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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅続落、原油価格の大幅安も資源セクターの売り手掛かり
配信日時:2024/09/04 09:47
配信元:FISCO
*09:47JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅続落、原油価格の大幅安も資源セクターの売り手掛かり
【ブラジル】ボベスパ指数 134353.48 -0.41%
3日のブラジル株式市場は小幅続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比552.58ポイント安(-0.41%)の134353.48で引けた。日中の取引レンジは134,171.30-135,010.55となっ
た。
おおむねマイナス圏で推移し、終盤は下げ幅を拡大させた。欧米株安や米経済のハードランディング(硬着陸)懸念が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、原油価格の大幅安も資源セクターの売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。成長率の上振れが好感された。4-6月期の国内総生産(GDP)成長率は3.3%となり、前期の2.5%と予想の2.7%を上回った。
【ロシア】MOEX指数 2524.38 -0.81%
3日のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比20.69ポイント安(-0.81%)の2524.38ポイントで引けた。日中の取引レンジは2512.70-2603.01となった。
中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。原油価格の大幅下落が資源セクターの売り手掛かり。また、8月のS&Pグローバル総合購買担当者景気指数(PMI)が翌4日に発表されるため、見極めるムードも強まった。一方、最近の下落で値ごろ感が強まり、一段の下値を模索する展開も見られなかった。
【インド】SENSEX指数 82555.44 -0.01%
3日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比4.41ポイント安(-0.01%)の82555.44、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.15ポイント高(+0.01%)の25279.85で取引を終えた。
売りが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。弱い経済指標が嫌気された。8月のHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI、確定値)は57.5となり、前月の58.1を下回った。また、成長予想の下方修正も足かせに。野村インターナショナルは最新リポートで、2024年度のインド成長予想をこれまでの6.9%から6.7%に引き下げた。4-6月期の成長率が6.7%にとどまり、予想の6.9%と前期の7.8%を下回ったことが下方修正の理由として挙げられている。
【中国本土】上海総合指数 2802.98 -0.29%
3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.06ポイント安(-0.29%)の2802.98ポイントと続落した。2月6日以来、約7カ月ぶりの安値水準を切り下げている。
前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国の景気懸念や、中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収が引き続き重しとなった。人民銀が3日に実施したリバースレポを通じた資金供給は12億人民元にとどまり、満期分との差し引きで4713億人民元の資金を吸収。人民銀は前日も資金吸収している。ただ、下値は限定的。指数はこのところの下げが大きかっただけに、自律反発狙いの買いも散見される。また、政府は今年のGDP成長目標「5.0%前後」を達成させるため、財政出動など一段の支援策を打ち出すとの見方も一部に広がった。
<CS>
3日のブラジル株式市場は小幅続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比552.58ポイント安(-0.41%)の134353.48で引けた。日中の取引レンジは134,171.30-135,010.55となっ
た。
おおむねマイナス圏で推移し、終盤は下げ幅を拡大させた。欧米株安や米経済のハードランディング(硬着陸)懸念が警戒され、ブラジル株にも売りが広がった。また、原油価格の大幅安も資源セクターの売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。成長率の上振れが好感された。4-6月期の国内総生産(GDP)成長率は3.3%となり、前期の2.5%と予想の2.7%を上回った。
【ロシア】MOEX指数 2524.38 -0.81%
3日のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比20.69ポイント安(-0.81%)の2524.38ポイントで引けた。日中の取引レンジは2512.70-2603.01となった。
中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。原油価格の大幅下落が資源セクターの売り手掛かり。また、8月のS&Pグローバル総合購買担当者景気指数(PMI)が翌4日に発表されるため、見極めるムードも強まった。一方、最近の下落で値ごろ感が強まり、一段の下値を模索する展開も見られなかった。
【インド】SENSEX指数 82555.44 -0.01%
3日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比4.41ポイント安(-0.01%)の82555.44、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.15ポイント高(+0.01%)の25279.85で取引を終えた。
売りが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。弱い経済指標が嫌気された。8月のHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI、確定値)は57.5となり、前月の58.1を下回った。また、成長予想の下方修正も足かせに。野村インターナショナルは最新リポートで、2024年度のインド成長予想をこれまでの6.9%から6.7%に引き下げた。4-6月期の成長率が6.7%にとどまり、予想の6.9%と前期の7.8%を下回ったことが下方修正の理由として挙げられている。
【中国本土】上海総合指数 2802.98 -0.29%
3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.06ポイント安(-0.29%)の2802.98ポイントと続落した。2月6日以来、約7カ月ぶりの安値水準を切り下げている。
前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国の景気懸念や、中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収が引き続き重しとなった。人民銀が3日に実施したリバースレポを通じた資金供給は12億人民元にとどまり、満期分との差し引きで4713億人民元の資金を吸収。人民銀は前日も資金吸収している。ただ、下値は限定的。指数はこのところの下げが大きかっただけに、自律反発狙いの買いも散見される。また、政府は今年のGDP成長目標「5.0%前後」を達成させるため、財政出動など一段の支援策を打ち出すとの見方も一部に広がった。
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