後場の投資戦略

買い優勢も中東情勢への警戒や米雇用統計発表控えて上値重い

配信日時:2024/10/04 12:23 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;38732.41;+180.35TOPIX;2698.92;+15.21


[後場の投資戦略]

 後場の東京市場は、買い手の乏しい状況が続きそうで、日経平均も上値の重い展開を想定しておきたい。外国為替市場でドル円が146円台で推移しており、一旦は輸出関連株などの下支え要因となっている。また、大型連休の国慶節に突入した中国だが、連休前には景気刺激策の追い風から中国株が急騰、米国での利下げに伴って投資家心理は改善傾向にあろう。ただ、中東の情勢が緊迫化して警戒感が広がる中、本日午後には石破首相の所信表明演説が行われる。経済政策やエネルギー政策は岸田前政権の方針を踏襲する考えを示しているが、マーケット関係者も注目しておきたいところ。また、米国では9月米雇用統計が発表されることから、後場の日経平均は積極的に買い進む動きは想定しにくそうだ。 <AK>

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