報道が嫌気されたほか、正式な発表前に明らかになった決算で、オランダのASMLホールディングの受注額が予想を大幅に下回り、2025年12月通期の売上高見通しを引下げたため、半導体セクターへの警戒感が強まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比955円安の38955円。円相場は1ドル149円20銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行することになりそうだ。昨日は9月27日の戻り高値を突破し、一時節目の4万円を回復したことで、目先的には達成感があったと考えられる。ただし、日経225先物はナイトセッションで39000円を割り込むなか、ポジションを圧縮させる動きが強まりそうである。また、足もとでリバウンド基調を強めてきた半導体株が売られる形となるため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価の重荷になる。
昨日は東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>が日経平均株価をけん引する形だったが、本日は揃って売りに押される可能性が高い。もっとも、朝方はインデックスに絡んだ売りの影響を受けることになるが、米国ではアップルなど大型テック株の一角が買われている。また、NYダウが324ドル安となったが、ユナイテッドヘルスが8%を超える下落となったインパクトがほとんどである。ボーイングやウォルマートなども買われおり、全体へ売りが波及する流れにはならないだろう。
そのため、内需系などTOPIX型に買いが入りやすいところであり、日経平均株価の下落ほどセンチメントを冷ます動きにはならないだろう。日経平均株価は売り一巡後に39000円が支持線として意識されてくるようだと、押し目待ち狙いの買いに向かわせそうだ。また、決算を手掛かりとした個別物色にも向かわせやすく、昨夕発表したところではドトル日レス<3087>、進和<7607>、アスタリスク<6522>、前沢工<6489>、グッドパッチ<7351>、カーブスHD<7085>、ALiNK<7077>、パルHD<2726>、古野電気<6814>、TREHD<9247>などが注目される。
■東宝、25/2上方修正 営業利益620←550億円
東宝<9602>は2025年2月期業績予想の修正を発表。営業収入は2800億円から2970億円、営業利益を550億円から620億円に上方修正した。主力の映画事業において「変な家」「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」「キングダム 大将軍の帰還」「ラストマイル」等の大ヒットに加え、前連結会計年度からの続映となる「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」が興行収入115億円超と想定を超えるヒット。また世界的ヒットとなった「ゴジラ-1.0」の配信プラットフォームへの販売が国内・海外とも大きく伸長した。営業利益はコンセンサスの範囲内。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(39910.55、+304.75)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・NTT<9432>NTT東日本、工事現場にローカル5G提供、可搬型基地局に集約
・ミツバ<7280>米にブラシレスファンモーターの新ライン、電動車向け高出力
・大阪ガス<9532>米新興に出資、天然水素事業化探る
・住友商事<8053>米に再生エネ合弁、太陽光・蓄電所開発
・NTTデータG<9613>NTTデータインク 、ブラジルコンサル買収、クラウド関連強化
・富士ソフト<9749>ベインのTOB提案「真摯に検討」、KKR提示額上回る
・不二越<6474>歯車研削盤を投入、車用減速機向け高精度
・ニデック<6594>中国・日本・米国・インドに工作機械展示場
・三菱電機<6503>「光エンジン」、米社とチップセット開発
・NEC<6701>生成AI×デジタルヒューマン、アイシンと開発
・メルカリ<4385>高知銀行と、デジタルで地域活性化
・住友化学<4005>農薬を持続可能に、「スミチオン」次世代も主力
・大東建託<1878>直交集成板の活用を拡大、28年に8倍、環境性能訴求
・Mipox<5381>モノづくり現場、生産革新・脱炭素社会への挑戦
・神戸鋼<5406>銅板条製品を値上げ、来年4月納入分から
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 8月コア機械受注(前月比予想:+0.1%、7月:-0.1%)
・10:30 安達日銀審議委員あいさつ
<海外>
・特になし <ST>
■日経平均4万円回復も中小型株は手掛けづらい
■東宝、25/2上方修正 営業利益620←550億円
■前場の注目材料:NTT、NTT東日本、工事現場にローカル5G提供、可搬型基地局に集約
■日経平均4万円回復も中小型株は手掛けづらい
16日の日本株市場は前日から一変、ギャップダウンから始まり、39000円水準での攻防が意識されそうだ。15日の米国市場はNYダウが324ドル安、ナスダックは187ポイント安だった。半導体のエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズは、米政府が国別輸出規制を検討しているとの報道が嫌気されたほか、正式な発表前に明らかになった決算で、オランダのASMLホールディングの受注額が予想を大幅に下回り、2025年12月通期の売上高見通しを引下げたため、半導体セクターへの警戒感が強まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比955円安の38955円。円相場は1ドル149円20銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行することになりそうだ。昨日は9月27日の戻り高値を突破し、一時節目の4万円を回復したことで、目先的には達成感があったと考えられる。ただし、日経225先物はナイトセッションで39000円を割り込むなか、ポジションを圧縮させる動きが強まりそうである。また、足もとでリバウンド基調を強めてきた半導体株が売られる形となるため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価の重荷になる。
昨日は東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>が日経平均株価をけん引する形だったが、本日は揃って売りに押される可能性が高い。もっとも、朝方はインデックスに絡んだ売りの影響を受けることになるが、米国ではアップルなど大型テック株の一角が買われている。また、NYダウが324ドル安となったが、ユナイテッドヘルスが8%を超える下落となったインパクトがほとんどである。ボーイングやウォルマートなども買われおり、全体へ売りが波及する流れにはならないだろう。
そのため、内需系などTOPIX型に買いが入りやすいところであり、日経平均株価の下落ほどセンチメントを冷ます動きにはならないだろう。日経平均株価は売り一巡後に39000円が支持線として意識されてくるようだと、押し目待ち狙いの買いに向かわせそうだ。また、決算を手掛かりとした個別物色にも向かわせやすく、昨夕発表したところではドトル日レス<3087>、進和<7607>、アスタリスク<6522>、前沢工<6489>、グッドパッチ<7351>、カーブスHD<7085>、ALiNK<7077>、パルHD<2726>、古野電気<6814>、TREHD<9247>などが注目される。
■東宝、25/2上方修正 営業利益620←550億円
東宝<9602>は2025年2月期業績予想の修正を発表。営業収入は2800億円から2970億円、営業利益を550億円から620億円に上方修正した。主力の映画事業において「変な家」「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」「キングダム 大将軍の帰還」「ラストマイル」等の大ヒットに加え、前連結会計年度からの続映となる「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」が興行収入115億円超と想定を超えるヒット。また世界的ヒットとなった「ゴジラ-1.0」の配信プラットフォームへの販売が国内・海外とも大きく伸長した。営業利益はコンセンサスの範囲内。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(39910.55、+304.75)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・NTT<9432>NTT東日本、工事現場にローカル5G提供、可搬型基地局に集約
・ミツバ<7280>米にブラシレスファンモーターの新ライン、電動車向け高出力
・大阪ガス<9532>米新興に出資、天然水素事業化探る
・住友商事<8053>米に再生エネ合弁、太陽光・蓄電所開発
・NTTデータG<9613>NTTデータインク 、ブラジルコンサル買収、クラウド関連強化
・富士ソフト<9749>ベインのTOB提案「真摯に検討」、KKR提示額上回る
・不二越<6474>歯車研削盤を投入、車用減速機向け高精度
・ニデック<6594>中国・日本・米国・インドに工作機械展示場
・三菱電機<6503>「光エンジン」、米社とチップセット開発
・NEC<6701>生成AI×デジタルヒューマン、アイシンと開発
・メルカリ<4385>高知銀行と、デジタルで地域活性化
・住友化学<4005>農薬を持続可能に、「スミチオン」次世代も主力
・大東建託<1878>直交集成板の活用を拡大、28年に8倍、環境性能訴求
・Mipox<5381>モノづくり現場、生産革新・脱炭素社会への挑戦
・神戸鋼<5406>銅板条製品を値上げ、来年4月納入分から
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 8月コア機械受注(前月比予想:+0.1%、7月:-0.1%)
・10:30 安達日銀審議委員あいさつ
<海外>
・特になし <ST>
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